𝐁𝐓𝐒 𝐁𝐋 短編集

そして 俺とテヒョン先輩は 友達となった。

俺の人生は 前よりずっと 楽しくて こんなに心が 踊るような事は 初めてで嬉しい。

でも 俺は少し気がかりな事がある。

①と②が退学処分になった事…

俺は 怖くて先生にいじめの件は 相談してない…

それか 2人は他に何かを しでかして しまったのか??

まぁいいや…これから テヒョン先輩と一緒に お昼ご飯 屋上で 食べるんだ!! 楽しみ😆

俺と先輩は 手を合わせて 弁当を 食べる。

そうだっ!!先輩に①と②が 退学になった事を言ってみよう!!

確かに、先輩の言うとおりでも ある…

だって 俺これから教室とかで ビクビクせずに 済むから。

それからは 愉しい話 とかして 先輩とお昼を過ごした。

グガとは、友達になった。

それはとても 嬉しい事だ。

グガは ①と②に虐められていた せいか、人間を信頼しきれていない。

だから、俺をついていなきゃ いけないんだ。

グガが 幸せなら 俺は それでいいんだ。

だから 俺はグガには 内緒で ①と②がグガを虐め ているのを 動画に残しグガの 先生に 報告した。

何で俺が ここまでするかは グガの友達でもあり___

___グガの事が 密かに好きでいる。

ごめんね…あの時言えなくて…

でも…これはグガの為なんだ…

許してね…

さっ帰ろうかな!

テヒョン先輩と一緒に帰りたいけど 方向が 違うんだよね…

テヒョン先輩と一緒に 話して帰りたいなって思う。

なんかね 先輩と居ると ドキドキするというか楽しいんだ。

だけど 俺にはイヤホンがある。 音楽を 聴いてると楽しい。

俺は イヤホンを付けようと したら、目の前に先輩が目に入った。

でも他に女子達も居た。

最初に会った時も思ったけど 顔面国宝だし優しいよね… モテるんだろなぁ…

何だろう…何か胸が 凄くモヤモヤする…

これは モテてるのが 羨ましいからなの…??

何か よく分からないや…

これ以上 考えるのは やめとこっ…

この時の俺は なぜ 先輩にドキドキするのか、 モヤモヤするのかが 分からなかった。

次の日

やっぱり朝には なれないな…

俺は 自分の教室に 行こうとしたら 誰かが前を塞いだ。

この2人 確か昨日テヒョン先輩と いた2人じゃあ なかったけ…??

The 一軍って感じの子達だな…

俺 苦手かも…

俺は 屋上へと続く階段の方へと 連れていかれた。

ここ…①と②に殴られたり 蹴られたりした場所だからちょっと トラウマなんだよね…

早く 教室に戻りたいな…

…嫌な予感が……

やっぱり 予感は的中した…。

つまり 俺がテヒョン先輩から 離れろって ことだよね…

俺は テヒョン先輩が好きだし これからも 出来たら仲良くした かった…

テヒョン先輩といると落ち着くし 昔の自分だったら味わえなかった ぐらい楽しい…

けどこれは俺の気持ち。

もしかしたらテヒョン先輩は 俺といるのは疲れてるかも しれない。

もしそうだったら これ以上はテヒョン先輩には 迷惑をかけられないよ。

2人はササッとどっかに 行ってしまった。

ただ1人 取り残された俺…

これは…テヒョン先輩のため…

先輩の為なんだから… 泣いちゃだめ…

それとは裏腹に涙が ボロボロ零れ落ちてくる。

やっぱり…先輩とは 離れたくないな…

でも 仕方ない事なんだ…

自分に言い聞かせながら

自分の教室へ戻った。

そのまま1〜4時間目まで 終わって昼休みになってしまった。

実は俺とテヒョン先輩は 友達になってからLINEを 交換していなかった。

昼休みが始まったら すぐ屋上に行ってお昼ご飯を 食べていたけど

LINEを交換してない訳だから ずっと教室にいたら先輩探すかな…

なんて考えていたら___

グガ…ダメだよ…話しちゃ…!

っ…先輩の為なんだよっ… お願いだから…帰ってよ…!

こうなったら…この場から 逃げようっ…!!

俺は無我夢中で先輩に 捕まらないように走り続けた。

先輩は俺に走りながら 問いかける。

俺は元から運動神経が 良いわけではないから体力 の限界がそろそろだ…

でも…逃げないと…!

俺がそう思った瞬間に テヒョン先輩は俺の腕を掴んだ。

捕まっちゃった…あっさりと…

どうしよう…当然 捕まえたからにはさっきと 同じ事を聞かれる。

俺はもう一か八かで この言葉を先輩にぶつけるっ…!

ホントは…こんな事を 言いたくないけど…

しょうがないんだ… 先輩______

“ 미아네요 ”

グガ…言うんだ…!泣

俺がそう言うと魂が抜けたような 顔になり俺の腕をそっと離した。

俺はその姿が胸に苦しいほど 刺さった……

言い終わると俺に背を向けて 自分の教室に帰る先輩。

俺は先輩が見えなくなったのを 確認してからしゃがみこんで 顔を埋めて泣いた。

先輩に届きもしない言葉を 泣きながら言った。

俺はその場でしばらく泣いた。

そしてこの日から 先輩とお昼お弁当を 食べる事がなければ

俺が屋上に行かない事で 先輩が俺を向かい来る事もなかった。

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