あれから
数年がたった。
僕は今でも
さとみくんのことを
忘れていないし
大好きだ。
僕は久しぶりに
アメリカへ行くことにした。
僕は
トムさんの家に着いてから
チャイムを押す。
ピンポーン
ドアの向こう側から
足音が聞こえた。
そして
ドアが開いた。
るぅと
るぅと
ころん
るぅと
るぅと
ころん
るぅと
るぅと
ころん
るぅと
るぅと
ころん
僕はお礼を言って
家に入る。
家の中は
数年前と
まったく変わっていなかった。
懐かしいな。
物や家具を見る度に
思い出が蘇ってくる。
トム
ころん
ころん
トム
トム
ころん
トム
トム
トムさんも
るぅとくんも
特に変わっていなくて
なぜか安心する。
るぅと
ころん
僕は
持ってきてくれたお茶を
少し飲む。
るぅと
ころん
るぅと
ころん
るぅとくんから
こんなこと言われるなんて
思っていなかったけど
僕はもちろん
お墓に行くつもりだった。
ころん
るぅと
そして
僕はもう一度
お茶を啜るのだった。
その後
るぅとくんに案内されながら
お墓へと向かう。
るぅと
ころん
僕は
しばらく
お墓を見つめた。
さとみくんのお墓には
花が飾られていた。
るぅと
ころん
そして僕は
持ってきたお花を
飾った。
るぅと
ころん
るぅと
るぅと
ころん
るぅと
るぅと
ころん
るぅと
ころん
るぅと
るぅと
ころん
るぅと
ころん
るぅと
るぅと
ころん
るぅと
ころん
るぅと
ころん
そして僕は
綺麗に薔薇を揃え直す。
ころん
るぅと
るぅと
ころん
そして
僕が後ろを向いた瞬間
「ありがとう」
頭の中で
その言葉が響いた。
僕は後ろを振り返る。
だが、後ろには
さとみくんのお墓だけある。
ころん
ころん
ころん
雲一つない
青空に向かって
僕は
感謝の言葉を
告げる。
「君を一生忘れないよ。」
僕は
心の中で
そう誓うのであった。
コメント
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最高ですめっちゃ泣きました
フォロー失礼します!
フォロー失礼しますm(_ _)m