ー翌日ー
爆豪 光己
、おはよう…
爆豪 蕗華
…
爆豪 勝己
…
そうだよね。こんな雰囲気で
前みたいに 普通 に話せるわけないもんね。
爆豪 蕗華
いってきます…
爆豪 光己
っあ!洋服とか持った?!
爆豪 光己
タオルは?ハンカチは?
爆豪 蕗華
平気だよ。
今日から寮生活が始まる。
気まずい雰囲気から避けられて
まぁそれだけはいいかも。
ガチャ
爆豪 光己
あっ、行ってらっしゃ………
笑顔、えが、お
緑谷 出久
蕗華ちゃん!おはよう
爆豪 蕗華
ぁ、お、おはよう
頑張って作る笑顔
引きつってるかもしれないなぁ
緑谷 出久
、どうしたの?
緑谷 出久
何かあった?
爆豪 蕗華
ううん?なんでもないよ~
緑谷 出久
なんかあったでしょ
爆豪 蕗華
いや、ない、って
やめてよ。
抉らないで
涙がでて、くるから
緑谷 出久
……
バッ
爆豪 蕗華
ぅわっ!
いずくに抱きかかえられながら
屋上までつれてかれた。
緑谷 出久
その顔。無理してる
爆豪 蕗華
してないって、
緑谷 出久
、かっちゃん、?
爆豪 蕗華
っ、やめてよ、ボソッ
爆豪 蕗華
やめて、よ!!
我慢していた涙がボロボロと
零れてしまう。
脚に力が入らなくなって
倒れそうになった時、
いずくが支えてくれた。座らせてくせた。
緑谷 出久
何があったかは無理して言わなくてもいいけど
緑谷 出久
蕗華ちゃんが
緑谷 出久
助けを求める顔をしてたからっ、
爆豪 蕗華
うぁっ、いず、くっ、
いずくに縋るようにだきつく
抑えきれなかった。
爆豪 蕗華
っうぁ、、グスッ
緑谷 出久
、
頭を撫でてくれる。
爆豪 蕗華
グスッ、あの、ね、、ヒック
緑谷 出久
、!!
緑谷 出久
そ、そうだったんだ、ね、
いずくも涙目になってる気がする。
人の気持ちを理解してくれてるんだ。
なんて優しいんだろう。
私はわがまま言ったりしてるのに。
気づいたら、屋上は、ごく一部。花びらの山になっていた。







