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おれは昔から空気が読めるタイプだった
自分で言うなって感じだけど、 読めてたせいで全て自分の意思じゃなかった
女の子
天摩
ダッ
モブ
女の子
屋上に呼び出されて 告白された時、扉の向こうに友達がいるのに気づいていた その後は大盛り上がりで 人気者だった俺と、人気者だった女の子 お似合いだって話題になってた
俺は好きなんて気持ち、一切ないのに
断ったらどうなるか…わかってたから
モブ
モブ
天摩
期待に応えなきゃ 大人になってもそれに応えているうちに もっと期待されていって 自分で自分の首を絞め、勝手に苦しくなっていた
そんな時 少し自分に重なって見えていた碧葉、 それと気まぐれであおを家に迎え入れた
天摩
碧葉
初めのうちはずっと敬語で、 天摩さん、だなんて呼ばれて ろくに感情も出さず線を引かれていた
気付いてたけど、気にしてなかった
でもある日
碧葉
碧葉
天摩
天摩
天摩
碧葉
碧葉
ふわっ
天摩
唐突に心を開いてくれた日があった 嬉しくて心臓が高鳴って この頃からもうあおが気になっていた
ガチャッ
天摩
天摩
一緒に住んでから1年が過ぎたその日 早くに仕事が終わってあおの声が聞こえていた 誰かに電話をしてたみたいだった
トッ
碧葉
ふと会話が耳に入って その内容に驚いた
碧葉
碧葉
天摩
碧葉
碧葉
碧葉
天摩
両想いと気付いた時、嬉しかった 俺が無理にでも承諾すると思って 言わないでくれていた
俺が気持ちに応えるべきだったのに
天摩
怖かった
両想いと知っても尚 俺の考えや全てを受け入れてくれるのか 世間の目に耐えられるのか 若いのに年上と付き合って後悔しないか
結局、大切にしてくれてる気持ちを傷付けるのが怖くて 今度はこの気持ちから逃げた これ以上あおのことを好きにならないように ただの弟だと思って生活するようにって
そうしてたのに