ルイ(作者)
↓役割の説明
(ソラの言動、思考)
(イオリの言動、思考)
この世にはたくさんの人がいて
一人一人にそれぞれの考え方や価値観があって
それを作るのはその人が今まで育ってきた環境...
生まれて18年、ようやくそのことに気づいた
その人に根付いたそれを変えるのは、とても難しいことだということも
ピピピピッ!ピピピピッ!
イオリ
......うるさいなぁ
ピピピピッ!ピピピ(カチッ)
イオリ
はぁ...
イオリ
本当はこのまま布団にいたいけど...
ゆっくりと起き上がり、クローゼットから服を引っ張り出す
イオリ
適当でいいか
支度を終えて家の外へ出る間際、誰もいない部屋につぶやく
イオリ
......行ってきます
イオリ
相変わらずショッピングモールは人が多すぎる...
イオリ
(とりあえずなくなったカップ麺とついでの日用品は買ったし)
イオリ
帰るか...
帰るつもりで出口に向かう途中、ふと足を止める
イオリ
なんだ、この曲...
通り過ぎようとしたCD店から流れる曲が妙に耳に入ってくる
その曲はまるで、壊れている人形が、それでも自分を捨てないでと叫んでいる、そんなふうに聞こえる
昔の自分に似ている、そう思った
そんなことを考えているうちに、いつのにか無意識に店の中に入っていた
ソラ
お姉さん、その曲気に入った?
突然聞こえてきた声に隣を見ると店員さんだろうか、女の子が至近距離でこちらを見ていた
イオリ
うわっ、!
ソラ
あ、すみません。びっくりさせちゃいました?
イオリ
(誰かがあんな距離にいるのなんて久しぶりすぎて思わず叫んでしまった...)
イオリ
い、いえ、こちらこそ大声出してしまいすみません
ソラ
それは私が悪いので大丈夫ですよ
ソラ
それよりこの曲、お姉さん聞き入ってたみたいですけど、気に入りました?
イオリ
まあ、少し耳に入ったといいますか......あ、あと僕、男です
ソラ
え!?あ、すみません!お兄さんでしたか、!
ソラ
ごめんなさい!
イオリ
いえいえ、慣れてるので大丈夫です。えっと、店員さん...ですよね?
ソラ
あ、すいません急に話しかけちゃって、
ソラ
店員じゃないです!ただ、この曲が好きなのでお兄さんが聞き入ってるのを見てつい話しかけたくなって...
イオリ
あぁ、なるほど...
ソラ
それで!?気に入りました!?この曲!
イオリ
(この子ぐいぐい来るな......)
イオリ
気に入ったというより...なんか、昔の自分に似てるなって、
ソラ
昔の自分...?
イオリ
あ、えっと...この曲が耳に入った時、まるで壊れている人形が、それでも自分を捨てないでって叫んでいるみたいだなって思ったんです。それが...
ソラ
すごい...
イオリ
え?
ソラ
すごいです!正解です!
イオリ
せ、正解って、
ソラ
あ、これ......私が書いた曲です
イオリ
......え、!?
ソラ
いやー、今までいろんな考察をする人がいたんですけど、誰も正解にはたどり着いてくれなくて...
ソラ
それを今ちょっと聞いただけで当てるなんて!すごいです!なんでわかったんですか!?
イオリ
いや、考察とかしたわけじゃないですけど、ただそんな気がして
ソラ
すごい...!あ、でも......「まるで壊れている人形が、それでも自分を捨てないでって叫んでいる」っていうのが昔の自分に似ているってどういうことですか、?
ソラ
聞いていいのかわかんないですけど......
イオリ
......
ソラ
(......やっぱ地雷だったかな、)
ソラ
すみません!忘れてくださ、
イオリ
...僕......
「生まれた時から壊れてるんです」
ソラ
......え、?






