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やっとの思いで見つけた
僕の大切な人
記憶はなくとも、きっと大丈夫
そう思っていたけれど
月夜
落ちる影
三枝
叶
星夜
いかないで
僕の大切な人
このままじゃ
落ちる寸前で手を差し出す
その手は数センチとどかず
空を切るだけ
星夜
言葉にならない声
僕は
星夜
俺はまた、君を失うの?
月夜
"ごめんなさい"
そう言った気がした
いかないで
お願いだから
今度は俺が守るから
伏見
伏見
なんとかギリギリ間に合った
月夜くんをキャッチする事ができたゼ
伏見
叶くんや三枝くんが上から見ている
俺は大丈夫の意を込めてピースした
そして月夜くんを医務室に運ぶべく 中に移動しようとした時
月夜
伏見
煙を立て、月夜くんは元に戻った
月夜
伏見
伏見
とどかなかった
力が抜け、その場にしゃがみ込む
多分、 落ちる瞬間を見たくなかったんだ
叶
叶
星夜
叶
三枝
星夜
また失わずに済んだ
また守れる
……"また"?
既に何か失った?
守ってもらってばかりだったのに 守れる?
なに、これ
叶
叶
三枝
叶
明那が先に走り出す
叶
叶
星夜
叶
星夜
叶
叶
星夜
僕は、何か忘れている?
何を、忘れているの
僕は
俺は、誰?