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#etさん愛され
涼 夏 .
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ら む ね _ @部長
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私はずっと、ひっかかっていたことがあった。
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小さい頃から、私が何かをしたときに一番に駆けつけてくれていたのは、お姉ちゃんだった。 そんなお姉ちゃんが、大病を患っている私に会いに来ないなんて、 正直、天地がひっくり返ってもありえない。 それくらいお姉ちゃんは私のことが大好きだった。 私もお姉ちゃんのことが大好きだった。 だからこそ、何でもわかるんだ。 お姉ちゃんのこと。
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そんな、軽いノリで会いに行こうとしただけだった。
お姉ちゃん、お姉ちゃん。 お姉ちゃんに会えたら何をしよう。 何を話そう。 あぁそうだ ya君と再会できたこと、言わなきゃ。 病院内で友達になったnaさんと、 幼なじみの、明るくて面白いjpさん。 「私、今すごい楽しいんだよ」 そう、言わなきゃ。
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病室のドアの取っ手に触れた途端、中から声が聞こえた。
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「お兄ちゃんがいる」 ただただ嬉しかった。 でも、次に聞こえた言葉に私は…倒れそうになった。
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吐き気がした。 大好きだったお姉ちゃんが、もう『この世にいない』…? でも、バラバラだったパズルがくっつくように 頭の中で生まれていた謎が解けたような気がした。 お姉ちゃんが、私に会いに来てくれなかったのは…もういないから。 最初はお姉ちゃんが継ぐはずだった会社を お兄ちゃんが継いだのは、もういないためできないから。 父と母が、私のことを避けているのは…
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私は、『真相』に耐えられなくなり、 走って自分の病室に戻った。
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お姉ちゃんが、もういないなんて信じられなくて、 悲しくて悲しくて そして、どうして最期に会えなかったのだという後悔が押し寄せてきた。
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その次に私は、父達についての記事を掘り漁った。
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父は社長なので、いろいろ出てくると思った。 私たち家族についても乗っている、そう考えた。
窓から見える景色の色が変わることにも気付かずに、 私は必死に探し続けた。
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私が見つけた記事は、私達『5人』の家族写真が大きく貼られた、 新聞記事だった。 座っている母にまだ幼い私が抱き抱えられ、 その隣に兄。 そして、その後ろには父と姉が2人で立っている。 皆が幸せそうに微笑む、ただの家族写真だ。 でも、それを見るだけで今の私は涙が出てくる。
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「私達は良い所のお嬢様だったんだから。」 「その1人が亡くなったことに対して大きく取り上げる所はあったはず。」 そう信じて、私は必死に探した。
コメント
1件
もう…胸がぎゅっとなりました。 「お姉ちゃんがもういない」って知ってしまった場面、特に倒れそうになる描写が本当にリアルで、一緒に息が止まる思いでした。幼い頃の家族写真の前で泣く姿に、こちらの目頭も熱くなります。 病気の妹からすれば、姉が会いに来ないのは不自然でしかないですよね。その謎が「もういないから」でつながった瞬間の衝撃…。姉が亡くなった本当の理由を、これからどう知るのか、続きが気になって仕方ないです。