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みなさん、どうも!
今回もまた別のストーリーを書いてしまい、申し訳ないです。
※腐注意
※学パロ
※暴力表現あり
凛潔です!
いつものように口調・キャラ崩壊です
無理って思った方はback
では
スタート
俺は糸師 凛
最近、潔が家にやってくる
だから、ついでにと俺と一緒に下校しているが…
糸師 凛
もう何十分たったのだろうか
いつもなら俺より早く来るか、教室まで迎えに来てくれるのかのどっちかなのに
糸師 凛
仕方ねぇ
あいつの教室まで迎えに行くか
スタ スタ
目の前の教室の扉までやってくる
廊下は放課後ということもあり、いつの間にか人が少なくなっていた
俺は一応、潔より1つ学年が下なのでこの階にやってくるのは何だか新鮮だ
そして目の前の扉に手をかけようとした時
女子生徒
女子生徒
糸師 凛
扉の向こうから声が聞こえてきた
どうやら告白と言うやらをしているらしい
入ったら入ったで気まづいのでそのまま引き返そうとした時、俺は目を見開いた
女子生徒
俺の探していた人物の名前を呼んでいたから
頭が混乱する
今の今まで、待っていたのに
お前は…
気づいたら俺は家に帰っていた
次の日の昼休み
俺が屋上で黙々と購買で買ったパンを食べていると後ろから走ってくる気配がした
ても、この正体はもうとっくに知っているので、振り向かずに食べ続けた
潔 世一
ドン
俺の肩に手を置くようにしてタックルをしてくる
少し痛かったが、いつもの事なので放っておく
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
そういって潔は牛乳をもっている反対の手の人差し指でつんつんと腕をついてくる
糸師 凛
糸師 凛
昨日のことは知っている
だがあえて知らないフリをした
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
俺は考え込んでいる潔の返事を大人しく待つ
なんで、考え込んでるんだ?こいつ
昨日あったことそのまま言えばいいだろ
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
俺は視界が真っ黒になる
なんで
なんで目の前で呑気に笑っているこいつは
俺に…
嘘をついた?
潔 世一
潔 世一
俺の肩に置いていた腕を下ろし、そのまま背中を軽く叩いた
糸師 凛
授業中
俺は前にいる教師の話を右から左に流しながらぼーっと窓をみる
なんで、あの時
潔は俺に嘘をついたのか
なんで、あの時
告白されたって言わなかったのか
頭にはクエスチョンだらけだ
でも、今考えたところで答えは出せない
今日は家に来るっていってたし
そもそも俺は素直に疑問に思ったことを口に出せるような性格じゃない
きっと、潔のことだから照れて言えなかったのだろう
俺は無理矢理、そう結論つけた
バカバカしい
潔 世一
放課後、潔はちゃんと家に来た
やはりきっと照れて言えなかっただけだろう
俺は安心して手馴れたようにキッチンでお茶をいれる潔の後ろ姿を見た
潔 世一
糸師 凛
翌日の放課後
今日は潔が迎えに来なかった
そりゃ、そうだろう
俺の授業が終わるのが早かっただけだしな
数分したらすぐにくる
そう思いながら下駄箱を漁っていた時だ
男子生徒
男子生徒
男子生徒2
男子生徒
男子生徒
男子生徒2
男子生徒2
隣でわちゃわちゃと話している2人組の男子生徒の声が耳に入った
は?
潔が…付き合った…?
俺が聞いた、あの時の女子と?
潔から何も聞いてない
そして、ふと気づく
もしかして、俺に告白のことを言わなかったのは
俺に付き合ったことをバレたくなかったから…?
だからってそんな…
俺に隠し事するなよ!
クソ!イラつく!
それから俺はダッシュで靴を履き替えて、帰った
潔 世一
どうも
潔 世一(16)です
先程、一緒に帰ろうと約束した糸師 凛こと凛は俺を置いて家に帰っていきやがった
なのでその後を追い、凛の家の目の前についたが…
潔 世一
いつもは凛が開けてくれるので、どうも思わなかったが
いざ、1人で来ると凛の家だとはいえ、他人の家だということもあり緊張する
でも凛が俺を置いて走って帰った理由を知りたい
なので勇気をだし、インターホンをおす
ピンポーン
潔 世一
潔 世一
申し訳ないけど、もう1回
ピンポーン
潔 世一
潔 世一
潔 世一
どうしよう、困ったな
さり気なく、玄関扉を開く
潔 世一
不法侵入にはなるが、ここは…
潔 世一
いつものように家に上がるが
誰もいない
俺は少しずつ焦っていく
だって、誰もいなかったら本当に…
その時だ
ドン! ドン!
上から……恐らく凛の部屋から大きな音が鳴った
俺は驚いて小さく悲鳴を上げた
でもこうしている場合じゃない
凛に何かあったら大変だ
俺は凛の部屋にいくため、階段を上った
凛の部屋の扉まで来ると、扉が少し開いていた
そして、いつの間にか物音やドンドンと激しい音は消えていた
潔 世一
俺は扉の隙間を覗いた
そして、その光景に目を見開いた
潔 世一
凛は確かにそこにいた
部屋は暗かったが、窓からの光で分かった
でも俺が驚いたのは凛の様子と床に散らばる物だった
家から帰ってきてそのまま投げたのか、通学用バックから溢れ出る筆記用具や教科書
勉強机の椅子
花瓶や写真立て
それに俺が誕生日プレゼントであげたサッカーボール
そして部屋の奥には生きているのか不安になるくらい今にも消えてしまいそうな凛が座り込んでいた
顔は俯いていて、見えない
何があったんだ
どうしたんだ
そう聞きたいのに声が出ない
だけど、その代わりにと俺は1歩踏み出す
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
声が小さくて聞こえず、耳を傾けた
糸師 凛
だが次には大声で叫ぶものだから驚いた
潔 世一
俺も凛につられて、声を出す
糸師 凛
糸師 凛
潔 世一
嘘つき…?
糸師 凛
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
なんだ?
なんなんだ、これ?
意味がわからない
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
そういって、凛に近づく
すると…
シュッ
潔 世一
ガラスの破片が俺の頬に傷をつけた
少し擦りむいて、血が垂れる感覚がする
目の前には顔をあげた凛がいた
だがその目は殺気に塗れていた
いつもの…俺が好きな瞳はそこにはなかった
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
この様子…多分勘違いさせてる
潔 世一
いつの間にかすぐ側にいた凛に片手で首を絞められる
糸師 凛
糸師 凛
俺は必死に抵抗する
凛、言いたくても言えないよ
息が出来ない
潔 世一
俺の足が宙に浮いた
殺されるかもしれない
糸師 凛
いつものような殺気じゃない
こいつ…俺を…
糸師 凛
糸師 凛
凛…
そんな事言わないで
俺だったら、動かない凛がいたら耐えられないよ…
意識が朦朧とする中で、俺は手を伸ばした
あぁ…
潔 世一
もうすぐ死ぬ
俺は両腕を下ろした
その瞬間、何を思ったのか凛は手を離した
潔 世一
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
俺は床に手をついて必死に呼吸を整えた
潔 世一
床にポタポタと雫が落ちるのが見えた
潔 世一
俺は凛の顔を下から覗いた
そこにはいつもの凛がいた
糸師 凛
俺は何度目かの目を見開いた
俺を殺そうとしたくせに、なんだよ
なんでお前…そんな辛そうに謝るんだよ…
俺は呼吸を整えて凛に手を伸ばす
そして凛はそれに気づいて、床に膝をついた
潔 世一
包み込むようなハグ
凛の体温が伝わってくる
潔 世一
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
それを聞いて凛は俺の背中に腕を回し、掴んだ
糸師 凛
糸師 凛
糸師 凛
潔 世一
きっとつい最近の放課後のことだろう
別に凛に嘘をついたわけじゃない
その前に教師の手伝いもしていたから本当のことだ
でも気にしていたなら…
潔 世一
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
確かに告白された
告白されたけど…
OKした覚えは無い
潔 世一
糸師 凛
糸師 凛
潔 世一
潔 世一
潔 世一
そういうと、心做しか凛が落ち着いた気がした
潔 世一
潔 世一
そういって、ニカッと笑う
どうせまた暴言を吐かれる
だけど、俺の予想は違った
潔 世一
凛は首から耳まで林檎のように真っ赤にさせた
潔 世一
糸師 凛
そういって、俺の視界を塞がれた
………
潔 世一
翌日
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
潔はそういって、また前を向く
…
でも1つ気になることがあった
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
糸師 凛
潔の目が零れ落ちそうな程、開いた
潔 世一
糸師 凛
心底驚いたという表情だ
でも流石に俺でもそれくらいは思うのに失礼すぎるぞ、こいつ
潔 世一
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
糸師 凛
潔 世一
ぶーぶーと隣で潔が騒ぐ
糸師 凛
呆れてため息が出る
言わなくても分かるだろ。
俺は俺の投げた破片のせいで傷つけた潔の頬を撫でる
そして言ってやった
その言葉と同時に風が吹く
でも、潔には届いたようで目をぱちぱちとさせた
…俺はきっとこの潔の照れた顔を一生忘れないと思う