テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

??

お前の仲間を売るか、
自分を売るかだ。

kn

え?嫌です、

kn

皆を売るなんて、絶対にできない……!

??

……そうか。

ドッ

突然、俺を殴った。 かなり痛い。

kn

お、おぇ……ッ、
ゲホッ、ゲホッ、

かがみ込んだ俺をすかさず殴る。

kn

あ"あ"あ"ッ

kn

なん……で、

??

もう時間だ。
殴って気絶させろだとさ。

その言い方だと、誰かに命令されている物言いだった。

けど、冷静に判断している場合じゃない

受け身を取らないと、重傷になるほどの力だった

痛い、

怖い

助けてっ!

バンッ

突然、扉があく。

sn

knさんッ!

pn

大丈夫か!?

tz

ッ!
お前!俺等のknさんに何をしてる!

kn

みん、な?

??

なッ!?
なぜお前らが………!

tz

お"らぁっ!!
問答無用!!

バキッ

……人間から聞こえちゃ駄目な音がした

??

ウッ……

ドサッ

pn

knさん!

sn

大丈夫ですか!?

tz

救急車呼んで!!

kn

ぅ、くッ……ッ!

痛い

あれ?もしかしてこれ………

やばい?

ドクンッ

kn

ッはっ!

kn

ッはーー、ッはー、ッ!

pn

k、knさん?
どうしたんですか?

tz

嘘でしょ……?
knさん!

やばい、 おそらく、最初に打った注射器のせい だと思う。

毒がまわってきたんだ。

kn

ご………め、ん。

tz

knさんッ!?!

そう言い残して、 俺は意識を手離した。

kn

ッぅ………

kn

ッ!?
ここは?

気づくと、辺り一面真っ白だった

いや、白しか見えない、の方が 正しいのかもしれない

kn

天国?死んじゃったの?俺?

幼いkn

俺の幻想界だよ。

kn

ッ!?

後ろを振り向くと、 幼い頃の俺がいた

kn

え、と?

幼いkn

はじめまして。
自分。

kn

は、はぁ?

幼いkn

俺は、もう1人の俺……というか、感情だ。

kn

あの、俺ってあの後どうなってるんですか?

幼いkn

肉体は病院で意識を失ってるんだよ。

kn

寝たきり、てこと?

幼いkn

そう。
で、お前は戻りたい?

kn

戻りたいに決まってるだろ?
何を今更………

幼いkn

………ふーん。
俺が言ったとは思えないセリフだね。

幼いkn

俺は戻るのは反対。
戻ったら、また自分が
傷つくだろ?

kn

………そう、だけど……

幼いkn

それでも戻りたいの?
俺の幼い頃を思い出してよ。

幼いkn

母さんは俺を利用してるだけだし、
友達だって離れていく。

幼いkn

人と関わって、得することなんて一つもないんだよ。

幼いkn

だったら、誰も居ない、自分が傷つかない、
ここにいたほうがいい。

kn

………そうだね
そうかもしれない

kn

でも!それでも!
俺にはまだやることがある。

kn

現実に帰ったら、本当の俺で笑いたいし、

kn

まだまだゲームして遊びたい。

kn

皆に……まだ、ありがとうって言ってない。

kn

だから、生きるよ。

幼いkn

そ。

暫くの沈黙が流れる。

けれど、幼い俺は、諦めたように ため息をついた

幼いkn

わかったよ。
うん。いいと思う。

kn

ほんと!?

幼いkn

ただし、幸せになれよ。

kn

ッ!

kn

………うん。

幼いkn

………!
俺って、こんなふうに笑えるんだな……

kn

なんて言った?
てかさ、ここ、幻想界なんでしょ?
他にも、『俺』がいるの?

幼いkn

いるぞ?ノア子ちゃんとか。

kn

…………
黒い歴史だわ。

幼いkn

呼んでやろうか?

kn

結構です。

幼いkn

あら、ざーんねん。
たまには顔を見せろよ?

え?俺ってこんなムカつくところなんてあったの??

kn

生意気なガキだ

幼いkn

お前、マジで本当に俺か??

kn

ははっ、たまには顔を見せるよ

kn

バイバイ。またね

幼いkn

………うん。

kn

いかなきゃ。

皆の為にも生きなきゃいけないしね

kn

ぅ、ん?

起き上がると、知らない天井だった

そうか。病院だったわ。

と、思っていると、

ガッシャンッ

kn

!?

ガラスが割れる音がした。

tz

k、knさん………?

音の方を見ると、 tzが花瓶を落としていた

kn

あー、おはよー。
てか、花瓶落としたよ?大丈夫?破片危ないよ?

ガバっ とtzが急に抱きついてきた

kn

ちょっ!?
なになになになに?
どしたの??

tz

どうしたのじゃないだろ!馬鹿やろーッ!!

kn

???

tz

とりあえず、病院の先生呼ぶから!
安静にしてて!

kn

は?いや、なんともないけど……?

tz

何がなんともないだ!
一ヶ月寝たきりだったんだぞ!

へー、一ヶ月寝たきり………

kn

えぇ!?
俺、そんなに寝てたの!?

tz

そうだよ………
よかった………目を覚ましてくれて……

tzは半分涙目だ。

kn

ごめん。心配掛けて……

tz

とりあえず!
聞きたいことはいっぱいあるけど、安静にしててくださいね!

kn

うん。
ありがと。

俺はtzと、

どこかの心にいるはずの『もう1人の俺』にも感謝した。

第7話(110タップ)終

どうでもよかった

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

220

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚