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私、けっこう花言葉が詳しいそこら辺にいる女性の美那(みな)って言います
私と彼は仲の良いカップルです
暇があればメールをし、デートも頻繁にしてます
ま、この前まででしたけど。
メール
美那
美那
彼
美那
彼
美那
彼
女の人とは疑ってません
女の人と会っていたとしても、浮気をされていたとしても、私は彼を愛しているから
あぁそうそう。私と彼は遠距離じゃないんですよ?
家も知ってるし、 行けない距離ではありません
ただ、この前急に行ったら少し注意されたんですよね…
だから、会えないか聞いてから行くようにしてます。嫌われたくないから
私だってちぐはぐだな。なんて思ってるんですよ
でもそれは彼が忙しいからって思い込んで、何も考えませんでした
最近はおかしいなって分かってるんです
それでも会ってくれるからやっぱり好きだなって
こういうことを言っていたら私がどれだけチョロいかが分かってしまいますね(笑)
でも、私だって人間です。そろそろ愛想尽かします
1週間後
彼
美那
美那
彼
美那
彼
彼
美那
彼
美那
美那
彼
凄い、凄いです!
なんて夢のようなことでしょう
彼は私の心を見透かせるのでしょうか?
それぐらいに求めている時にメールが来たんですから
さ、私は女です
どんな可愛い服を着ていきましょう
オシャレなカフェですか………楽しみです…♪
・・・
そーだ、最近プレゼントをしていなかったので久しぶりのデートということで、お花を贈りましょうか
──────────
デート当日
私は“スノードロップ”という花を彼に贈ることにしました
さて、彼は………
あっ!いました。あのスタイリッシュな男性です
少し淡い茶色いくるくるの髪に、キリッとした目元。 カジュアルなコーデが大きな花壇とマッチしています
私は、シンプルなパールの髪飾りと、薄い茶色のシャツと白いロングスカートでカジュアルに決めたつもりです
彼の隣には並べるでしょう
美那
彼
美那
彼
美那
美那
美那
彼
美那
彼
美那
美那
彼
さて。 彼は花言葉も知らずにまた私から貰った花を飾るのです
ふふっ………女は1度冷めたらなかなか戻らないんですよ
俺、花言葉を覚えるのが趣味なそこら辺男性の拓真(たくま)です
彼女は、花と花言葉を辞典のように知っていて、その影響から花言葉を調べるようになりました
ので、彼女に内緒で趣味満喫中です
彼女はプレゼントに花を贈ってくるので、1つづつ花言葉を添えて花瓶に飾ってます
今日はスノードロップと言うのを貰いました。
さて。 彼女は花言葉を知っていて贈ったのでしょうか
そうであれば。
そうであるのならば。
俺は…………
俺も
“同じ気持ちだ”と言うことを知っているのでしょうか。
END