放課後───
瀬戸 奏羽
杏!帰ろ
早乙女 杏
先輩…ごめんなさい…
早乙女 杏
今日は洸と帰る約束してて
瀬戸 奏羽
だーめ!これからずっと俺と一緒に帰るんだから
早乙女 杏
あの…私、先輩と付き合う気はありませんよ
瀬戸 奏羽
え?
早乙女 洸
先輩も少ししつこくないですか?
瀬戸 奏羽
…っ
早乙女 杏
洸///
相河 真那
奏羽!お試しなんて辞めなよ
瀬戸 奏羽
真那…?なんでいんだよ
相河 真那
たまたま通りかかったの
早乙女 洸
杏は断れないんですよ
早乙女 洸
それを良いようにグイグイいったところで杏は瀬戸先輩のこと好きになったりしませんよ
瀬戸 奏羽
まるで杏の好きな人を知ってるような言い方だな
早乙女 洸
知ってますよ?双子なんで
早乙女 杏
( 私の好きな人///洸だよ
相河 真那
奏羽は今日は私と帰ろ?
早乙女 洸
( 相河先輩積極的じゃん笑
瀬戸 奏羽
…っは?
相河 真那
決定!じゃあね!早乙女さん
早乙女 杏
はい
相河先輩は瀬戸先輩と教室を出ていった───
洸と帰るのもかなり久しく感じた
早乙女 洸
なぁ、杏
早乙女 杏
なに?
早乙女 洸
俺ら結婚出来ねぇよ?
早乙女 杏
わかってるよ
早乙女 洸
いいの?
早乙女 杏
いいよ
早乙女 洸
子供欲しいんじゃねぇの?
早乙女 杏
欲しいね
早乙女 洸
俺とじゃ無理だよ?
わかってることばかり聞いてくる洸───
俺もわかってはいる 杏とは結婚出来なければ
子供を作ることも出来ない
俺はそれでも杏さえいればいいと思っていた───
今でも思ってる
けど、杏は───?
俺の勝手な未来予想図に杏を入れてはいけない───
早乙女 杏
私…別に子供いらない…
早乙女 洸
え?
嘘だとすぐわかった
「大好きな人と結婚して大好きな人の子供産むのが私の夢」
前に友達と語っていたのを知ってる
早乙女 洸
無理に俺に合わせんな!
早乙女 杏
え…?
早乙女 洸
ううん…帰ろ
その日の夜───
俺は母親と2人で話す
早乙女 杏子
どうしたの?
早乙女 洸
俺県外の大学に行くわ
早乙女 杏子
え?
早乙女 洸
だからこの家も出る
早乙女 杏子
急ね
早乙女 洸
昨日の夜から色々考えた
早乙女 杏子
杏のこと?
早乙女 洸
物心が付いた時から俺の横には杏がいた、、
早乙女 杏子
そうね
早乙女 洸
いつからか杏以外の女受け付けなくなった…
早乙女 杏子
……
早乙女 洸
俺は杏がそばに居てくれればそれで良かったし、これからもそれは変わらないと思う
早乙女 洸
けど、それは俺の勝手な気持ちで…
早乙女 洸
杏にはちゃんと結婚して、子供産んで幸せになってほしいって思うから
早乙女 洸
俺が杏から離れる
早乙女 杏子
いいのね?それが洸が出した答えね?
早乙女 洸
うん…
母親はホッとした笑みを浮かべた
早乙女 杏子
わかったわ!ありがとう洸
早乙女 洸
夏休みに入ったら引っ越す…
早乙女 杏子
引っ越すってあなたまだ高2よ?
早乙女 洸
杏といたら自分に甘えが出るから
早乙女 洸
それに受験勉強も始めたいし
早乙女 洸
そっちの環境にも慣れておきたい
早乙女 杏子
学校は?
早乙女 洸
編入する
早乙女 杏子
そう…なんか寂しくなるわね
早乙女 洸
たまには遊びに帰ってくるから
早乙女 杏子
そう?待ってるわ
早乙女 洸
お母さん!この事は杏には黙ってて
早乙女 杏子
わかった







