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ひな
ハァハァ…
ひな
どうしよう…
迷っちゃった…
迷っちゃった…
ひな
ハァハァ…
ひな
どっちに行けば…
ひな
あっ…!!!!
私は足を滑らして 崖から落ちた。
そのあと、誰かの声がした。
何も見えなかった。
ひな
んん…。
ひな
……。
二宮
あっ、やっと起きたね
ひな
えぇ…っと…
ひな
あなたは…？
二宮
えっ…俺のこと知らない…?!
相葉
どーした？
二宮
この子俺らのこと
知らないらしいよ
知らないらしいよ
相葉
マジで？テレビとか
あまり見ないんじゃない？
あまり見ないんじゃない？
二宮
そういうこと？
ひな
あの…私は…
ひな
ひなです。
ひな
あの…ありがとうございます。
二宮
え？
二宮
あ、ひなちゃん。
どこから来たか分かる？
どこから来たか分かる？
ひな
えーっと。
ひな
すみません。
思い出せないです。
思い出せないです。
二宮
……
大野
おっ！！
大野
起きたんだ〜
大野
おはよ〜
相葉
ひなちゃん
色々思い出すまで
ここにいなよ
色々思い出すまで
ここにいなよ
ひな
えっ…いや、
そんなの悪いです。
そんなの悪いです。
ひな
私はそろそろ帰りますよ。
皆さんに迷惑はかけられません
皆さんに迷惑はかけられません
ひな
玄関は…
あっちですね
ありがとうございます。
あっちですね
ありがとうございます。
ひな
本当にありがとうございます。
ひな
でわ、
二宮
あっ、まって！
ガチャ
松本
わっ、びっくりした
起きてたんだね
起きてたんだね
ひな
あっ…えぇっと。その。
今から帰ろうと思って…その。
今から帰ろうと思って…その。
ひな
助けていただき
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ひな
お、お邪魔しました
櫻井
まって
櫻井
女の子一人で
いか外に行かせるわけにはない
でしょ？
いか外に行かせるわけにはない
でしょ？
松本
そーだよ
今日は泊まっていきな
それから考えよ？ね？
今日は泊まっていきな
それから考えよ？ね？
ひな
いや…でも…。
ひな
みんなには迷惑
かけたくないです。
かけたくないです。
二宮
別に
迷惑じゃないよ
迷惑じゃないよ
大野
そーだよ
泊まっていきなよ
泊まっていきなよ
相葉
あぶないし。何も
覚えてないなら。
その方がいい。
覚えてないなら。
その方がいい。
ひな
ごめん…なさい…
私は泣き崩れてしまった
少し落ち着いてから 彼らは話しかけてくれた
二宮
落ち着いた？
ひな
はい。
ごめんなさい。
色々と。
ごめんなさい。
色々と。
二宮
大丈夫！
それより、まだまだ名前
言ってなかったね
それより、まだまだ名前
言ってなかったね
二宮
俺は二宮和也
大野
俺は大野智
相葉
僕は相葉雅紀
松本
俺松本潤
櫻井
俺は櫻井翔
ひな
私は…
荒井妃奈です。
荒井妃奈です。
二宮
よろしくね
ひな
よろしくお願いします
松本
どこから来たの？
ひな
すみません。
思い出せないんです。
思い出せないんです。
松本
そっか、
櫻井
親の顔とか…も？
ひな
……
相葉
何か覚えてること
な1つでもない？
な1つでもない？
ひな
施設に…いた事だけは
覚えてます。
覚えてます。
大野
え。施設？
ひな
はい……
大野
そっか、
そっからみんなと色々話しをした
松本
とりあえず…
ご飯食べよっか！
ご飯食べよっか！
二宮
そーだね！！
俺もお腹すいたし！
俺もお腹すいたし！
ひな
あの
何か手伝うことありますか？
何か手伝うことありますか？
相葉
手伝いよりも！
あ僕明日から新学期なんだ！
あ僕明日から新学期なんだ！
櫻井
その時、転入生として、
入ってこない？
入ってこない？
大野
嵐学園に！
二宮
そーだよ！おいでよ！
ひな
いやっ！そんな、
迷惑ですよ！！
迷惑ですよ！！
ひな
私なんかが
行っていいもんじゃありません！
行っていいもんじゃありません！
松本
そんな遠慮しなくていいよ
二宮
ひなちゃんが寝てる間に
医者に来てもらったんだ
知り合いの
医者に来てもらったんだ
知り合いの
二宮
そしたら記憶がなくなって
るかもって言われてさ
るかもって言われてさ
櫻井
そっ！だから、
制服とか文房具とか
制服とか文房具とか
櫻井
全部買ってきたから！
相葉
ね？だから行こ！
ひな
えっ、でも…
大野
俺らがサポートするから！
ひな
分かりました。
行ってみます。
行ってみます。
松本
よし！決まりー！
てことでご飯作ってくるねー！
てことでご飯作ってくるねー！
二宮
あっ！笑った！
やっと笑ってくれたね
やっと笑ってくれたね
ひな
えっ…
ひな
はいっ！
私はこの日すごく眠れた
次の日
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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