母
潔
母
あんたのせいだから
潔
潔
母
母
母
潔
潔
母
母
母
潔
潔
蜂楽
潔
蜂楽
潔
蜂楽
潔
蜂楽
本当に、昔の事を 思い出していただけ。
けど、その内容は絶対に こいつらには言えない。
ここの奴らは優しいから、 きっとこんな俺でさえ 心配してくれるだろ。
でも、その心配が、眼差しが 今の俺には眩しすぎるから。
母
世一
父
世一
潔
その夢は、突然に見せられる。 その内容は決まって、家族3人が揃っている幸せだった時の情景。
父
世一
母
父
父
世一
父
うそつき。
父さんは、俺が小学三年生という年齢になった年に、借金を置いて母さんじゃない女の人と一緒にどこかへ行ってしまったらしい。
きっと、あの日から母さんはおかしくなってしまった。穏やかで、いつだって優しかった母さんは驚く程に別人になってしまった。
溜まったストレスをぶつける「いいもの」がないとき、母さんは俺に手を挙げた。殴られて、蹴られて、酷い時には熱湯を浴びせられて、サッカーをする上で大事な足をアイロンで焼かれた事だってある。
もう、母さんは居ないはずなのに。 ここには、もう居ないのに。 俺はいつだって、何かに怯えていた。
……怖い。目覚め、たくない。
世一
潔
潔
どうやら、変な時間に起きてしまった らしい。ブルーロック内は静まり返って、まだ電気もついていない。
潔
俺は乱れた息を治す為に必死で肺に酸素を取り込む。思いっきり吸ってしまったせいか、咳き込んでしまう。
潔
五十嵐
潔
五十嵐
…最後に、小さい頃の俺が言ってた。 「かあさんがないているよ」。 母さんが、泣いている。
1人で、…?俺がいないと駄目、そう言っていた母さんが、1人で泣いている。 その瞬間、もう駄目だった。
ああ、俺はなんて事をしてしまったんだろう。愛する人に見限られ、挙句の果てに大量の借金までも置いていかれた母さん。
ストレスで、俺を殴ってしまう母さん。 けれど、俺を愛してくれていた。 …ごめん、母さん。俺だけ、こんな…。
潔
潔
蜂楽
潔
蜂楽
潔
五十嵐
蜂楽
五十嵐
潔
蜂楽
潔
蜂楽
潔
蜂楽
蜂楽
潔
蜂楽
潔
蜂楽
潔
蜂楽
五十嵐
潔
五十嵐
潔、俺は知ってる。
お前も、俺と同じ大きなトラウマ…傷を抱えてるって事。
あ
あ
あ
あ
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