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ごめんなさい
その一言すら脳裏にはなくて
消えてよ
すぐにそこから去ってよ
僕だけの特権だと疑ったことないから
ノーム
(泥の分際で僕だけの大切を奪おうだなんて)
ノーム
(お前みたいな泥は見あげる事しか脳がないくせに)
ノーム
(僕の翼の美しさには敵わないのに)
ノーム
(何も怖れてないのに)
ノーム
(痛い)
ノーム
きっと気のせいだ
ノーム
(無口になったって、目を合わせなくなったって)
ノーム
(鈍感な貴方は気付いてくれない)
ノーム
(距離を取ったって、逆に甘えてみたって)
ノーム
(全然伝わんない)
ノーム
(でもやりすぎて嫌われたくはない)
ノーム
(強く期待して)
ノーム
(貴方を思えば思うほど荒立ってしまう)
ノーム
………
ノーム
(全部泥のせいだ…)
ノーム
(泥の分際で僕の大切を奪おうだなんて…)
ノーム
(地面を這うような汚い泥の癖に)
ノーム
(僕のあの子に話しかけんなよ)
ノーム
(ねぇ見てよ)
ノーム
(貴方が綺麗だって言ってくれた羽)
ノーム
(綺麗でしょ？)
'
そんな人だったんだね
ノーム
(泥の分際が選ばれて)
ノーム
(僕が追放だなんて！！！！)
ノーム
(絶対泥のせいだ！)
ノーム
(間違いに決まってる……)
ごめんなさい
すらも言えない速さで堕ちていく
本当に愛してる
僕だけの貴方を
ノーム
未練しか残らない結末を
ノーム
僕は
ノーム
反逆者として背負ってくんだなぁ…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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