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【 ナミダ 】
＃02
ｰ 放課後 ｰ
蓮
校舎裏への足取りが重い
いつになったらこの地獄から 解放されるのだろうか
川西
蓮
校舎裏へ行くとそこには 俺をいじめている川西
その他にも男子が数人いた
蓮
そんな事を考えていると
ガンｯ
大きな音と共に視界が揺れた
どうやら、気付かぬうちに 後ろに回り込まれていたようだ
蓮
川西
殴られた衝撃だけでも痛い頭に
沢山の笑い声で 更に痛さが増していく
蓮
俺は今にも 泣き出してしまいそうだったが
涙が溢れ出さない様に 唇を強く噛み締めた
川西
川西
いじめっ子
蓮
川西
ｸﾞｲｯ
蓮
川西に腕を掴まれた途端
腕に強烈な痛みが走った
蓮
いじめっ子
いじめっ子
俺の腕に火のついた 煙草を押し付けられたのだ
いわゆる『根性焼き』
川西
川西
川西
蓮
蓮
最初の頃はいじめも そこまで酷いものでは無かった
だが、段々といじめが エスカレートしていった
蓮
ｽﾞｷｯ
蓮
蓮
？？？
蓮
突然聞き慣れた声が聞こえてきた
声のする方を振り向くと
そこには重そうな荷物を持っている 大晴くんが立っていた
きっと先生に荷物運びを 頼まれたのだろう
大晴
そう言い近寄ってきた
蓮
俺は反射的に傷のある腕を隠した
大晴
蓮
蓮
大晴
大晴
大晴
蓮
蓮
蓮
大晴
大晴
蓮
蓮
大晴
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