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見るのが遅れてしまった…😢 とても面白かったです、お二方の絡みが好きすぎて死にそう…🪦
津雲くんが動いてる………!!(感動) 黒幕みたいなセリフ言うシニガミさん好きです とりあえず仲良く(?)仕事できそうでよかったです……😌
おー!続きだー!楽しみだったので嬉しいです! お二人の会話がテンポよくていいですね〜!👍 続きも気長に待ち続けます〜!
週末の昼下がり——軒や窓を叩く冷たいガラス玉の音が、クラシックの旋律と交わって心地良い。 穏やかな時を過ごす客がいる一方、別室では興奮に満ちた黄色い声があがっていた。
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
BL好きなお姉さん
お友達
BL好きなお姉さん
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
腕をカルタに抱かれたまま、俺は引きづられるようにその場を後にした。
BL好きなお姉さん
お友達
お友達
スタッフルームの椅子に腰掛けると、彼は心底煩わしそうに舌打ちをする。
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
津雲の答えに大きなため息を吐くと、彼は頬杖をつき低い声で答えた。
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
そっぽを向いていたカルタがギロリと睨む。 それは大いにあなたの性格に問題が——出かかった言葉を、津雲は急いで飲み込んだ。
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
話の区切りがついたところで、扉がコンコンと音を立てた。
おとぎ
四二噛 カルタ
おとぎ
二人が同時にやんわりと視線を逸らす。その様子がおかしくて、おとぎは上品に笑った。
おとぎ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
彼らが店の出入り口へと向かう。その途中で客席の隅に、持ち主不明の財布が落ちていることに気づいた。
津雲 秦気
おとぎ
財布の落とし主と思われる男性客は、今まさに店の玄関を通り過ぎてしまった。
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
おとぎ
津雲は一目散に客を追いかけ店から飛び出した。探偵はその背中を呑気に見つめている。
四二噛 カルタ
おとぎ
おとぎ
おとぎ
四二噛 カルタ
二人の背を見届けた彼女は、満足げに店長としての業務へ戻った。
津雲 秦気
近づくゴールに手を伸ばしたとき、それがこちらへと振り向く——真横から猛スピードで自転車が突っ込んできているとも知らずに。
津雲 秦気
彼の腕を掴み、思い切り引き寄せる。傘をさした自転車の運転手を一言叱りつけ、そのまま彼の身の安全を確認した。
津雲 秦気
財布の落とし主
気付くと、相手は自身の腕の中で完全にフリーズしていた。緊急だったとはいえ、赤の他人に突然抱き寄せられたわけだから、それはもう恐ろしかったことだろう。 津雲は軽く謝罪し、すぐさま数歩ばかり離れた。
津雲 秦気
安堵に胸を撫で下ろし、彼の手から落ちた傘を拾い上げる。
津雲 秦気
財布の落とし主
津雲 秦気
財布の落とし主
財布の落とし主
津雲 秦気
四二噛 カルタ
知らぬ間に現れたカルタを見て、津雲は二重の意味で驚く。その涼しい顔から悠長に歩いてきたことが窺えた。
津雲 秦気
財布の落とし主
津雲 秦気
四二噛 カルタ
カルタが懐から名刺を取り出す。受け取った彼は、それに見入ったまま感嘆の息を漏らした。
財布の落とし主
四二噛 カルタ
津雲 秦気
雪村 幸也
雪村 幸也
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
ごねる上司へ津雲が軽蔑の眼差しを送ると、無言で鞄から何かを取り出し、直接それを彼の手に握らせた。
津雲 秦気
そして、道路を挟んで向かいのクレープ屋を指差す。カルタが手のひらを緩めると、そこにはまさしく賄賂たる千円の顔があった。
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
思いのほか真剣な顔つきであり、興味を持ったカルタはひとまず引くことにした。
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
当てつけのように津雲へ肩をぶつけてから、そのまま事務所に帰るのかと思いきや——彼は向かいの歩道へと渡り、クレープ屋に入っていった。
津雲 秦気
雪村 幸也
雪村 幸也
津雲 秦気
呆気にとられる彼が可愛らしく、雪村は笑顔で頷く。津雲は一つ咳払いをして、決まりが悪い空気と話題を切り替えた。
津雲 秦気
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
津雲 秦気
自慢げに語る津雲の勢いにのまれ、雪村は渋々その提案を受け入れた。
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
津雲 秦気
ハクバ
探偵
探偵
探偵
ハクバ
ハクバ
ハクバ
探偵
探偵
ハクバ
探偵
ハクバ
探偵
ハクバ
ハクバ
ハクバ
ハクバ
探偵
ハクバ
探偵
探偵
探偵
[探偵 さんが退出しました]
津雲 秦気
用事を済ませ帰路についた頃、津雲は彼の相談事を聞き終え、顎に手を添える。
雪村 幸也
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
すると、津雲の肩が不意に叩かれた。 以前のバイトによる影響だとか、近頃感じるストレスだとか——理由はどうであれ、彼がその正体不明の相手を投げ飛ばしたことに変わりはなかった。
津雲 秦気
雪村 幸也
四二噛 カルタ
津雲 秦気
お前がやったことだろうが——強打した肩を労わりながら、カルタは恨みを込めた眼差しを加害者に向ける。
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
雪村 幸也
津雲 秦気
四二噛 カルタ
呆れたように鼻で笑い、服についた砂塵を払って立ち上がる。まだ肩が痛むのか、いつもより立ち姿がだらしない。
四二噛 カルタ
確かに悪いのは自分だが、言い方が鼻につくというか、どうも嫌味ったらしくて津雲は純粋な罪悪感を抱けない。これも一種の才能なのだろうとそっと諦めることにした。
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
雪村 幸也
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
雪村 幸也
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
それまで雪村を見ていたカルタの視線が津雲へと向く。「お前はこちら側だろう?」と言いたげな細く歪んだ真っ黒の目。津雲は不意を突かれた動揺を押し隠し、必死に考えを巡らせた。
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
カルタが雪村の手提げ袋を指差す。そこには、可愛らしいパンのイラストと「ミハラベーカリー」という文字がプリントされていた。
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
雪村 幸也
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
ふぅ、と一息ついて、雪村のもう一つの手提げを見る。
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
雪村 幸也
興奮する雪村を横目に、津雲はわずかな疑念を抱いていた。それに気づいているのかいないのか、釈然としない津雲をよそに話題は依頼内容へと移り変わった。
津雲 秦気
ビニール傘の水気を払う津雲へ、雪村が礼を言う。
雪村 幸也
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
四二噛 カルタ
雪村 幸也
空笑いを向けられ津雲は言葉に詰まる。そして憐憫に流されるまま唇を開いたとき、不意に雪村が立ち止まった。
雪村 幸也
なんの変哲もない古ぼけたアパート。住人の一人がベランダの柵にもたれ白い煙を吐いている。男はこちらへ気づくや否や、煙草を灰皿に押し付けそそくさと引っ込んだ。
四二噛 カルタ
雪村 幸也
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
本当に仕事仲間か疑わしい二人のやり取りに苦笑すると、雪村は彼らを自室へと招いた。
雪村 幸也
四畳1Kのこぢんまりとした一室。綺麗にたたまれた布団と、小型のテレビ台、そのほか収納用品がところ狭しと畳上でひしめいている。
津雲 秦気
四二噛 カルタ
雪村 幸也
買った物の整理を簡単に済まし、彼は客人へ茶を振る舞う。
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
雪村 幸也
見当がついているのか、三つ折りにされた布団へ迷いなく近づき、それと壁の隙間を見下ろす。 「いたいた」 彼は膝を折り、闇の中を掬い上げた。
雪村 幸也
猫
それは、見事なまでに真っ黒な黒猫だった。目立つ淡い青色の首輪には丸形のストラップがついている。
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
雪村 幸也
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
雪村 幸也
猫
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
雪村 幸也
静かな部屋にシャッター音だけが響く。傷だらけの猫……飼い主はどんな人間なのだろう——津雲は真実を知ることへの恐れと、わずかな好奇心にツバを飲んだ。
四二噛 カルタ
雪村 幸也
津雲 秦気
雪村 幸也
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
突然、カルタが津雲の鞄のポケットに手を突っ込む。そして何かをつまむと、彼の目の前に突きつけた。
四二噛 カルタ
津雲 秦気
彼がそのまま包を開くと、黒いカプセル形の小さなものが姿を現す。
四二噛 カルタ
津雲 秦気
津雲 秦気
四二噛 カルタ
津雲 秦気
四二噛 カルタ
四二噛 カルタ
津雲 秦気