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ミスターブラック

は…!?

ベッドから飛び起きる

ミスターブラック

こ…ここは…

ミスターブラック

私の…家だ

ミスターブラック

戻って来た…

ミスターブラック

戻って来たんだ…!

時計を確認する

4時04分

ミスターブラック

こんな事している場合では無い

ミスターブラック

あんな事になる前に

ミスターブラック

あの場所へ向かわなければ

武器、オロチを弱らせるための薬を持つ

ミスターブラック

早く行かなければ…!

ミスターブラック

ただ…

ミスターブラック

歩いただけではまた同じ事になるでしょう

ミスターブラック

なので…

辺りを見回す

ミスターブラック

これを使いましょう

ブラックイーグルの電源をつける

ミスターブラック

さあ、行きましょう

ブラックイーグルに掴まり、地面から飛び立つ

ミスターブラック

バイクや車、他の乗り物の方が圧倒的に早いでしょう

ミスターブラック

ただこの状況では道路はものすごく渋滞しているはず

ミスターブラック

あまり早く動くことはできないが

ミスターブラック

仕方ありません

ミスターブラック

ブラックイーグル、行きますよ

ブラックイーグル「了解です」

ミスターブラック

さあ、あの場所へ行きましょう

知らない人

助けてくれぇぇぇぇ

おばさん

どいて!私が先に行くのよ!

知らない人

ふざけんな!

おばさん

うるさい!

下の方では怒号や悲鳴が響く

ミスターブラック

やはり予想通りですね

ミスターブラック

しかし…

ミスターブラック

こういう状況になった時

ミスターブラック

人は自分の無事の事ばかり…

ミスターブラック

醜い生き物ですね

ミスターブラック

さあ、早く向こうへ…

充電、残り2%

もうすぐ切れます

ミスターブラック

なんだと…?

ミスターブラック

これはまずいですね…

ミスターブラック

下に降りたら確実に間に合わない

ミスターブラック

くそ…こんな時に限って運が悪い…

ミスターブラック

早く…

ミスターブラック

早く向かわなければ行かないのに

ミスターブラック

でもこのまま飛んでいたら落ちて死ぬでしょう…

ミスターブラック

仕方がない…

ミスターブラック

どうするかは下に降りてから決める

ミスターブラック

そうするしか無いですね

ミスターブラック

今行きますから…

ミスターブラック

すまない先生

男の子

ままぁ

男の子

どこに…ヒック…

男の子

どこにいるのぉ

知らない人

どうしよう…どうしよう…

知らない人

家が…家が…

知らない人

やっと…やっとこの暮らしが手に入ったのに…!

ギャァァァァァ

キャァァァァ

落ち着いて!落ち着いてください!

人々がぶつかり合う

転んでしまい、そのまま人々に踏まれてしまう人もいた

老人や子供は人の波に飲まれ、流されて行く

悲鳴や叫び声、怒号

まさに混沌と化していた

ミスターブラック

く…

ミスターブラック

通れる道すらもありません…

ミスターブラック

信じられない…

ミスターブラック

最初…いや、前に来た時はここまで人はいなかったはず…

ミスターブラック

なのに…何故だ…?

ミスターブラック

いや、そんな事を考えている場合では無い

ミスターブラック

道を探さなければいけませんね

辺りを見回す

ミスターブラック

ん…?

ミスターブラック

あそこの道、通れそうですね

ミスターブラック

よし、あそこへ走ろう

ミスターブラック

人に流される前に

ミスターブラック

隙間ができているうちに…!

ブラックは駆け出す

肩や腕がぶつかり、怒鳴られもしたが

そんなことは気にも留めず走り出す

ミスターブラック

あと…少し!

ミスターブラック

おっと…

ミスターブラック

勢い余って転びかけてしまいましたね

ミスターブラック

こんな所で怪我をしたら大変ですからね

ミスターブラック

こんな事言ってる場合じゃありません!

ミスターブラック

早くしなければ…!

再び走り出す

ドン

ミスターブラック

う…

ミスターブラック

誰です…?

体の大きい男

おい!

体の大きい男

ここは俺の敷地だぞ…!

ミスターブラック

急いでるんです、通してください

体の大きい男

だから俺の敷地だって言ってんだろ!

ミスターブラック

お願いです…人の命が掛かってるんです!

体の大きい男

ああ?お前の事なんて知ったこっちゃねぇよ

ミスターブラック

こんな時です…

ミスターブラック

お互い助け合いましょうよ

体の大きい男

うるせぇ!まずぶつかった事から謝れ!

ミスターブラック

ああ…すみません

体の大きい男

ちっ、こっちはよぉめちゃくちゃ痛ぇんだよ!

体の大きい男

治療費弁償しろよ!

ミスターブラック

(このくらいで怪我をするわけないでしょう…!)

ミスターブラック

通せと言っているでしょう!

体の大きい男

あ?

体の大きい男

何切れてんだよお前!

体の大きい男

痛い目合わせてやるよ!

ミスターブラック

通してください!

ブラックは男を押し除けて走り出す

体の大きい男

おい!待てお前!

ミスターブラック

まずい…

ミスターブラック

この1分のロスが無ければ…

ミスターブラック

早くしなければいけないのに、なんなんだあのじじi…

ミスターブラック

いえ、こんなこと言ってる場合じゃない

ミスターブラック

早く向かわなければ…

ミスターブラック

おそらく飛んだ分だけ時間は大幅に短縮されたでしょう

ミスターブラック

間に合う可能性はある

ミスターブラック

行きましょう

逃げ惑う人々とは反対方向へ進み続ける

時々止められそうになるが振り切って走る続ける

走って…走って…走り続ける

ミスターブラック

はぁ…はぁ…

ミスターブラック

まだ音は聞こえる…

ミスターブラック

まだ…まだ…

体力の限界が迎えようとしていた

ミスターブラック

やはり走るだけであの場所へ向かうのは無謀でした…

ミスターブラック

くそ…

ガラガラガラガラ

何かが崩れる音がした

ミスターブラック

…?

知らない人

おい!早くそこから逃げろ!

誰かが叫ぶ声が聞こえたが

その時にはもう私は建物の下敷きになっていた

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