TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

工藤陽菜

(組織壊滅作戦の日が近づいてきた…)

工藤陽菜

(何か緊張…ん、でも今日は!)

工藤陽菜

(怪斗お兄ちゃんのショーを見に来たんだから!)

今日は怪盗キッドの予告日。 もちろんキッドキラーと同一人物である工藤新一 …もとい陽菜の兄も現場に来ていた。

工藤新一

お前…怪盗キッド見たことあんのか?

工藤陽菜

うん!怪斗お兄ちゃんがここに何度か連れてきてくれたんだ~
怪斗お兄ちゃん、怪盗キッドのファンみたいだから。

怪盗キッド

(物陰から)

怪盗キッド

(ったく…やっぱあいつだよな、あの名探偵だよな!?)

怪盗キッド

(キッドキラーって言われてるくらいだし、来るとは思ってたけど…)

ショー終わり

工藤新一

くっそ…またキッド捕まえられなかった…

工藤新一

陽菜、俺は博士ンとこよってくから。先帰っといて。

工藤陽菜

ん!じゃ~また後で!

工藤新一

遅くなるかもしれねーから先寝ときなよ。

工藤陽菜

はーい!

工藤新一

…ふぅ。

怪盗キッド

よ、めーたんてー

工藤新一

うわっ!…って、キッド!?

怪盗キッド

しーっ!ばれちまうだろ!

レイ

ちなみにキッドは今…いつもショーが終わった後にきてる感じの服です。

工藤新一

どうしたんだよ。

怪盗キッド

どーしたもこーしたも。…お前、何で体戻ってんだよ。

工藤新一

あー…なんか俺の知り合いが解毒薬を完成させてくれて。

怪盗キッド

例の組織との対決は?

工藤新一

まだ。

怪盗キッド

はぁ?お前、正体ばれたらどーすんだよ!

工藤新一

大丈夫だよ。もうすぐ潰す予定だし。

工藤新一

そっちが片付いたら…お前との勝負に集中できるからな。

怪盗キッド

あと…お前、妹いたのかよ!?

工藤新一

あー知ってんのか。

怪盗キッド

さっき知った。

怪盗キッド

それと…お前、俺を捕まえねーのか?

工藤新一

…俺が追いかけてるのは今のお前じゃねぇ。怪盗キッドのときのお前だ。

怪盗キッド

どっちも俺なんだけどな…

怪盗キッド

…その…んじゃ、俺も何かお前にしてやるよ。

工藤新一

…は?さっきのは俺がやりたくてやってるだけで…

怪盗キッド

いいから!

工藤新一

んじゃ…ちょっと手伝ってくれねーか?

工藤新一

組織との対決の日。

怪盗キッド

いいけど…何をすればいい?

工藤新一

決行の日に、キッドのショーを開催してほしいんだ。

工藤新一

決行する場所とはかなり離れたところで。

工藤新一

前もって予告して、宣伝させて、人を引きつけてほしい。

怪盗キッド

つまり俺は…一般人の避難を任されたって訳ねぇ…

怪盗キッド

危険はあまりないが、だいぶ重要な役目だな。

怪盗キッド

引き受ける。

工藤新一

…助かる。ありがとな。

怪盗キッド

それが終わったら正々堂々と戦おうぜ…?俺と。

工藤新一

望むところだな。俺の優秀な妹も連れてきてやるよ。

怪盗キッド

(陽菜を連れてきたら…あいつ、どっちの味方するんだ?)

怪盗キッド

…それは楽しみですね。

怪盗キッド

ではまたいつか、お会いしましょう。名探偵君…?

工藤新一

ああ。またどこかでな。月下の奇術師さん…!

工藤新一

ただいま。

工藤陽菜

お帰り新兄!

工藤新一

例の組織との対決、キッドも手を貸してくれることになった。

工藤陽菜

…え!?

工藤陽菜

まってまって、…てことはキッドと話したの?

工藤新一

?ああ。

工藤陽菜

わぁ…私も話したかったな…

工藤陽菜

(今思えば”怪盗キッド”として話したことはなかったしな…)

工藤新一

心配すんな。対決が終われば俺たちは正々堂々と戦える。

工藤新一

俺はあいつをいつか、絶対捕まえる…だから、その時は警察に引き渡す前に
お前に思う存分話をさせてやるよ。

工藤陽菜

お兄ちゃん…

工藤陽菜

(どうしよう…怪斗お兄ちゃんに捕まってほしいわけじゃないんだけど…)

工藤陽菜

(でも新兄に負けてほしいわけでもないし…)

工藤新一

?どうした?

工藤新一

キッドに捕まってほしくなくて悩んでる…とか、?

工藤陽菜

え、なんで分かったの…?

工藤新一

え?合ってたのか?

工藤新一

さては陽菜…

工藤陽菜

(や、やばい。怪斗お兄ちゃんの正体ばれる…?)

工藤新一

キッドのファンだったか!

工藤陽菜

…へ?

工藤新一

キッドのファンだから捕まってほしくない訳か!なるほどな…

工藤陽菜

え、あ、うん!そう!そうだよ!

工藤陽菜

(よくわかんないけど新兄の勘違いに乗っておこう…)

工藤新一

でもごめんな、やつは俺が捕まえる。それは変わらねぇ。

工藤陽菜

いいよ!私、お兄ちゃんが捕まえるより早く、捕まる前のキッドと会って話すから!

工藤陽菜

それに私…お兄ちゃんに負けてほしいわけじゃないし…

工藤新一

そっか。それなら俺は全力でキッドにかかっていけるよ。

工藤新一

陽菜は…応援したいと思う方を応援しな。

工藤陽菜

(私が…応援したい方…?)

工藤陽菜

…うん、わかった!ありがと、新兄。

工藤新一

全然。…俺はお前に何もしてあげられなかったからな。

工藤陽菜

んも~…新兄優しすぎるよ…

工藤新一

ハハッ ありがと。そろそろ寝な。

工藤陽菜

うん。…お休み。

新一の妹は組織のメンバーだった…?

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

103

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚