愛する人が目の前で
僕の写真を見ながら 僕の遺品を握りながら 僕のために泣いている
君に涙は似合わないよ
いつもみたいに 笑ってよ…
……今、抱き締めたら
君は笑ってくれるのかな
僕
…嗚呼
君は欲張りだなぁ
生前、あれ程までに 愛を伝えたのに
まだ足りないって言うの?
僕
僕
僕
僕
僕
僕は恋人のはずなのに
君の涙を拭う事すら出来ない
その無力感が幽霊である 自分の状況を物語る
僕
僕
僕
触れられないけれど
彼女の頭に 優しく、接吻を落とした
僕
わざわざ僕の家に来て線香なんかあげなくても
僕はいつだって 隣にいるのに…
なんて
不覚にも 笑ってしまった
僕
僕
僕
いいに決まってる
いいに決まってるじゃないか
……けど。
本当は僕が幸せに したかったのに…
なんて意地が邪魔をして 「いいよ」の言葉が出なかった
僕
ちょっぴり驚いて 顔を上げたら
君が
泣いていた
僕
君はとっくに立ち直れて いると思っていたのに
どうして、あの日みたいに
僕の写真を見ながら 僕の遺品を握りながら 僕のために
…泣いてるの?
それを聞いたら
僕
僕が幸せにしたかったなんて気持ちはどうでも良くなって
僕
ただ、この人には 笑っていて欲しいなんて
思ってしまった
僕
僕
6年前をなぞる様な フレーズを口にして
6年前と同じように 頭に接吻を落とした
僕
僕
僕
僕
僕
僕
コメント
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私天才かおい(自画自賛) 語彙力あるなww
あーちゃ?((((違かったらごめんなさい