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逃げなさい!!
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隠れて!急いで!
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早く!
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お願いッ逃げtあ゙ぁッ!!
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あぁ、思い出した。
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覚えてる。覚えてるよこの子。
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ずっと泣き叫んでた。
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必死に僕に縋って。
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君の周りの人間をたくさん殺しているのは僕なのに。
まだどうすることもできない、 その小さな体で必死に。
???
???
だけど僕は無言で人を殺すだけ。
四方から聞こえる断末魔無視して。
???
君の目の前で。 大量の血しぶきをあげて。
???
この子には、 一生消えないトラウマを植え付けた。
でも、僕にはどうする事も できないから。
ごめんね。
ごめんね。
君は今、どうしてるのかな。
君は......
-karise-
Ak
-karise-
-karise-
-karise-
よく覚えてるよ。 君以外、僕達殺人鬼に縋る人間を 見たことがない。
白
白
白
分かったよ。
今まで初兎ちゃんがメンバーを 、 リスナーさんを誰よりも 愛していた理由が。
あんなことがあったのに。 もう乗り越えて。
Ak
今度は失わないようにって、 たくさんみんなを愛して。
Ak
なのに、 僕達の姿を目にして。 乗り越えたはずの過去を掘り起こして。
しかも、 失わないように大切にしていた 仲間が殺人鬼だったとか。
-karise-
Ak
-karise-
あ......いふくん、 ずっと話しかけてくれてたんだ。
-karise-
Ak
-karise-
-karise-
まだ幼い子供の目の前で人を殺して。
そのトラウマを掘り起こして。
挙句の果てには裏切って。
初兎ちゃんは......
白
あぁ、ほら。 過呼吸まで起こしてる。
白
いや、今更人間に情を抱くな。
中途半端に寄り添っても 傷をえぐるだけ。
せめて最後まで悪役を。
白
ダンッ
白
Ak
-karise-
鈍い音が響いた。
今、僕は初兎ちゃんを蹴りあげた。
"人間に暴力を振ったのは初めて" だった。
Ak
Ak
Ak
Ak
-karise-
Ak
Ak
-karise-
-karise-
-karise-
これでいい。これでいいんだよ。
Ak
Ak
あぁ、ダメだよ。 その姿で近づいちゃ。
白
ほら、震えてる。 怖がってる。
-karise-
Ak
If
If
白
ダメ。聞こえてない。
ごめん。いふくん。初兎ちゃん。
もう、どうしたらいいかわかんない。
-karise-
バタッ
If
If
If
-karise-
僕の魔力で強制的に眠らせた。
もう倒れるどころじゃない。
人間の初兎ちゃんは、 負荷に耐えられずに壊れる。
これも全部、僕が悪いから。
だから。
-karise-
If
-karise-
If
-karise-
If
If
何がしたいかなんて分かんない。 僕はまた初兎ちゃんに トラウマを植え付けた。 ただそれだけ。
そうだ。 もういっそのこと蘇生する時に 僕の記憶も消してしまおうか。 そしたらきっと初兎ちゃんの トラウマだって......
If
-karise-
If
If
それから僕は、 何も隠すことなく全てを話した。
もう呼吸が途切れ途切れな 初兎ちゃんを横目に見ながら。
If
If
If
If
If
『最低』 その言葉だけが 僕の心にずっしりと残った。
If
If
If
If
If
If
If
If
いふくんの言葉1つ1つが とても重くて。
いふくんも同じ苦しみを 知っているから。
だから必死に僕に教えてくれる。
どれだけ教えて貰っても僕には 分からない、人間の痛み。
-karise-
また失敗してしまった。 何がいけなかった? どうすればよかった? これからは?
If
If
If
-karise-
蘇生...... とても危険な儀式。 下手したら僕が死ぬ。
でも、初兎ちゃんは 僕が殺したも同然だから。
-karise-
If
白
-karise-
-karise-
If
コメント
8件
わぁぁぁあ神‼️ この作品大好きかも知れんO(:3 )~
閲覧ありがとうございます。 ゆうです。 皆様のお陰で累計いいね数が4000を突破致しました。 いつも応援ありがとうございます。 昨日に引き続き、投稿させていただきましたが、本来ここまで高頻度で投稿させていただくことは少ないです。 気長に待っていただくと嬉しいです。