テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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アンダーダンガンロンパ【創作論破】

第3話 - 【第１章】鎮魂の声を貴方に添えて。　(非)日常編〔後編〕

2024年07月21日

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Salvia

自由行動《午前》

布山佑真

(心の声「うーん、自由行動といっても何をすればいいのか…とりあえず誰かに話しかけてみようかな…？」)

布山佑真

あ、花湯さん！

花湯木乃

わっ…びっくりした。
どうしたの？布山くん

布山佑真

あ、びっくりさせちゃった！？
ごめん、そんなつもりは無かったんだけど……

花湯木乃

あ、ううん、私がボーっとしてただけだから気にしないで。
それでどうしたの？

布山佑真

あっ、いや…何をすればいいのか分からなくてさ、とりあえず居たから話しかけちゃったんだ。

花湯木乃

そうだったんだ、気にしないで。
あ、そうだ。それならせっかくだし一緒に探してほしいものがあるんだけど…

布山佑真

探してほしいもの？

花湯木乃

そう、花とか植物の種。
土はあったらいいなぐらいだけど、他のものでも代用できるだろうし…

布山佑真

えっ、植物って土以外に植えても育つの？

花湯木乃

うん、そうだよ。例えば水耕栽培とかが有名なんじゃないかな。
これでも超高校級の栽培委員だから、こういうところは詳しいんだよ。

布山佑真

なるほど…勉強になるよ…

布山佑真

(花湯さんと植物の種を探して過ごした。)

自由行動《午後》

布山佑真

さて、次はどう過ごそう…

姫乃奏

……♪…

布山佑真

あれ、姫乃さん？

姫乃奏

…布山君か

布山佑真

そう！
何やってたの？

姫乃奏

…ここには楽器が無いから、頭の中で曲を作ってた。

布山佑真

頭の中で！？
一体どういう感覚なんだ…？

姫乃奏

…普通だよ。
鼻歌、あるでしょ。あれを声に出さずに頭の中で歌う感覚…。

布山佑真

そ、そうなんだ…

姫乃奏

布山君もやってみたら…？

布山佑真

うん、そうだね…

布山佑真

(姫乃さんと脳内で作曲をして過ごした。)

ピーンポーンパーンポーン…

モノウサ

只今から夜時間です。
オマエラ、おやすみなさい…

ピーンポーンパーンポーン…

布山佑真

ふわぁ…もうこんな時間か。
早く寝よう…

ピーンポーンパーンポーン…

モノウサ

オマエラ、朝です。
起床しましょう。

ピーンポーンパーンポーン…

布山佑真

ん……朝…か。

？？？

(コンコンッ)

布山佑真

あ、はーい？

奥山響鬼

失礼、俺だ。

布山佑真

あぁ、奥山くんか！
どうしたの？

奥山響鬼

昨日、こっちで話してたことなんだが…朝は一旦食堂に集まらないか？という話になってな、今起こして回ってるんだ。

布山佑真

なるほど…！
確かにその方が何かあったらすぐ分かるし、そのついでにみんなで朝ご飯も食べれるもんね！

奥山響鬼

そういうことだ。
ということで、残りの面子は俺らが起こしておくから布山は先に食堂に行っててくれ。

布山佑真

了解！

布山佑真

みんな、おはよう！
…あれ、意外とまだ来てない？

黒魂ほのか

布山か。おはよう。

天周牡丹

ふわぁ…おはよう、布山くん。

恋坂奴火

おはよー。

布山佑真

おはよう、３人共！
他の人は？

黒魂ほのか

奥山、炉樹、花湯、破彗が起こしに行っている。
あと姫乃は厨房の方に居るが、その他はまだ寝ている。意外と寝起きの悪い奴が多いんだな。

姫乃奏

…呼んだ？

黒魂ほのか

あぁ、なんでもない。

天周牡丹

にしても凄いわね〜、この距離から自分の名前を聞き取れちゃうなんて…流石だわ〜♪

姫乃奏

…別に。才能みたいなもの。

恋坂奴火

才能…努力して得た才能か産まれながらの才能かでちょっと変わってくるけど…

布山佑真

恋坂くんはどうなの？

恋坂奴火

僕？僕は…どっちでもないかな。

薇々薔美緒

ゔあぁ…
みなさん、おはようございます…

姫乃奏

…大丈夫？

薇々薔美緒

んふ…wあぁいや、失礼…w
今まで昼夜逆転してたもんですから生活習慣が終わってて…wんふ…w

姫乃奏

…そうなんだ

そのあと、無事？に全員集まり…

天誠光

痛いなぁ…引っ張らないでよ、炉樹

炉樹赤葉

天誠はこのぐらいしなきゃダメ！

閃山秋吉

改めてすみません、お手数おかけして…
起こしていただきありがとうございます。

奥山響鬼

いや、気にしなくていい。
それで、本題に入りたいのだが…

黒路唯谷

あぁ、朝は全員食堂に集合するって話？

奥山響鬼

そう、それだ。
どうだ？

瀬戸川新ノ介

あー、いいんじゃない？
起きるのめんどくさいけど、全員無事かどうかの確認も取れるし…

天周牡丹

えぇ、お姉さんも賛成よ♪
瀬戸川くんの言う通り、モノウサちゃんとかに何かされてないかどうかの確認は大切だし…何より、みんなで朝ご飯を食べたいわ♪

松前風磨

相変わらず耳障りな声だな…お前みたいな女が瀬戸川君に同意するなよ…

天周牡丹

うぅ…松前くん、お姉さんに厳しいわ…

天誠光

僕は来ないでいい？どうせ居なくても成り立つし…めんどくさいし…

炉樹赤葉

ダメ！ボクが無理矢理にでも連れてくるからね！

奥山響鬼

まぁ…色々あるが、とりあえずは一旦そうしてみよう。
また何か問題があれば改善すればいい。

海井埼直

…！……！

前川來

あ、海井埼くん！
ごめん、何か話そうとしてたの気付かなくって…

瀬戸川新ノ介

そういや、そこも不便だよね。
どーしよ？全員がずっと海井埼のこと眺めてる訳にもいかないし…

前川來

あ、じゃあ海井埼くんが話そうとしてることは私が代わりに読むよ！
声を低くすれば聞き分けつくだろうし！

海井埼直

「いいの？前川さん」

前川來

うん！私に任せて！

花湯木乃

それじゃあ、とりあえず今日はこれで問題は全部片付いたかな？

閃山秋吉

はい、恐らくですが！

恋坂奴火

おっけー。
なら僕は特にすることもないし…適当に過ごしてようかな。
暇だし誰か一緒にどう？

松前風磨

じゃあ俺と一緒に…いいかな？

恋坂奴火

ん、ありがと。

自由時間《午前》

布山佑真

さて、どうしよう…

黒路唯谷

あ、布山君！丁度よかった。
少し手伝ってほしいことがあるんだけど…

布山佑真

どうしたの？

黒路唯谷

いやさ、赤い糸が落ちていたのを見つけたからぱっと結んであやとりをしていたんだけど…これが意外と面白くてさ。

布山佑真

ほうほう…

黒路唯谷

それで、僕あやとりやった経験なんて過去に１回あるかないかぐらいでさ…何か作れたら教えてくれないかな？

布山佑真

あ、それなら任せて！
小学生の頃に結構やってたんだ！

黒路唯谷

それなら尚の事よかったよ。
例えば何が作れるんだい？

布山佑真

例えば…ほら！蜘蛛の巣！

黒路唯谷

わっ、ホントだ。
これは凄いね…

布山佑真

あとは１２段梯子とかもできるよ？

黒路唯谷

そうなのかい？

布山佑真

うん！それはこうやって…

布山佑真

(黒路…さん？くん？とあやとりをして過ごした。)

自由時間《午後》

布山佑真

次はどう過ごそう…そうだ、せっかくならシャワー室とかに行ってみようかな。あそこまだ行ったことなかったし…

布山佑真

へ〜、こんな感じなんだ…

布山佑真

ここはロッカーかな？…あ、ここにシャワーがあるのか

布山佑真

着替えとかはここにかける感じで…公共プールの個室シャワーみたいな感じか…

布山佑真

湯船は無いんだな…なるほど…
流石に女子の方は入れないから…

布山佑真

(１人でシャワー室を探索して過ごした。)

ピーンポーンパーンポーン…

モノウサ

只今から夜時間です。
オマエラ、おやすみなさい…

ピーンポーンパーンポーン…

布山佑真

ふわぁ…今日はちょっと疲れたな。
早く寝よう…

ピーンポーンパーンポーン…

モノウサ

オマエラ、朝です。
起床しましょう。

ピーンポーンパーンポーン…

布山佑真

ん…もう朝か…。

布山佑真

んーっ…！！…ふぅ。
そうだ、今日から集まるんだったな。

布山佑真

おはよう、皆！

花湯木乃

おはよう、布山くん。

閃山秋吉

おはようございます！

炉樹赤葉

はぁ…はぁ…。あれ、もう皆来てる！？
おはよう！

天誠光

痛いなぁ…毎回引っ張らないでって。

炉樹赤葉

天誠は絶対自分から行かないタイプだから！こうするしかないの！

薇々薔美緒

んふ…wいつも通りの関係…w
桜好き大歓喜定期…w

前川來

桜って綺麗だよね！私も好きだよ！

薇々薔美緒

あーいや、桜はそっちの桜じゃなくて…
…いや、やはり無粋無粋wロリの純水を汚すことはご法度ですから…wんふw

前川來

…？

天周牡丹

…そういえば、黒路…ちゃん？は？
今日居ないけれど…

瀬戸川新ノ介

えっ、黒路って男じゃないの？

天周牡丹

あら、男の子だったの？

黒魂ほのか

ん？あいつは女じゃ…？

天周牡丹

えっ…？

花湯木乃

え？…
…と、とりあえず黒路さんの性別はいいとして…確かに居ないね。どうしたんだろう？

奥山響鬼

黒路は遅刻をするタイプには見えなかったが…

海井埼直

「念の為探しに行く？」

閃山秋吉

はい、それがいいと思います。その、万が一がありますし…

松前風磨

じゃあ俺は食堂を探すよ。
恋坂君も一緒にお願いできる？

恋坂奴火

はーい、分かった。

炉樹赤葉

それならボクは寄宿舎の方を探してくる！
天誠と…念の為閃山くんもお願い！

閃山秋吉

はい、分かりました！それでは早速行きましょう！

天誠光

えー、めんどくさい…

炉樹赤葉

いいから行くよ！

天周牡丹

それなら、お姉さんはシャワー室の方に行くわ。花湯ちゃんと…布山くんも来てくれるかしら？

花湯木乃

うん、分かった！

布山佑真

早く行こう…！

布山佑真

こっちには居ない…？
いや、一応全部…！

？？？

きゃあぁあぁああぁあああっ！！！

布山佑真

！あっちは…女子シャワー室…！
天周さん！！！花湯さん！！！

花湯木乃

ふ、布山くん…！

布山佑真

ふたりとも！！黒路さんは！？

天周牡丹

そ、それが…

布山佑真

(そこには───)

布山佑真

(黒路さんの遺体が、そこにあった。)

ピーンポーンパーンポーン…

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