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いつからだろうか

心の底から、笑えなくなったのは

母親

今日はロシア語よ

母親

今日中に覚えなさい

母親

それまで部屋から出てはダメよ

母親

いいわね?

鈴木蒼(8歳)

、、、はい

母親

バタンッ

鈴木蒼(8歳)

、、、

俺は幼い頃から英才教育を受けていた

8歳で大学生レベルの頭脳を身につけ

次期社長として育てられた

鈴木蒼(8歳)

(やっと終わった、、、)

母親

蒼、出来たの?

鈴木蒼(8歳)

はい

母親

そう

母親

明日はイタリア語よ

母親

後10分で家庭教師が来るから、自習していなさい

鈴木蒼(8歳)

、はい

父親

ただいま

母親

あ、おかえりなさいあなた

鈴木蒼(8歳)

お帰りなさい

父親

あぁ

父親

蒼、ちゃんと勉強してるか?

鈴木蒼(8歳)

はい

父親

なら良い、しっかりやれよ

父親

お前は次期社長なんだからな

鈴木蒼(8歳)

、、、はい

両親は、俺を鈴木財閥の為の道具のように扱った

厳しい教育に、もう我慢できなかった

2人とも、「俺」を見ようとしなかった

だから

母親

明日は6時に起きなさい

母親

いいわね

鈴木蒼(8歳)

はい

母親

バタンッ

夜中4時

鈴木蒼(8歳)

、、、

鈴木蒼(8歳)

スーーー、、(クローゼットを開ける)

鈴木蒼(8歳)

(大きなリュックを取り出す)

鈴木蒼(8歳)

バタンッ(ドア)

俺は

鈴木蒼(8歳)

、、さよなら

家を出た

鈴木蒼(8歳)

ギィィィ、、

バタンッ

17年後

俺は両親への復讐として

鈴木財閥を潰す事にした

そのために「アザミ」を創設し

勢力を拡大していった

そしてある日、1人の男に声を掛けられた

鈴木蒼

、、、

???

鈴木、蒼さんですね?

鈴木蒼

ピタッ

鈴木蒼

、、何だ?

鈴木蒼

何故俺の名前を知っている?

???

その理由がてら

???

少し、お時間よろしいですか?

鈴木蒼

、、分かった

鈴木蒼

それで、何だ?

???

まずは名乗りましょう

ポラリス

私は聖霊教教皇ポラリスと申します

鈴木蒼

聖霊教?

鈴木蒼

(ポラリス、、北極星ね、、、)

ポラリス

はい

ポラリス

聖霊教とは、精霊様を信仰する宗教の事です

ポラリス

先程の自己紹介にもあった通り、私はその聖霊教の教皇をしております

ポラリス

そして今回あなたを訪ねたのは、あなたにして頂きたい事があるのです

鈴木蒼

、、話だけ聞こうか

ポラリス

助かります

その男、ポラリスの話によると

精霊とは、紀元前200年前、天界から舞い降りた存在で

一体一体が一つの事象を司っており

その精霊を滅ぼすと、その事象がこの世から消えるらしい

聖霊教は、当時のある村人が精霊に救われた時

村人がその精霊を崇め立てた事がきっかけで起きた宗教なのだという

だが、2、3世紀頃に精霊を恐れた当時の人間達が精霊を攻撃し、

それがきっかけで、「人聖大戦」が起こった

結果は人間の勝利

20体存在した精霊の内16体を倒す事に成功し

残り4体を封印する事にも成功した

だが、その200年後

精霊が封印を解き、人を襲った

その4体は、「人精大戦」で活躍した精霊術の使い手の

「夜野家」に再度封印された

1人の女性の身体に

その女性は子供に封印を移った事で苦しみ、自殺した

そして封印は、次の世代へと移し続ける事で保っていた

聖霊教は、それを面白く思わなかった

聖霊教は、精霊を崇拝している

その精霊が穢らわしき人間と身体を共有することを認めなかった

なので、聖霊教と、星野家・夜野家は敵対関係にあるらしい

鈴木蒼

それで、お前は俺にどうしてほしいんだ?

ポラリス

その穢らわしき人間、、星野家を滅ぼして頂きたい

鈴木蒼

ほう?

ポラリス

あの家は、我らが神である精霊様を封印しているのです

ポラリス

これは断じて認められるものではありません

鈴木蒼

それで、それをしたとして、俺にメリットはあるのか?

鈴木蒼

まさかこちらに利益がないにも関わらず、この依頼をしたのか?

ポラリス

いえまさか

ポラリス

もし滅ぼしていただければ、「アザミ」への協力を惜しまないと誓いましょう

鈴木蒼

!!!

ポラリス

金が必要なら渡しますし、こちらができるものはなんでも手配いたしましょう

鈴木蒼

、、、いいだろう

鈴木蒼

その依頼、引き受ける

ポラリス

はい、ありがとうございます(^ ^)

そして俺は、使役していた2級呪霊を使い

星野家を滅ぼした

後悔はしていない

「アザミ」は当時金が不足していた

こんな美味しい話を逃すわけにはいかなかった

それに

お父さん

沙羅〜!修羅ちゃ〜ん!

修羅(13歳)

はーい!

沙羅

お父さん

昼ごはん食べるよ〜!!

修羅(13歳)

やったぁ!!!

沙羅

今行く

お母さん

はい、どっちか選んでね

沙羅

私これ

修羅(13歳)

私もそれがいい!

沙羅

嫌だね、早い者勝ちだ

修羅(13歳)

くっ、、!!

お父さん

喧嘩はダメだよ〜💦

沙羅

うるさい

お父さん

うるさい!?

あはは笑笑

鈴木蒼

、、、

幸せそうな家族を見て、腹が立った

鈴木蒼

(俺は恵まれなかったのに、、)ギリッ、、

嫉妬なのは分かってる

でも、この怒りを誰かにぶつけないと気が済まなかった

3年後

夜野将

修羅様の悲しさに比べれば、俺の苦しみなどどうって事ない

鈴木蒼

、、そうですか

鈴木蒼

(あぁ、もう死ぬのか)

鈴木蒼

(、、でも、怖くない)

鈴木蒼

(悔いはない)

夜野将

、、、じゃあな

鈴木蒼

(、、でも)

バシュッ

一度でいいから

父親

おーい!蒼!!

母親

蒼!おいで!!笑

鈴木蒼(8歳)

うん!!笑笑

ギュッッ、、

愛して欲しかったな、、、ッ

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