??
自分を売るかだ。
kn
kn
??
ドッ
突然、俺を殴った。 かなり痛い。
kn
ゲホッ、ゲホッ、
かがみ込んだ俺をすかさず殴る。
kn
kn
??
殴って気絶させろだとさ。
その言い方だと、誰かに命令されている物言いだった。
けど、冷静に判断している場合じゃない
受け身を取らないと、重傷になるほどの力だった
痛い、
怖い
助けてっ!
バンッ
突然、扉があく。
sn
pn
tz
お前!俺等のknさんに何をしてる!
kn
??
なぜお前らが………!
tz
問答無用!!
バキッ
……人間から聞こえちゃ駄目な音がした
??
ドサッ
pn
sn
tz
kn
痛い
あれ?もしかしてこれ………
やばい?
ドクンッ
kn
kn
pn
どうしたんですか?
tz
knさん!
やばい、 おそらく、最初に打った注射器のせい だと思う。
毒がまわってきたんだ。
kn
tz
そう言い残して、 俺は意識を手離した。
kn
kn
ここは?
気づくと、辺り一面真っ白だった
いや、白しか見えない、の方が 正しいのかもしれない
kn
幼いkn
kn
後ろを振り向くと、 幼い頃の俺がいた
kn
幼いkn
自分。
kn
幼いkn
kn
幼いkn
kn
幼いkn
で、お前は戻りたい?
kn
何を今更………
幼いkn
俺が言ったとは思えないセリフだね。
幼いkn
戻ったら、また自分が
傷つくだろ?
kn
幼いkn
俺の幼い頃を思い出してよ。
幼いkn
友達だって離れていく。
幼いkn
幼いkn
ここにいたほうがいい。
kn
そうかもしれない
kn
俺にはまだやることがある。
kn
kn
kn
kn
幼いkn
暫くの沈黙が流れる。
けれど、幼い俺は、諦めたように ため息をついた
幼いkn
うん。いいと思う。
kn
幼いkn
kn
kn
幼いkn
俺って、こんなふうに笑えるんだな……
kn
てかさ、ここ、幻想界なんでしょ?
他にも、『俺』がいるの?
幼いkn
kn
黒い歴史だわ。
幼いkn
kn
幼いkn
たまには顔を見せろよ?
え?俺ってこんなムカつくところなんてあったの??
kn
幼いkn
kn
kn
幼いkn
kn
皆の為にも生きなきゃいけないしね
kn
起き上がると、知らない天井だった
そうか。病院だったわ。
と、思っていると、
ガッシャンッ
kn
ガラスが割れる音がした。
tz
音の方を見ると、 tzが花瓶を落としていた
kn
てか、花瓶落としたよ?大丈夫?破片危ないよ?
ガバっ とtzが急に抱きついてきた
kn
なになになになに?
どしたの??
tz
kn
tz
安静にしてて!
kn
tz
一ヶ月寝たきりだったんだぞ!
へー、一ヶ月寝たきり………
kn
俺、そんなに寝てたの!?
tz
よかった………目を覚ましてくれて……
tzは半分涙目だ。
kn
tz
聞きたいことはいっぱいあるけど、安静にしててくださいね!
kn
ありがと。
俺はtzと、
どこかの心にいるはずの『もう1人の俺』にも感謝した。
第7話(110タップ)終