〜♪
りうら
りうら
俺はダンス部に入ってる男子高校生 りうら
最近上手く踊れなくて悩んでる
りうら
りうら
りうら
バタンッ
りうら
毎日毎日ろくに寝ずに夜遅くまでダンス練習をしている
もう正直身体も限界かもしれない
歩くのもやっと、となってきた
りうら
ガララッ
りうら
りうら
ここまで練習した成果があれか
俺はどうしてこんなできないの?
どうしてここまでやってるのに 上手になれないの?
りうら
ピシッッ
俺の中で何かが壊れた気がした
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ここから俺は壊れ始めた
りうら
りうら
りうら
俺は部活を退部して完全にダンスをやめた
みんなになんと言われようと気にしない
俺には関係ない
りうら
りうら
でもなぜか
いつも気がつくとダンス練習する時に使ってた体育館にいる
りうら
やっぱり俺はダンスしなくちゃいけないの?
どうして??
なんで…??
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
りうら
りうら
りうら
俺は耐えられずに体育館を飛び出した
屋上めがけて飛び出した
りうら
りうら
屋上から落ちたら死ねるかな?
死ねたら嬉しいな
りうら
何気なくダンス練習の曲を口づさんでステップを踏んでみた
どうやら俺はまだ夢を捨てきれていないようだ
でもそれも死んだらどれも一緒だ
りうら
りうら
タンッ……トッ トンッ…タンッ…
不規則なリズムでステップを踏む
とても酷いリズムだった
トンッ……タッ、トッ…トンッ
りうら
急に足元が消え失せた
そう気がついたら
後ろから強い風が吹いていた
俺は全てを悟った
りうら
もっと
躍ってみたかった
【俺は愚図の頂点で躍る】 END








