カルム
ねぇねぇ!君はどうしてこっち来たの?前はあっちの研究所だったんでしょ?
???
知らない。気づいたらここにいた
カルム
そっか。君はなんなの?
???
それも分からない。
カルム
じゃあ名前は?
???
名前って何?
カルム
うーん。呼び方てきなかんじかな?
カルム
物にも、イスとか机とかあるでしょ?そういうの
カルム
前のところでなんか呼ばれてたりしないの?
???
お前とか、No.1とかかな
カルム
あー、そんな感じかぁ、じゃあ私がつけてあげる!
カルム
私はカルムだから…アルムとかどう?
アルム
うん。いいと思う。
カルム
じゃあ決定ね〜
管理者
おいお前ら、実験の時間だ
カルム
はい
管理者
筆記試験開始
その瞬間ザワザワしていた空間が一瞬で静かになった。
ミスったら殺されるみたいな空気が流れていた
5分後
管理者
筆記試験終了
アルム
ねぇ、カルムこれってなんの意味があるの?ボソッ
カルム
実力を図るためだよ。全然ダメだったら……
カルム
いや、これ以上は言わないでおくわ
アルム
なんで
カルム
いいから、次行くよ。
アルム
次って?
カルム
実技試験だよ
カルム
怪獣倒せば終わるから
アルム
怪獣?
アルム
何ここ、さっきと同じような場所だね
カルム
まぁ、そっちの方が楽なんでしょ。知らないけど
管理者
お前出ろ
カルム
はーい
カルムはそういうと、怪獣?を慣れた手つきで倒していった
管理者
やっぱりあいつは戦闘能力が高いな。ボソッ
管理者
次、お前いけ
管理者
……
管理者
聞こえてないのか?
カルム
アルム、次アルムだよ
アルム
え、あ、ごめんありがとう
カルムがとても綺麗に倒す姿に見とれていた
管理者
やっぱり、あいつも強いな。
カルム
アルム!お疲れ様!もう部屋に戻っていいはずだから一緒に戻ろ!
アルム
うん。
管理者
おいお前ら、飯だ
アルム
ん、
アルム
あむっ
カルム
じー
アルム
なに?
カルム
いや、味はどうかなって
アルム
普通。別に不味くは無い
カルム
そっかぁ
アルム
何その顔
カルム
えへへ
管理者
お前ら、もう寝ろよ
カルム
はーい
管理者
カルムは頭は悪いな。でも戦闘能力がすっごい高いな
管理者
一旦保留か。
管理者
アルムだったっけか。カルムが名前付けてたやつ
管理者
カルムのやつまた勝手なことしやがって
管理者
えっとアルムは…まじか。オール満点
管理者
えっとこいつは…カルムと血の繋がりあるのか。カルムの遺伝子を人間の体内に入れてできた個体がアルムか……
管理者
ベースとした人間の素材が頭が良かったんだろうな。で、カルムも戦闘能力は高いからそこを受け継いでという感じか
管理者
やっぱり鬼族は見た目の成長が全然しないな。長生きするからか。でもアルムはちょっとしてるから人間の方も多少受け継いでるのか
あれから、1年ほどたったある日
管理者
おいカルム…起きろ
カルム
ん?どうしたんですか?
管理者
お前に用事が出来た
カルム
用事?わかった
アルム
ん?カルム?どこいって……ついてくか
カルム
……あー、そういうことですね。
カルム
じゃあ、アルちゃんに一言言わせてくれる?
管理者
ダメだ。
カルム
ケチかよ。
アルム
ねぇカルムになにしてんの?
管理者
あ、アルムちょうどいいか
カルム
あ!アルム!じゃあもういいや。管理者さんお好きなタイミングでいいよ
管理者
プスッ
アルム
は?なにしてんのほんとに
カルム
アルム。負けないでね。
カルム
ばいば
管理者
ザクッ
アルム
え、カルム!
アルム
お前。ふざけんな!カルムになにした
管理者
殺した。早く血を吸わなちゃ。鬼族の血は美味いらしいから高く売れるんだよな
アルム
お前!ふざけるんじゃねぇ!俺がお前を殺してやる
管理者
お前には無理だよ
アルム
おぉらぁ!
アルム
ビクッ
管理者
ほら、これ鬼族の天敵の匂い怖くなってきちゃったでしょ?
管理者
ほら、ビビって動けない
管理者
ん、じゃ、またねぇ
バァン
管理者
(うわ、最悪爆発させられたか。鬼族はこれがウザいんだよな。まぁ、一年に一回しかできないからいいけど)
管理者
(施設破壊されたか……助けを呼ぶことも出来ないしアルムは後から追うことにするか)