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貴様さては私の物語の好み知ってたな???なんだこのストーリー大好きなんだが??? 感想とか言うの苦手だから上手く伝えられないけどあのとりま大好きです👍🏻 そして祝ってくれててんくゆー イラスト相変わらず上手いね羨ましくなってくる←
なぁ、お前さ。 「マモノ」って知ってる?
マモノ? 聞いたことねぇなぁ…
そいつぁどんなヤツなんだ?
はっ、聞いて驚くなよ?
マモノってのはなぁ… 簡単に言えば、 人間を襲う化け物だ。
人間の…感情?生気? かなんかを喰って生きてるらしい。
んで、喰われ尽くしたやつは 完全に生きる気力を失って、 植物人間みたいになっちまうんだと。
あぁ…?なんだぁ、 そのファンタジックな話は。
ははっ、そうだな。 確かにそう思うかもしれない。
ただ…これが、 ほんとにいるらしいんだよ。 マモノってのは。
はぁ? んなの、何を根拠に…
根拠?そうだなぁ…
…俺自身が"マモノ"ってこと、かな。
……………は?
りほ
絵魔
りほ
絵魔
僕は絵魔 ごく普通の高校1年生
今僕は、幼なじみのりほと共に 学校に向かっている最中
しかし、僕が朝寝坊したせいで りほを遅刻の危機に 巻き込んでしまっている状態だ
しばらく走ると、ようやく目前に 僕らの学校が見え始めた
りほ
絵魔
絵魔
りほ
絵魔
僕は息を切らしながら かろうじてそう返事をする
そうしてりほは 走るペースを合わせようと 僕の方を振り返った
そのときだった
ドンッ
りほ
男性
絵魔
突然、りほが曲がり角から来た 男性とぶつかり 尻もちをついてしまう
僕はそれに驚き、慌てて駆け寄る
絵魔
りほ
そう言ってりほは ぶつかってしまった男性の方へ 近寄っていく
りほ
男性
男性
しかし男性は 愉快そうな顔をして笑っていた
男性
りほ
男性
男性
りほ
グチャ
絵魔
絵魔
突然だった
男性はりほを強引に引き寄せ 長く鋭い犬歯を顕にして りほの首ねっこに噛み付いた
よほど深くに入ったのか 辺りには肉がえぐれる 気持ちの悪い音が響いた
りほ
絵魔
僕は混乱してその場に立ち尽くす
すると急に、その噛まれたところから 淡く光る霧のような"なにか"が 噴水の如く溢れ出す
そしてそれを、男性が興奮気味に 吸い込んでいた
男性
男性
男性
男性は一心不乱に りほの首元から出るそれを ありったけ吸い続ける
しかし、その光るなにかは すぐに出なくなってしまった
その瞬間、りほは 糸が切れたかのように バタリとその場に倒れてしまう
絵魔
男性
男性
男性は目を見開き 両手で自身の頭を乱暴に掻きむしる
しかしピタリとそれをやめ 何かに気がついたように ゆっくりと首を回し、僕を見た
男性
男性
そう言って男性はニヤリと笑い フラフラとこちらに近寄ってくる
絵魔
男性
絵魔
僕は、声も出なかった
目の前の男性は そんなことを気にせず 段々と僕の方へと歩いてくる
男性
男性
男性
男性は笑顔のまま 大きな口を限界まで開き 僕の方へと襲いかかってくる
何もできない僕は 恐怖で強く目をつむる
あぁ、もう、死んでしまう
そうまで思った
その瞬間
しほらよぬら
絵魔
僕はその大きな声で 思わず目を開く
声の方向を見ると 水色髪の女の子が凛々しい顔で 男性を拳でぶっ飛ばしていた
男性
しほらよぬら
男性
男性
しほらよぬら
しほらよぬら
彼女はそう言って 懐から一本の短刀のようなものを 取り出し男性に向ける
それを見た男性は 急に困惑し焦った表情を浮かべる
男性
しほらよぬら
しほらよぬら
男性
しほらよぬら
男性
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
絵魔
僕は困惑の声をもらす
しかしその隙に 男性が素早い動きで立ち上がり 水色髪の人から離れ大声で笑った
男性
男性
しほらよぬら
そう言って彼女は やれやれとため息をつく
男性
しほらよぬら
しほらよぬら
そこまで言うと彼女は 短刀を鞘から抜き 嘲笑うように男性に言い放った
しほらよぬら
男性
男性がそう言った瞬間
男性の首に 一本の赤い線が広がっていく
そして、それが男性の首を 一周したそのとき
男性の頭が、道路に落ちた
ドシャ
絵魔
しかし、その頭と身体は 不思議とゆっくり崩れていく
そしてしばらくすると 黒い砂の山がその場所にできていた
水色髪の人が その山に向かって手を合わせる
十数秒そうしていたかと思うと 彼女はそっと立ち上がった
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
絵魔
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
そう言って 彼女はりほを背負って歩き出す
僕も足を踏み出したとき 朝のHRが始まるチャイムが鳴った
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
彼女に連れられたのは 和風の平屋だった
落ち着いた雰囲気の中 僕は緊張しつつ中へと入る
そのとき、誰かが ひょこっと玄関に顔を出した
なづ
しほらよぬら
顔を出したのは 僕達と同じ歳くらいの 緑目をした女の子
その子は僕達を見やると 不思議そうな顔をした
なづ
しほらよぬら
なづ
しほらよぬら
なづ
しほらよぬら
なづ
しほらよぬら
絵魔
僕は緊張しつつ 中へと入っていった
僕が案内されたのは 廊下の突き当たりにある ひとつの部屋だった
彼女はそこについて座るなり うーん、と伸びをして 僕の方へと目線を向けた
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
僕はしどろもどろになりながら 懸命に言葉を紡ぐ
絵魔
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
そうして彼女は 真剣な面持ちで話し始めた
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
絵魔
しほらよぬら
絵魔
僕はそこまで話を聞くと りほが生き残れる確率があることに ほっと安堵の声をもらす
しかし、よぬ姉さんは 浮かない顔を浮かべていた
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
僕はその言葉の意味がわからず 困惑した声を漏らす
よぬ姉さんがその続きを 言おうとしたそのとき
なづ
なづ、と呼ばれていた女の子が ガラガラと部屋の扉を開けた
しほらよぬら
なづ
しほらよぬら
なづ
絵魔
なづ
僕は我慢ができず 身を乗り出して様子を聞く
なづ
絵魔
絵魔
なづ
なづ
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
よぬ姉さんはそう言って 私の頭をポンポンと叩く
私はただ混乱して よぬ姉さんの優しさに 思わず泣きそうになってしまう
その瞬間だった
???
絵魔
しほらよぬら
なづ
その叫び声に対し よぬ姉さんは焦った表情をし なづさんが呆れた様子で首を振る
絵魔
しほらよぬら
なづ
僕は二人に質問をするが 二人は聞く耳を持たず 急いで部屋を飛び出していく
絵魔
僕はそれに驚きつつ 慌てて後ろをついて行った
絵魔
僕はあとを追いかけ 二人が入っていった部屋の 扉を勢いよく開ける
そして
絵魔
絵魔
絵魔
目の前には 信じがたい光景が広がっていた
しほらよぬら
無夜
しほらよぬら
よぬ姉さんが おそらく先程叫んでいた人を 力づくで押さえつけている
そして、その横で
なづ
絵魔
りほ
りほが、立っていた
絵魔
なづ
絵魔
なづ
絵魔
なづ
絵魔
僕はその声に くるりと振り返る
その瞬間
グチャ
絵魔
りほが急に 僕の首後ろに噛み付いた
絵魔
りほ
なづ
りほに噛まれた瞬間 ふっと身体から 力が抜けていくのを感じた
りほは僕の身体から 幸を貪るように喰っている
思考がうまく回らず りほを突き放すこともできない
絵魔
りほ
りほの様子が、どこかおかしい
まるで、"マモノ"のような……
絵魔
無夜
しほらよぬら
目が覚めると 目の前には赤目の人がいた
赤目の人に呼ばれたよぬ姉さんが 僕の近くまで歩いてくる
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
よぬ姉さんが 真剣な顔で僕を見つめる
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
なづ
急に横から なづさんが割り入って言う
絵魔
なづ
なづ
絵魔
絵魔
僕は驚いて後ろに仰け反る
それを見たなづさんは 愉快そうな声で笑う
なづ
無夜
なづ
しかし、赤目の人に注意され 面倒くさそうな顔で後ろに下がる
絵魔
無夜
そう言って彼女は 改めて背筋を伸ばし僕を見る
無夜
無夜
絵魔
無夜
無夜
そう言って彼女は 以前よぬ姉さんが使っていたのと 同じ形をした短刀を取り出す
無夜
無夜
絵魔
僕が興味深くその刀を見ていると よぬ姉さんがそれを取り上げた
しほらよぬら
無夜
なづ
無夜
絵魔
しほらよぬら
よぬ姉さんはそう言って 苦笑しながら話を続ける
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
無夜
無夜さんはそう言って 顔をうつむけた
無夜
無夜
絵魔
無夜
そこまで言うと 無夜さんは顔を上げる
無夜
絵魔
無夜
絵魔
無夜
無夜
絵魔
無夜
無夜
なづ
なづ
なづ
なづ
無夜
なづ
無夜
無夜
無夜
無夜
絵魔
なづ
無夜
なづ
無夜
なづ
無夜
なづ
無夜
なづ
無夜
絵魔
しほらよぬら
よぬ姉さんは苦笑して 二人のやり取りを見つめている
絵魔
しほらよぬら
絵魔
絵魔
絵魔
絵魔
しほらよぬら
よぬ姉さんはゆっくりと こちらに振り返り、優しく笑った
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
よぬ姉さんはそう言って 自身の断魔刀を取り出し 私に差し出した
絵魔
しほらよぬら
しほらよぬら
しほらよぬら
絵魔
僕はそう言って にっこりと満面に笑みを浮かべる
そのとき
ガラッ
絵魔
しほらよぬら
絵魔
りほ
りほが、ふすまを開けて 部屋にやってきた
絵魔
りほ
しほらよぬら
りほ
りほ
りほ
絵魔
絵魔
りほ
りほ
りほ
りほ
絵魔
りほ
りほ
なづ
無夜
なづ
無夜
なづ
しほらよぬら
りほ
絵魔
絵魔
りほ
僕たちはそう言って 笑いあった
超 遅 刻
はい
では改めて
お誕生日おめでとう!
これからも 仲良くしてくれたら嬉しいです
良い一年を👍