乙骨憂太
來海さんのあれを……
來海
そう
來海
じゃあお手本ね
來海さんはそう言って 運動場に向かって 指を鳴らした
月夜
っ!
月夜
地面から…
月夜
氷が……!
來海
私の術はねぇ
來海
“天候”の力を扱ってるのだよ
月夜
天候……
來海
そそ
來海さんは近くに落ちていた 木の枝を拾って投げた
來海
まずは風
枝が浮く
月夜
(凄い……)
來海
それからその浮いた枝を
來海
雷で割る
枝が2つに折れた
月夜
天候って強いですね……
來海
でしょ?
來海
これをね月夜ちゃん受け継いでもらおって!
月夜
なるほど……
月夜
私にでもできるのでしょうか……
來海
大丈夫だって!
來海
なんせあの悟が言ったんだよ?
來海
ゆっくり教えるから…ね!
月夜
が、頑張ります!
30分後……
月夜
えい!
私はなんとか 氷を出すことができた
來海
いい感じいい感じ!
月夜
本当ですか!?
乙骨憂太
習得早いね
月夜
……はい!
虎杖悠仁
おーい月夜ー!
月夜
悠仁!
虎杖悠仁
えっと……そちらの方は?
來海
來海でーす
來海
悟の同級生だよ
虎杖悠仁
五条先生の同級生!?
虎杖悠仁
俺、虎杖悠仁です!
來海
虎杖君……
來海
じゃあ君が指の子だね
虎杖悠仁
指……あいつか!
宿儺
あいつとはなんだ小僧
月夜
(また出た!)
宿儺
ん……?
宿儺
久しぶりじゃのう
月夜
お、お久しぶりですね……
宿儺
強くなったか?
月夜
えっと……はい
虎杖悠仁
お前何が言いたいんだよ
宿儺
何をか…
宿儺
そうだ
宿儺
月夜、俺と
月夜
死ぬので遠慮します
宿儺
連れないのぉ
虎杖悠仁
じゃあ俺とやろうぜ!
月夜
悠仁とかぁ
來海
いいんじゃない?
來海
せっかくだし、さっきの氷の技
來海
試してみたら?
月夜
……そうします!
虎杖悠仁
よしじゃあやるか!
こうして私は悠仁と 勝負をしてみることに なりました