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空が青いが春じゃない。3

空が青いが春じゃない。3

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空が青いが春じゃない。3

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2019年05月02日

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好きになった日に失恋。

それがどれだけ苦しいか。

放課後

親友の裕太と二人で帰っていた。

裕太

智樹、暗い顔してどうしたんだよ。

智樹

いや、なにもないよ。

裕太

なんかあるだろ?何年一緒だと思ってんだよ。

智樹

本当になにもないからさ。

智樹

気にしないでくれよ。

裕太

そうか?智樹が言いたくないなら良いんだが。

好きになってまだ2日目。

根田さんを諦めることも

今のうちならできるかもしれない。

白鳥高校の前を通ったとき、

根田さんがいるかもしれないと

つい校門の方を向いてしまった。

智樹

あ···。

根田さんは、男子と手をつなぎ

楽しそうに笑っていた。

涙が溢れそうだった。

このままでは泣いてしまう。

でも、一滴でも涙をこぼせば

もう止まらなくなるんじゃないかと

不安で、不安で

必死にこらえた。

顔をそらしたいのに

彼女に見惚れてしまう僕が居た。

裕太

智樹、おい、智樹!

裕太の声で、はっとした。

顔を反らせた。

裕太

本当にどうしたんだよ。

智樹

あのさ、

智樹

僕、根田さんのこと

智樹

好きなんだよね。

智樹

昨日一目惚れしてさ。

智樹

でも、彼氏がいるって怜に教えてもらった。

智樹

なんか、悲しくて···。

裕太

裕太

そうか。

裕太

あんなの、見なくていい。

裕太は僕の腕を掴み、

涙をこらえている僕を

家まで引っ張ってくれた。

家の前まで来て

一気に涙が溢れた。

そんな僕を見て、

裕太は自分の手を握りしめていた。

続きます。

これ暗い。

次回作もう考えてるので

次は明るめに!

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コメント

1

ユーザー

切なめのお話ですね😢 見るの遅くなってしまいましたm(*_ _)m

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