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カフェと約束

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カフェと約束

1 - カフェと約束

♥

4,558

2023年04月21日

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みなさん、どうも!

今回はほのぼの?系をかいてみました!

1話完結なので暇つぶしに見てってください!

※頭の中空っぽにしてください

※サッカーやってません

※口調・キャラ崩壊

※年齢操作

それでもいいよって方だけどうぞ!

スタート

俺は潔 世一(18)

高校を卒業し、父の働いていたカフェを引き継いだ

元々、小さい頃からお菓子作りや料理が好きだったから俺にとっては嬉しい限りだ

今は1人でやっているが、忙しくなってきたら人を雇うつもりだ

今日も今日とて、お客さんがくる

カラン カラン

お客さんが入ってきた事を知らせるベルが鳴る

潔 世一

いらっしゃいませ!

子供

よいちー!

パタパタと俺の名前を呼びながら走ってくるのは黒髪で目がぱちくりとしたエメラルドグリーンの瞳をしている子供

潔 世一

凛ー!

俺が名前を呼び返すと、今度は凛の後ろから声がかかる

子供

俺もいるぞ

赤髪が特徴的のエメラルドグリーンの瞳をした凛のお兄ちゃん

潔 世一

冴!

2人は兄弟で苗字は糸師というらしい

俺はエプロンについてある名札に親しみやすさを込めて、名前しか書いていない

だから2人とも俺のことを「世一」と呼んでくれる

糸師 ママ

こら、2人とも走らないの

糸師 冴

俺は走ってねぇよ

糸師 凛

ごめんなさい

糸師 ママ

息子たちがごめんなさいね、ずっと楽しみにしてたのよ

この綺麗な女性はこの子達のお母さん

よくこのカフェにきてくれる常連さんだ

潔 世一

いえいえ、全然!

潔 世一

寧ろ楽しみにして頂けて嬉しいです

それからいつもの席を案内した

潔 世一

お待たせしました

潔 世一

チーズケーキ2つとアイスカフェラテです

潔 世一

冴の分のチーズケーキは甘さ控えめにしてるから食べやすいと思うよ

俺はそういって自身の作ったケーキを冴と凛の前に置く

糸師 ママ

ありがとうね

凛は目を輝かせ、フォークをもつ

そして小さな1口サイズにしたチーズケーキを口の中へ放り込む

糸師 凛

わぁ!おいしい!!

糸師 凛

おいしいよ!よいち!

凛は大きな瞳をキラキラとさせ、俺に言う

俺は嬉しくて、思わず柔らかい笑みを零した

それを横で見ていた冴も1口サイズに切り、口の中へ入れる

無表情こそは変わらないが、ほんのりと頬をピンク色にさせ目を見開く

糸師 冴

…まぁまぁだな

とても冴らしい感想だが、生憎表情に出ているから意味ないぞ

糸師 凛

素直においしいって言えばいいのに

凛はそういって俺に「ねー」と共感を求めてきたので俺も笑顔で「ねー」と答える

それを微笑ましいとようにニコニコとしている糸師ママに気づき、恥ずかしくて目をそらす

糸師 ママ

いいわねぇ

それをどういう意図で言っているのか分からないまま。

また別の日

チャリン チャリン

いつものようにベルがなる

パタ パタ

小さな走る足音が聞こえて俺はドアの方へ向かっていくが、その間に足を抱きつかれた

俺は驚き、下を見ると大きな瞳をうるうるさせた凛がいた

潔 世一

凛?どうしたの?

しゃがんで凛と目を合わせる

凛の顔で泣いたあとだと分かり、俺はドアにかけてある看板を逆にしてテーブルへ座らせた

そしてもう1度同じ質問をした

すると泣きながら「兄ちゃんとはぐれた」とだけをいう

俺は凛の背中を擦りながら考える

恐らくここら辺で遊んでいてはぐれたのであろう

それから混乱する頭で近くにある俺の店を思い出し、尋ねてきたと推測する

潔 世一

大丈夫だ、きっと冴が迎えに来てくれる

冴なら凛の考えることくらい分かるだろうと思い、口にする

凛は顔をあげ、びしょびしょの顔で「ほんと?」ときいてくる

俺は頷き、凛の頭をぽんぽんと撫でた

凛を見ると耳を赤くさせていた

泣きすぎだろうか、俺は心配になり顔を覗き込むと凛が顔を上げて俺に言ってきた

糸師 凛

よいち、おれのおよめさんになって

俺は驚き、答えようとした瞬間

糸師 冴

俺が探し回っていた間にプロポーズとはいい度胸だな

いつの間にか店に入ってきていた冴がいて、黒いオーラを纏っていた

潔 世一

さ、冴?

糸師 冴

凛、こいつは俺のだ

糸師 冴

悪いが弟でもこれだけは譲れない

潔 世一

へ…?

糸師 凛

いやだ!

糸師 凛

よいちはおれの!

なんか俺の取り合い?の喧嘩をし始めた

可愛い内容だが、相手が冴だと冗談に聞こえない

糸師 冴

いーや、俺のだ

糸師 凛

い!や!だ!

また瞳をうるうるさせる凛

これはまずいと思い、俺は慌てて口を開く

潔 世一

じゃ、じゃあさ!

潔 世一

大人になってもまだ俺の事覚えてたら結婚しような!

2人にニコッと笑顔を向けながらいうと渋々というように喧嘩が止む

糸師 凛

ぜったいだよ!

凛の言葉に頷く

糸師 冴

絶対だぞ

糸師 冴

嘘ついて逃げたりしたら地獄の果てまで追いかけてやる

潔 世一

え?

糸師 冴

ましてや女なんか作ったらその女を殺して世一も殺して俺も死ぬ

潔 世一

ん?

糸師 冴

いや、監禁もいいかもな

冴の子供らしからぬ爆弾発言に俺は戸惑う

ついでに凛も実の兄に怖がっていた

とりあえず、落ち着かせようと抱っこをしてあげる

すると冴もまたもやそれに反応をして、目を吊り上げた

なんて面倒臭いんだ…冴…

数年後

冴と凛は引っ越すことになり、俺にお別れの挨拶をしに来た

糸師 凛

よ…いち…

凛は俺の名前をいって大泣きした

冴はそんな凛をみて自分の涙をこらえ、唇を噛み締める

そんな2人に俺も泣きたくなったが、笑顔で別れるために無理やり笑顔を作り抱きしめた

糸師ママは俺たちを悲しそうな目でみていた

糸師 ママ

ごめんなさいね。

糸師 ママ

もっと2人の傍にいて欲しかったのに仕事の都合で…

潔 世一

いえ…

俺は1度凛達を離し、糸師ママに体を向けた

糸師 ママ

2人とも…特に冴とか無愛想で中々お友達がいないの

糸師 ママ

まだ小さいのに…

潔 世一

糸師 ママ

だから貴方がいてくれて本当に嬉しかったのよ

糸師 ママ

この子達も…私も…

糸師 ママ

またここに来る機会があれば、寄っていくわね

潔 世一

はい

糸師 ママ

じゃあ、凛、冴いくわよ

糸師 凛

うわぁぁん!!

ドアからベルの音がやけに響いた

潔 世一

いつでも待ってるからね…

可愛い可愛い兄弟達…

俺はいつまでも忘れないよ

潔 世一

…さて、そろそろ準備するか

糸師 凛

結婚してくれ

潔 世一

………へ?

目の前にはエメラルドグリーンの瞳をした見覚えのある顔

そして手には指輪の入ったケース

どういうことだ…

糸師 凛

凛だ

糸師 凛

忘れたとは言わせねぇ

凛という男はそういった

凛…凛…?

あの瞳が大きく、小さかった凛…?

確かに似ているが…

潔 世一

ふ、雰囲気変わった?

チャリン チャリン

ベルが鳴る

糸師 冴

おい

凛と同じ瞳をした男…冴

糸師 冴

また俺より先にプロポーズしやがって

糸師 凛

あぁ?関係ねぇだろ

糸師 凛

引っ込んどけ、クソ兄貴

えぇー…

凛…こんな性格だったっけ

糸師 冴

引っ込むのはお前だ、愚弟

糸師 冴

世一、こんなやつより俺と結婚してくれ

潔 世一

ん?

そういうと何本あるか分からない薔薇の花束を差し出してきた

糸師 冴

お前は俺のだ

糸師 冴

YESかはいで答えろ

潔 世一

強引すぎる

糸師 冴

それともなんだ?

糸師 冴

女でも作ったか?

潔 世一

えっ…?

糸師 冴

言っただろ、女作ったら殺すって

嘘、お前…まじかよ…

糸師 凛

それは俺も同感だ

糸師 凛

だがお前と結婚するのは俺だ

糸師 冴

あぁ?寝言は寝て言え

糸師 冴

じゃないとお前も殺すぞ

糸師 凛

やってみろよ

なに…この物騒な兄弟…

俺は思わず遠い目をする

すると俺の後ろから明るい声と共に人が出てくる

蜂楽 廻

潔〜何してるの〜?

潔 世一

蜂楽!

糸師 凛

は?

糸師 冴

あ?

やばい…今出てこられるとまずい…

糸師 冴

おい、どういうことだよ

糸師 凛

説明しろ

蜂楽 廻

潔ー?

誰か…

誰か助けてぇ〜

この作品はいかがでしたか?

4,558

コメント

5

ユーザー

やばい、続きを求める自分が居る…

ユーザー

やばい…好きすぎてエレベーター作った人に声かけちゃいそう…(?)めっちゃ面白かったです!!

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