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貴方がくれた日常

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貴方がくれた日常

4 - 第3話 懐かしさ 仲間の想い

♥

217

2024年05月21日

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こちらはシリーズものとなっています

注意事項は導入に書いている為、省略させて頂きます。 導入を見ていない方は、導入から視聴を開始する事を推奨します。

自己責任での視聴をお願いします。 それでも大丈夫という方は

本編へどうぞ

リアム

すみません、お邪魔します。

トラゾーさんからの誘いに乗り 出勤までの時間、お茶をする事にした

トラゾー

遠慮なく、どうかくつろいで下さい。

ノアが居るため、周囲のカフェや喫茶店だと都合が悪く 消去法で近くにある自宅に招いてもらう形となった

中は整頓されていて、こまめに管理されているのだとわかる

しにがみ

ここは、4人全員で住んでるんです!
シェアハウスなんですよ!

リアム

そう、ですか
とてもそうとは見えない…

シェアハウスとなると、4人の持ち物で整頓しずらいはず なのにここまで整頓されているとは…

思わず、感心してしまう

しにがみ

そうでしょうそうでしょう!
家の管理はクロノアさんとトラゾーさんがやってくれているんです!

しにがみ

2人共凄いんですよ!
ぺいんとさんや僕なんかと違って…

ぺいんと

え?サラッとしにがみ、お前俺の事ディスった?

しにがみ

いやいや、そんな事無いですよ?笑
ただクロノアさんとトラゾーさんが凄いってだけの話で…

そんな他愛も無い会話を繰り広げている2人を見ていると 少し、懐かしい気持ちになっていた

リアム

…ははっ!

ぺいんと

!?

しにがみ

今、リアムさん笑いました?!

リアム

あぁ…すまない笑
君達の会話を見てるとなんだか…
和んでしまって…

リアム

懐かしい、気持ちになるんだ

ぺいんと

変な事を言ってしまったのだろうか ぺいんとさんは少し、悲しそうな顔を見せた

しにがみ

…懐かしく、思うんですね

リアム

初対面なのにおかしな話だと思われるだろうが…

ぺいんと

いえ、そんなこと無いです。
全然…そんなことないです

ぺいんと

おかしくなんて…無いんです

そう言うぺいんとさんの目には 涙が浮かんでいた

トラゾー

トラゾー

クロノアさん、どう思いますか?

クロノア

あれは…紛れもない

クロノア

『リアム看守』だ

トラゾー

やっぱり、そうですよね

俺達には秘密がある

それは前世の記憶があるということだ

PKST団

世間を騒がせた怪盗団

それも前世の話 俺達4人は PKST団として活動していた 生きていた記憶がある

もちろん、その中で俺以外の3人が 投獄された記憶もだ

リアム看守は3人にとって 良きライバルであり 狼 そして良き友でもあった

そんな彼は道化師によって殺害され

俺達の前から姿を消した

そんな彼が、今世で生きている

トラゾー

ぺいんとは…どう思ってるんでしょうね

クロノア

どう…だろうな

リアム看守が今世で生きている それは喜ばしい事だ

道化師に殺害されることなく 幸せに暮らしているのだと知れて 安心した

だがしかし、ぺいんとにとってそれは

『呪い』でもある

ぺいんとにとってリアム看守は

想い人

そんな彼が前世では自分と関わった事で殺害され また今世でこうして巡り会ってしまった

自分のせいで…想い人が殺害された そう思う彼の思いは俺達には理解しきれない

俺達では埋めることの出来ない穴

今回の事は本人にとってその穴を掘り返されるようなもの

そして本人にとって、想い人を2度も殺してしまうのではないかという尽きることの無い恐怖

ぺいんとの 想い人の死を招かない為に離れようとする という気持ちは痛い程わかる

大切な人に死んで欲しくない その一心なのだから

しかし、前世の2人の別れ そしてぺいんとのその後を思えば

離れる事は…好ましくなかった

トラゾー

どうにか、2人には幸せになって欲しい…

クロノア

…俺もそう思うよ

2人には幸せになって欲しい それは本人以外の全員が共通して思っている事

その為であれば、多少強引でも 2人に交流して貰うことが何よりも大事だった

だから、今日も多少強引に2人の交流の機会を 協力して増やしていた

トラゾー

リアム看守には、記憶が無い様でしたね

クロノア

少し、懐かしさを感じてる所もあるみたいだから
完全じゃないんだろうけど…

トラゾー

ほとんど…記憶が無い

記憶を取り戻すべきか それとも思い出すことなく 2人に幸せになってもらうべきか

…本人達が選ぶ事だ 俺が考えることじゃない とにかく2人には幸せになって欲しい その手伝いをするだけの事だ

トラゾー

さぁ、クロノアさん
行きましょうか

クロノア

あぁ、行こうか

俺達はその場を後にした

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