凛
チッ帰る
潔
おい待てよ!
黒名
待ってッ!
黒名
凛
黒名
帰ってもいいよ
黒名
止める権利なんてないし
黒名
だけど
黒名
俺らを見て何も思わないなら帰ってもいい
黒名
なにか思うなら
黒名
こっちに来て
黒名
朝の我儘聞いて欲しい
凛
……何も思わねぇ
黒名
ッ……
凛
訳ねぇだろクソが
黒名
へ?
凛
お前がおかしくなった日から俺も変なんだよ
凛
ありもしねぇ記憶が湧いて来やがる
凛
ブルーロックだのパートナーだのうぜぇんだよ
凛
極めつけには兄ちゃんとのありもしねぇ記憶まで湧いて来やがる
黒名
なら何で知らないフリした?
黒名
俺が聞いてもずっと知らないの一点張りだった
黒名
記憶があるなr
凛
やめろ
凛
俺をあの世界に戻そうとすんな
凛
帰るならお前らだけで帰れ
黒名
何でッ!なら凛はどうする
凛
俺はもう
凛
あの世界の兄ちゃんと兄弟で居たくない
凛はそう一言呟くと俺達に背中を向けて行ってしまった。
止めないといけないと分かっていても
あの初めて見る凛の苦しそうな表情を見たら
俺達に止めることなんて出来なかった。
でも
止められないのは俺達だけだった
???
凛
凛
は?
凛
何でッ
凛
兄ちゃん?
黒名
へっ!?
黒名
糸師冴!?
凛
兄ちゃん何で日本にいるんだよ
冴
俺も曖昧に記憶があったんだよ
冴
そしたらそこのエゴイストに呼ばれた
黒名
潔が?
潔
うん
潔
この二人のごだごたはU‐20見ててわかってたから
潔
念の為に
黒名
メタビメタビ
潔
うーんそうかも
冴
それで凛
冴
何だよ俺と兄弟で居たくないって
凛
……そのままだよ
凛
あんな事言われて立ち直れるわけねぇだろ
冴
、、、悪かったな
冴
今の俺じゃないとしても言い過ぎた
冴
でもお前がぬりぃのは事実
凛
ッ……
冴
だった
凛
は?
冴
あの時俺が突っぱねた時はそう思っていた
冴
この国はお前みたいな才能を潰す
冴
でもブルーロックだ
冴
お前を変えたのは
冴
お前はもうあの時のぬるいお前じゃない
冴
その証拠にあの時お前は俺を超えた
凛
!
冴
ごめんな凛
凛
…んだよ
凛
見捨てるなら最後まで見捨てろよッ!
凛
あの時俺は兄ちゃんに褒めて欲しかったッ!
凛
「俺が居ない間頑張ったな」って!
凛
そうッ言って欲しかったんだよ
凛
あの時に
冴
嗚呼
冴
ごめんな凛
冴
お前は十分
頑張ったよ







