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造良
造良
暗闇の中、造良は冷たい風を浴びながら目の前の切無に向けて問いかける
切無
造良
切無
切無はそう言うと、伏せ目がちに目を逸らす
造良
切無
切無は造良と目を合わせないまま、冷たい石上に座っている
造良
造良
造良
切無
すると造良は、切無が座っている冷たい石の前にしゃがむと、ゆっくりと石に触れた
造良
切無
造良
切無
造良は目の前にある石、切無の墓を抱き締めると、か細い声で「何で…」とずっと問いかけている
切無は振り向かず、石の上に座ったまま、造良いが静かに泣く様子を背中で感じていた
切無
切無の後悔の入り交じった言葉も、静かに流した涙も、
もう誰にも届く事は無かった