東京
…とうきょ……
東京
俺や…おおさか……
東京
東京
今…どんな…状況か…分か…る…か?
東京
…大暴れ…しと…ったらし…いやん…
東京
東京
何で…そう…なっ…た…ん?なぁ…
東京
俺…ん事…好…きちゃ…うん?
東京
東京
質問…くら…い…応え…て…や…
東京
そう何分も大阪は私に語り続ける
啜り泣く声が聞こえる
きっと私の目の前で顔をぐちゃぐちゃにして泣いているんでしょうね
すぐ目の前なのに…
貴方という存在が遠く感じる
クサリが絡まって動けないんですよ
抵抗するのも疲れて
何も出来ないとは此処まで人を堕とす
特別な事もない
苦しむ事もない
感情すら忘れてしまうほど
此処は何もない
ただ漠然と貴方達のことを思い出すだけ
この後待っていたはずの私たちのストーリーを、
頭の中で巡らせている
もしかしたら、このクサリは
私の未練を表しているのかもしれませんね
もう現実に戻りたくないという
そんな願いが物理的に表れた事なのかな
大阪…すみませんね…
……私はもう此処から出たくない
東京
岡山
東京
岡山
東京
岡山
東京
岡山
岡山
東京
岡山
岡山
東京
岡山
東京
東京
岡山
東京
東京
岡山
岡山
東京
岡山
岡山
東京
岡山
岡山
岡山
東京
岡山
岡山
岡山
岡山
東京
東京
岡山
岡山
東京
岡山
岡山
東京
岡山
岡山
岡山
岡山
東京
岡山
東京
岡山
岡山
岡山
岡山
岡山
岡山
岡山
岡山
岡山
岡山
東京
岡山
そう言って岡山の姿が闇に溶け込む
東京
東京
東京
東京
バキャッバキャッッ!!
東京
東京
一歩踏み出す事
東京
東京
東京
脚を振り出した
軽い
さっきまで絡んでいたクサリが消え去っていた
未練なんて何もない
私はただーーーーーー
貴方たちとの物語を続けたいだけだ