最近、体調がおかしかった
いっちゃん
(今日も、気持ち悪いなー。どうしたんだろ。私。いろいろと最近おかしい。)
そう。いっちゃんはいろいろおかしくなっていたのだ。
咲希ちゃん
いっちゃん、おはよう!今日も元気?
いっちゃん
うるさい。どっか行ってくれないかな?毎日毎日、しつこい。
咲希ちゃん
本当、いっちゃんどうしちゃったのー?前は仲良くしてくれてたのにー。
いっちゃん
前と今では違うの。だから、どっか行って。
そう言って、咲希ちゃん、ほなちゃん、しぃちゃんなどに冷たくなっていった。
いっちゃん
(また、やっちゃった。やっぱり私変だ。)
いっちゃん
(ん?ちょっと太った気がするな。)
いっちゃん
(アレも来てないし。)
いっちゃん
(待って。まさか、妊娠してる?帰りに薬局よっていこう。)
薬局
いっちゃん
(もし、妊娠してたら、どうしよう。高校生だし。)
しぃちゃん
一歌?
いっちゃん
志歩。
しぃちゃん
どうしたの?こんなところで。
いっちゃん
ちょっと買い物に。
しぃちゃん
ふーん。私も買い物。もうすぐアレが来そうだからと思って。
いっちゃん
(ヤバい。志歩に気づかれないようにしないとな。)
こうしてしぃちゃんとも別れて
いっちゃん
(妊娠検査薬は、これか。高校生だから、周りに気づかれないようにしないと。)
トイレ
いっちゃん
(陽性ではありませんように。)
そして、検査結果は…
いっちゃん
(嘘…陽性?)
なんと、妊娠していた。
いっちゃん
(そうだよね。最近、体調が悪くて、それに、アレも来てなくて、お腹も大きくなっていたら。お母さんとお父さんになんて言おう。)
いっちゃん
(赤ちゃん、私が親でごめんね。私が産んで、しっかり育てるから。)
いっちゃん
(やっぱりお母さんとお父さんに言えない。誰にも言えない。こっそり病院に行って、学校にも頑張って行こう。)
病院
いっちゃんの担当医
おめでとうございます!妊娠していますよ!
いっちゃん
本当ですか?ありがとうございます。
いっちゃんの担当医
産みたいの?おろしたいの?
いっちゃん
私は、せっかくの授かった命なので産みたいと思っています。
いっちゃんの担当医
わかりました。
いっちゃん
ありがとうございます。
数ヶ月がたったある日
咲希ちゃん
いっちゃん!お腹大きいよ!どうしたの?
いっちゃん
ちょっと太っただけだよ。
咲希ちゃん、ほなちゃん、しぃちゃん達との関係が戻っていた
咲希ちゃん
太ったってそれはさすがにおかしいんじゃない?歩き方とかも変だし。
いっちゃん
そうかな?最近結構食べてるからかな?
そして、臨月になったある日ついにその時がやってくる
いっちゃん
(お腹痛い。陣痛来たかもな。)
その時は授業中だった
咲希ちゃん
(いっちゃんがお腹抱えてる。大丈夫かな?)
いっちゃん
(痛すぎる。このままだと、ヤバいかも。咲希。助けて。)
その時だった
クラスメイトの男子A
なんか、水が星乃の方からぽたぽた落ちてくるんだけど。
いっちゃん
(あっ。ヤバい。破水した。このままだと倒れる。いたーい。)
咲希ちゃん
いっちゃん!?誰か救急車!呼んで!
病院
いっちゃんの担当医
星乃さん、あともう少しだから頑張ってね。
15分後
流星
オギャーオギャー
いっちゃんの担当医
おめでとうございます。元気な男の子ですよ!
いっちゃん
流星…流星…
いっちゃんの担当医
お名前決められていたんですか?
いっちゃん
はい。決めていました。流星という名前を。
こうして、星乃流星が、この世に誕生しましたとさ。