8話-世話係-
17の時
家庭環境に耐えられず
家出した。
エリオ
何も持たないまま
暗い夜をさまよった。
路地裏の明かりの方に引き寄せられて
階段をおりると
男たちの騒ぎ声が聞こえた。
生き物の鳴き声と
金属がぶつかる音
エリオ
中心にある大きな檻の中を除くと
人間のような何かと、
見たことない生き物が争っていた。
だんだんと
ここは、入ってはいけなかった
と思い、後ずさりする
エリオ
エリオ
エリオ
働け。
突然言われ、驚くも
上に話を通されて
俺は
混沌屋に拾われた。
そう言って掃除用具を押し付けて
争いが終わった後の檻に放り込まれる。
さっきまでいた人達は
何も無かったかのように消えていた。
エリオ
俺の中は血なまぐさくて
息もできないほどだった
エリオ
血が着いた檻の格子を拭き
床に着いた汚れを拭き、ゴミを拾う。
綺麗にすると、
さっきよりは匂いが落ち着いた
エリオ
毎日毎日
言われたことをやり続け、
捨てられまいと仕事をした。
エリオ
ここに来て1週間
初めて掃除以外の仕事を頼まれた
エリオ
そこには、沢山の
今まで見たことの無い生き物がいた。
エリオ
そう呟くと、胸に冊子を押し付けられた
一枚めくると
生き物1匹1匹の世話の仕方が書いてあった
エリオ
エリオ
明らかに掃除よりいいと思う
ナナ
エリオ
こいつだって
黒猫みたいだけど
尻尾2本だし、ライオンぐらいでかい
ナナ
エリオ
意外と人懐っこい…、?
でも、他のやつはそんな事ない気がする
…あいつとか、
ニブ
エリオ
気長にやろ
エリオ
エリオ
シエル
ニブ
エリオ
ニブ
シエル
ニブ
あんな言い方でも、
ほんとに好きな気持ちは伝わってくる
エリオ
エリオ
ナナ
シエル
シエル
エリオ
コメント
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最後の告白ですべてがほわほわになった。(*´`)今だけ純粋な心の気持ち((((