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それが、羽宮家
羽宮一虎との出会いだった
怯える母親
怯える母親
姫楽(幼少)
最低な父親
一虎(幼少)
最低な父親
姫楽(幼少)
初めての兄
施設のことがあり弱っていた私は
ただ、ひたすらに警戒していた
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
それでも兄は
一虎(幼少)
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
兄は優しくてしてくれた
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
私に笑顔で話しかけてくれる
そう
"兄だけは"
次の日
変化はすぐに起きた
最低な父親
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
怯える母親
怯える母親
最低な父親
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
最低な父親
最低な父親
死んだ母たちから生活の基本を教わっていた
今思えば
自分たちに何かあったときのためだったのだろう
家事をやることは別によかった
でも
怯える母親
最低な父親
ボコッバコン
一虎(幼少)
父親はどうやら普段から暴力をふっていたらしく
機嫌が悪いとすぐに殴ってくる
最低な父親
姫楽(幼少)
ボコッドコッバコン
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
怯える母親
母親は恐怖に怯え、ただひたすらに見ていた
それから家事はもちろんのこと暴力をふるわれる日々が続いた
兄はいつも私に謝る
一虎(幼少)
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
私は母親と兄の分殴られる
でも、あまりにも機嫌が悪いと
兄にも手をだす
母親は兄の大切な人だから守らないと
そう思いながら
耐えていた
いつの間にか
引き取られてから二年が過ぎていた
回想から戻り現実
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
真一郎
姫楽(きら)
三ツ谷
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
真、千、三
真一郎
姫楽(きら)
真一郎
真一郎
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
真一郎
回想にもどり
その日は一段と酷かった
ドコッバコンバキッ
一虎(幼少)
怯える母親
姫楽(幼少)
最低な父親
怯える母親
"どうせ望まれない子なんだよ"
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
最低な父親
最低な父親
それを聞いて
すぐにかず兄の耳を塞いだ
今から言うことを
聞いて欲しくなかったから
最低な父親
最低な父親
最低な父親
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
最低な父親
最低な父親
最低な父親
最低な父親
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
最低な父親
最低な父親
最低な父親
最低な父親
最低な父親
最低な父親
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
最低な父親
私は頭が真っ白になった
もしかしたらこの人の言う通りかもと思ったから
私は居なくなればいいのか
でも、今居なくなってしまえば
かず兄がどうなる?
母は?
かず兄がもっと酷い目に合う
実の親である母親ですらかず兄を守れていないのに
兄を守る人がいなくなる
私が悪いのに
私がいるから
そうぐるぐると考えていると
いつの間にか
父親は自分の部屋に戻っていた
すると
怯える母親
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
怯える母親
怯える母親
怯える母親
怯える母親
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
私も兄も何も話さなかった
この日からだった
兄の考えが変わったのが
私はどう答えるのがよかったのか
だって、私には父親も母親も
変わらなく見えて
ただ、他人だと思っていたから
そして次の日を向かえた
次の日
怯える母親
最低な父親
怯える母親
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
バタン
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
私は学校へ行かせてもらえなかったから
ただ、たまに
かず兄がいいなと思うだけ
だけど、この日はものすごく
この家から出ることを
羨ましいと思った
トントン
カチャカチャ
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
静かな部屋
チクタク
チクチク
時計が音をたてて刻んでいる
その音が鳴り響くこの部屋で
1人
なのに、なぜか
体が震えていた
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
私はいつの間にか
いつもの公園に来ていた
姫楽(幼少)
私はずっと考えていた
昨日言われていたことを
すると
優しいおばあさん
優しいおじいさん
おじいさんとおばあさんが話しかけてきた
姫楽(幼少)
優しいおじいさん
おじいさんは私の痣をみて驚いたようだった
でも、気にしなかった
ここまで、歩いてきて
見た大人はすべて見てみぬふりをしたから
姫楽(幼少)
優しいおばあさん
優しいおばあさん
姫楽(幼少)
優しいおばあさん
優しいおじいさん
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
始めは驚いた
理解できなかった
どうして、あの時あんなにスラスラと話したのか
いや、本当は分かっていたのかもしれない
もう
きっと私の心が限界だったから
誰かに
かず兄を
あんな母親を
そしてあわよくば自分を
助けてほしかったのかもしれない
私が話している間
二人は黙って聞いていた
優しいおばあさん
優しいおじいさん
姫楽(幼少)
おじいさんが撫でた手は
拾ってくれたあの時感じた
温もりと同じように心地よかった
姫楽(幼少)
優しいおばあさん
優しいおばあさん
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
優しいおばあさん
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
優しいおばあさん
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
優しいおじいさん
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
優しいおじいさん
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
優しいおばあさん
優しいおばあさん
優しいおばあさん
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
優しいおじいさん
優しいおじいさん
優しいおじいさん
優しいおじいさん
それからいろんな話をしてくれた
あの幸せの頃のように
私はいつの間にか笑顔だった
姫楽(幼少)
優しいおじいさん
優しいおばあさん
夕方になり
姫楽(幼少)
優しいおばあさん
姫楽(幼少)
優しいおじいさん
優しいおじいさん
優しいおばあさん
姫楽(幼少)
なぜか分からないけど
助けてくれる
根拠はないけど
そう思った
いや
そう思いたかったのかもしれない
トコトコ
姫楽(幼少)
優しいおばあさん
優しいおじいさん
優しいおじいさん
優しいおじいさん
ドコッバコン
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
タッタッタ
優しいおばあさん
優しいおじいさん
最低な父親
怯える母親
ドコッバコンバキッ
一虎(幼少)
一虎(幼少)
タッタッタ
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
そこで見たのは
いつもより機嫌の悪い父親
ただ怯えて壁にすがる母親
血だらけで呼吸の浅い兄
一虎(幼少)
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
一虎(幼少)
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
兄さんは私を見て
怒ることも睨み付けることもなく
私に優しく微笑みかけた
姫楽(幼少)
最低な父親
怯える母親
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
最低な父親
怯える母親
最低な父親
怯える母親
コロッ
怯える母親
グサッ
姫楽(幼少)
一瞬何が起きたのか分からなかった
私は
ナイフで刺された
姫楽(幼少)
怯える母親
怯える母親
母親は父親にむかっていたが
落ちていたゴミに転び
私に刺した
怯える母親
怯える母親
姫楽(幼少)
怯える母親
一虎(幼少)
ドタドタドタドタ
優しいおばあさん
優しいおじいさん
怯える母親
最低な父親
一虎(幼少)
姫楽(幼少)
二人が来た
兄さんの声に気付いたようだ
私は、これで兄さんが助かると
母も
心底安心した
その時
最低な父親
最低な父親
一虎(幼少)
ブンッ
バリン
姫楽(幼少)
姫楽(幼少)
気付くと兄さんが倒れていた
私を覆うように
そして、周りにはガラスが散らばっていた
死んだ母たちと同じように庇った兄は血を流していた
意識はそこで途絶えた
現実
真、千、三
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
三ツ谷
姫楽(きら)
千冬
姫楽(きら)
姫楽(きら)
三ツ谷
千冬
真一郎
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
千冬
三ツ谷
姫楽(きら)
真一郎
三ツ谷
姫楽(きら)
千冬
姫楽(きら)
三ツ谷
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
真一郎
真一郎
真一郎
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
真一郎
真一郎
真一郎
姫楽(きら)
姫楽(きら)
真、千、三
真一郎
千冬
三ツ谷
姫楽(きら)
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
千冬
三ツ谷
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
真一郎
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
その話をしている時の姫楽は震えていた
真、千、三
真、千、三
姫楽(きら)
ぎゅー
姫楽(きら)
千冬
真一郎
三ツ谷
姫楽(きら)
姫楽(きら)
しばらくして
真一郎
姫楽(きら)
姫楽(きら)
真、千、三
千冬
姫楽(きら)
姫楽(きら)
三ツ谷
姫楽(きら)
真一郎
真一郎
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽(きら)
姫楽は過去を話したからか
きっと少し肩の荷がおりたのだろう
その日はいつもより安心して眠った