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チッ帰る

おい待てよ!

黒名

待ってッ!

黒名

黒名

帰ってもいいよ

黒名

止める権利なんてないし

黒名

だけど

黒名

俺らを見て何も思わないなら帰ってもいい

黒名

なにか思うなら

黒名

こっちに来て

黒名

朝の我儘聞いて欲しい

……何も思わねぇ

黒名

ッ……

訳ねぇだろクソが

黒名

へ?

お前がおかしくなった日から俺も変なんだよ

ありもしねぇ記憶が湧いて来やがる

ブルーロックだのパートナーだのうぜぇんだよ

極めつけには兄ちゃんとのありもしねぇ記憶まで湧いて来やがる

黒名

なら何で知らないフリした?

黒名

俺が聞いてもずっと知らないの一点張りだった

黒名

記憶があるなr

やめろ

俺をあの世界に戻そうとすんな

帰るならお前らだけで帰れ

黒名

何でッ!なら凛はどうする

俺はもう

あの世界の兄ちゃんと兄弟で居たくない

凛はそう一言呟くと俺達に背中を向けて行ってしまった。

止めないといけないと分かっていても

あの初めて見る凛の苦しそうな表情を見たら

俺達に止めることなんて出来なかった。

でも

止められないのは俺達だけだった

???

は?

何でッ

兄ちゃん?

黒名

へっ!?

黒名

糸師冴!?

兄ちゃん何で日本にいるんだよ

俺も曖昧に記憶があったんだよ

そしたらそこのエゴイストに呼ばれた

黒名

潔が?

うん

この二人のごだごたはU‐20見ててわかってたから

念の為に

黒名

メタビメタビ

うーんそうかも

それで凛

何だよ俺と兄弟で居たくないって

……そのままだよ

あんな事言われて立ち直れるわけねぇだろ

、、、悪かったな

今の俺じゃないとしても言い過ぎた

でもお前がぬりぃのは事実

ッ……

だった

は?

あの時俺が突っぱねた時はそう思っていた

この国はお前みたいな才能を潰す

でもブルーロックだ

お前を変えたのは

お前はもうあの時のぬるいお前じゃない

その証拠にあの時お前は俺を超えた

ごめんな凛

…んだよ

見捨てるなら最後まで見捨てろよッ!

あの時俺は兄ちゃんに褒めて欲しかったッ!

「俺が居ない間頑張ったな」って!

そうッ言って欲しかったんだよ

あの時に

嗚呼

ごめんな凛

お前は十分

頑張ったよ

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