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辛さの比べ方

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辛さの比べ方

1 - 第1話

♥

112

2025年06月29日

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Irxs様 より 二次創作

わんく5タップ

大神りうら 高校2年生

俺には高校1年生の時に付き合い始めた恋人がいる

りうちゃん

ほとけさんとはど〜なんですか?笑

またその話〜?笑

ええや〜ん!

僕の推しカプなんやで?

頼んでないわ、笑

今話をしていたように俺にはほとけという恋人がいる

ほとけとは小学校からの長い付き合いで

俺がほとけに4年程片想いをした上で去年の11月に付き合った

いむくん…最近全然来おへんよな…

高1からぼちぼち休んではおったけど…

りうちゃんしらんの〜、?

ん〜…なんか分かんないけど気を病んじゃってるみたいだよ?

ふ〜ん…

心配やね…

…うん

そんな一見幸せそうな俺には誰にも言えない悩みがある

それが今の状況

"俺と友達が話す"

というよりも

"俺がほとけの現状を報告する"

という方がきっと正しい

でも正直、こんな話は本当にしたくない

ほとけの現状を知っているには知っているが

どこからどこまでを教えていいのか分からない

恋人として最低な事を言ってしまうが

毎晩毎晩送られてくる愚痴や病み話は面倒くさい

初めのうちは「愚痴ってもいい?」とか

「相談してもいい?」って聞いてきてくれていたけど

最近は俺が聞いてくれると分かっているからか

「死にたい」とか

「学校しんどい」とか

そういうのを沢山送ってくるようになった

俺は相談されるのがあまり得意ではないタイプで

それに合わせるように相談するのも得意ではない

この前話を聞いてあげた時

「りうちゃんには分からない」

「その言葉は信じられない」

ってら散々に言われて

俺の心もかなり抉られた

でも

みんなは俺の心配はしてくれない

でもそれは当たり前

だって…

俺の方が元気そうだから

ふぅ〜…

1日の疲労が溜まって重くなった体を布団に沈める

そのまま意識も落とそうと目を閉じた瞬間

ぴこん

と携帯から通知音がなった

僕もう死ぬ

どうしたのいきなり

昨日は死ぬ気で生きるって言ってたじゃん

今の話だから

昨日の自分が馬鹿だった

だから別れよ

これ以上迷惑かけたくない

なんで、やだよ

そんな理由じゃ別れないに決まってるじゃん

でももう今日死ぬから

はやいって

それなら俺も一緒に死ぬよ

りうちゃんはだめ

なんでさ

だめだから

とにかく別れて

嫌だって

"りうちゃんには学校行けない辛さとか恋人がいる辛さわかんないでしょ"

分かるよ

嘘つけ

嘘じゃない

信じられない

ならしょうがないね

うん

だから別れて

もう死ぬから

ばいばい

……

さっきの会話がずきずきと俺の胸を突き刺す

学校に行けない辛さ…か

そんなの知るわけが無い

当たり前でしょ

りうらはほとけとちがってちゃんと学校行ってるし

恋人いる辛さ

あっちから告白してきたくせに

今更なんの後悔だよ

あ〜…うざい

とっとと死んじゃえばいいのに…

気がついたら

そんな事を呟いている自分がいた

違う

そんな事思ってない

死んじゃえばいいなんてそんな事

きっと何かの間違いだ

りうらはそんな事…

……

思って…いたのかもしれない

もしかしたら

相談される事が億劫で辛くなってる自分がいたのかもしれない

嗚呼…りうらって最低なんだ

こんな恋人持ってたら確かに辛くなるかもね

ごめんね

きっと明日もほとけが生きてると信じて

無理やり意識を真っ暗にシャットダウンした

重い体を動かして教室に入ると何時もとは少し違う風景だった

あ、りうちゃんおはよ

ん、おはよ初兎ちゃん、あにき

おはようさん

…とその他

その他って酷ない?

まろ名前あるんですけど〜…

あ〜はいはい

おはよ、ないくん、まろ

ん、おはよ

はよ、

てか…大人組が教室来るの珍しいじゃん

初兎ちゃんは毎日来てるけど…

おお、嫌味か?

若干ね

そんでなんで来たの?

彼らが教室に来るのなんて本当に珍しい

来てくれないから俺から行く事もあるくらいだ

ん〜…?

ほとけの事聞きたいなって

りうら付き合ってるでしょ?

…またこの話だ

あ〜…あのさ

ごめんだけど別れちゃったんだよね

っは、?

なんでや、最近まで滅茶苦茶仲良くしとったやん

ん〜…

これ言っても良いのかな…

昨日の夜の事を

言ってもええんか…ってなんでや

なんか、後々俺が怒られそうだから

あの感じだときっと俺以外には言ってない

…いいよ、黙っとくから

…なんかさ

いむ、死ぬって…

これ以上迷惑かけたくないからって

だから別れたいって言われたんだよね

ぇ…死ん…

でないよ

良かった…

…なぁ

なんで死ぬって言う前に俺たちに言わんかったん?

ぇ?

りうらがだよ

あいつが死ぬって言うまでなんで放置してたん?

ちょ、まろ…

…だって、言ったらダメって言われてたから…

だとしてもだろ

……

おぃ…

怒りと不安で言葉が詰まった時

丁度ぴったりチャイムが鳴った

今の会話で分かった

みんなほとけの心配しかしない

俺の事なんか眼中にない

みんな…

俺の心配なんてしない

俺の事なんて必要ない

俺の事なんて心配しない

俺の事なんて気にしない

俺の事なんて眼中に無い

俺の事なんて…

俺なんて…

存在価値がない

嗚呼…俺もう無理かもしれない

俺は…ほとけの為に生まれたんじゃない

ほとけの現状報告係じゃない

なのに…そうとしか見られない

もういいや

生きてても何にもならない

皆に見て貰えない人生なんて

いらない

……

意識がしっかりした頃にはもう屋上のフェンスの外側に居た

結局最後まで見て貰えなかった

…ぃや

今なら…見てもらえるかも…

先に投げ捨てようとしていた携帯の画面を光らせ

ほとけが学校に来なくなって以来

動いていないグループチャットを開く

気だるさが表に出た決して早いとは言えないフリック入力

メッセージを確認した後送信ボタンを押した

今までありがとう

ん?

りうらどうしたん

送信ミス?

グループ動いてる

珍し

んで何事

なんかりうらが変なの送ってきて

ねぇ…

いむくん!!

んわ、いむ!!久しぶり!

ん、ほとけやん

ほとけ、何

これ、りうちゃん死んじゃわないよね…?

なんで?

今日めっちゃ元気そうだったし平気じゃない?

送信ミスだよきっと

まって

ん?

なに?

どしたん

りうちゃん、今ビルの屋上におる…

え、

なんで分かったん?

は、みんなインスタの投稿見てへんの?

あ〜…最近確認してへんかったわ

うん、それよりいむが心配で見てなかったな

今投稿されたん?

だったら見てへんわ

なぁ、

りうちゃん、ほんまに死なへん…?

ねぇ

りうちゃんととこ行こう?

…そうだね、なんか怖い

わぁったよ

すぐ行こう

心配やわ

おん、ビルの玄関口集合な

……

あ〜…みんな焦ってる

こういう時だけ焦るんだよね

可愛いなぁ

…あ、

みんな来る前に降りなきゃ…

みんなには見られたくないから

ビルの屋上のフェンスの外側

小柄な人が1人ぎりぎり入れる程の微かな溝がある

きっと雨水菅だろう

そこに入れていた片足をゆっくり空中に投げ出す

フェンスを掴んでいる右手を離したら確実に落ちるだろう

これが最後

みんな、ばいばい

愛してるよ

フェンス離した右手がふわりと暖かくなる

そう感じた刹那

固い地面に体が引き上げられた

りうちゃんっ!!

…なんで、来たの?

今までは俺の話なんか聞かなかった癖に

死ぬ時は止めるんだ

っ、

ほとけも

死ぬ死ぬって言ってのに

俺の方が死ぬの早そうだね

ごめん…

なにがごめんなの?

ねぇみんな

りうらといて楽しかった?

楽しかったよっ!!

ほとけの話しかしなかった癖に?

そんな事っ

ほとけの事伝えなかったらキレたくせに?

っ、悪るかった…

っ、

やっぱり皆、りうらのことなんて…

りうちゃん

それ以上は言ったらあかんよ

うるさい

なんも知らないくせに

皆は…

"人に相談される辛さと人に相談出来ない辛さなんて分かんないでしょ?"

ッ゛!?

ねぇ…もう関わんないで

っ、まって!!!

またフェンスに足をかける

もういいんだ

じゃあねみんな

…愛してたよ

耳に響く肉の弾ける音と

激痛を感じて俺は全てを終わりにした

意味不明な作品ですみません

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