うらら
お母さんお父さん、おはようございます。
学校にいってきます。

私は、去年父と母を交通事故でなくしてから一人暮らしをしていた。
今日も、写真に挨拶をして家を出た。
如月さん
あら〜。うららちゃん。
今日は、早いのね。

うらら
はい。
日直なので。

如月さん
それは、大変ね。
行ってらっしゃい。

うらら
いってきます。

如月さんは、この北原アパートの大家さん
わたしは、如月さんに一礼して北原中学校に行った。
ルキ
あら、うららさんおはよう

うらら
っ!

ルキ
あら、無視?
今日も、放課後体育館集合ね。

花
今日も、楽しませてよね?

うらら
.........。

うらら
(まただ、ルキと花は、私と違って成績優秀、私は遊び道具として扱われてる。)

ルキ
あれれ?
凡人さん、今日は遅かったのね

花
あれじゃない?
B組は、頭が悪いから居残りさせられてたんじゃないのw

ルキ
あっ、そういうことねww
知ってます?
私たちこんど北海中学校で開催される成績優秀会へ行かなければならないんです。

花
めんどくさいですよね?

ルキ
でも、うららさんは、凡人だから、めんどくさくなくていいですね。

ルキ
おっほほほほほ。

花
おっほほほほほ。

うらら
あの?
ご要件はなんでしょうか?

ルキ
チッ。お前目障りなんだよ。
学校来んなよ!

花
ほんとほんと、同じ空気吸うだけで吐き気出てくるし。

うらら
ならば、私に話しかけなければいいのでは?

ルキ
なっ、

花
お前なんてこうなっとけばいいのよ。

うらら
うわっ!

うらら
えっ、嘘。
もしかして閉じ込められた。

ルキ
おまえは、一日中倉庫の中出いればいいのよwww

花
じゃあね。
凡人さん。

うらら
うっ嘘。
出して出して

ルキ
おっほほほ。

花
おっほほほ。

うらら
嘘

うらら
(スマホ、スマホ
えっ、嘘、教室に忘れてきちゃった。
ほんと災厄)

うらら
(今は、3時部活動で講堂を使うのは、5時くらい。
嘘、2時間も誰も来ないってことに)

うらら
はぁ〜。なんで私ってこんなにダメダメなんだろう(涙)

うらら
(´。・д人)シクシク…

カイト
あぁー、疲れた。

レン
カイト。
おまえ途中参加で1週しかしてないだろ。
何が疲れただ。

カイト
えっ、そうだったけ?
あっ、そう言えば今日体育館ない練習ないんだよな?

レン
あぁー。
そうだぜ。

カイト
なんで俺ら体育館なんかにいるんだ。

レン
お前が、荷物をいつもの場所に置いたままだったからだろ怒

カイト
あっ、そうだった、そうだった。

レン
お前、1回殴って.

うらら
(´。・д人)シクシク…

カイト
??

レン
なぁー、カイト体育館の中って俺らしかいないよな?

カイト
えっ、そうだけど?

レン
さっきから、鳴き声聞こえないか?

カイト
はぁ?そんなはずないだろ?

レン
いや、倉庫の中から聞こえてくるんだって。

うらら
(´。・д人)シクシク…

カイト
えっ、ほんとだ。

カイト
おーい。
中に誰かいるのか?

うらら
あの?
誰かいるんですか?

カイト
うわっ!
ほんとに声がした。

カイト
なんでそこにいるの?

うらら
.........。

レン
とりあえず開けようぜ。
お前邪魔。

カイト
あっごめんごめん

カイト
なぁあ?
レンあれって2-Bのネクタイだよな?

レン
見ればわかる、Bと書いてあるだろ!

レン
なぁあ、なんでここに居るんだ?

うらら
.........。

カイト
あっ、俺は2-Aカイトっていうんだ。
で、こいつはレン

レン
2-A さかき レンだ

うらら
わたしは小泉 うららです。

レン
で、なんでこんな所で泣いていたんだ?

うらら
な、泣いてなんかいません。
それに、ここで作業していたら、鍵を閉められただけです。
それじゃあ、出して頂いてありがとうございました。

わたしは、その場を逃げ去るようにして去っていった。
カイト
なぁ?
B組って6時限目体育だっけ?

レン
いや違う。
俺、だってゆうきに教科書貸したもん。
6時限目歴史なのに、教科書忘れたから貸してって、言われて。

カイト
んじゃぁ、グルラで聞いてみようぜ。

レン
別にグルラじゃなくてもいいだろ?

カイト
いいじゃんか。

如月さん
あれ?
うららちゃん今日は、帰ってくるの遅いね?

うらら
あっ、ちょっと居残り勉強をしていました。

うらら
(如月さんには、心配かけたくない。)

如月さん
そっか。
勉強頑張ってね。

うらら
ありがとうございます。

うらら
ただいま。
お母さんお父さん。
遅くなってしまってごめんなさい。

カイト
なぁー、ユウキ

ユウキ
なんだ?

カイト
お前、小泉 うららってしっめるか?

ユウキ
小泉?

レン
あぁ。

ユウキ
うーん?
いたかな、そんな子

カイト
うわ、可哀想。

レン
なんか、めちゃくちゃ普通の子だった。

ユウキ
普通?
あっ、凡人だ。
多分そいつ。

カイト
凡人?

ユウキ
そう。
成績も30位で、みんなからいじめられてる。
まっ、俺しらんけど。
そいつがどうかしたのか?

レン
今日、倉庫の中で泣いてた。

ユウキ
はぁ?
なんで倉庫?

カイト
さぁ?

レン
知らん。

カイト
俺達が聞いた時、作業していたら閉じ込められたってゆってたけど。

ユウキ
へー。
あっ、まず電源切れる。
じゃな。

レン
おう。

カイト
バイバイ
