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たとえ君が居なくなってしまっても [1話]

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たとえ君が居なくなってしまっても [1話]

1 - たとえ君が居なくなってしまっても [1話]

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2021年05月26日

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君の姿は美しく

そして誰よりも素敵だった

あぁなのに何で…

キミは

この世から居なくなってしまったんだろう

もう一度あの日に戻りたい

キミのことを救いたい。

西田 陽介(ようすけ)

なぁーみなとー

西田 陽介(ようすけ)

今日こそ合コン行かね!!?

明石 湊斗(みなと)

いかねーよ

明石 湊斗(みなと)

俺はそんな暇じゃないんだよ

西田 陽介(ようすけ)

可愛い女子もくるらしーぞ!

西田 陽介(ようすけ)

そんな硬いこと言ってないでさ〜

明石 湊斗(みなと)

だから行かないって言ってんだろっ

西田 陽介(ようすけ)

ホント釣れねーな

西田 陽介(ようすけ)

暇じゃないって何か用事でもあんの?

明石 湊斗(みなと)

勉強したいだけ

西田 陽介(ようすけ)

真面目かよ笑

明石 湊斗(みなと)

(まぁ本当はそんな理由じゃないんだけどな

放課後

明石 湊斗(みなと)

(確かここに待ち合わせだっよな?)

明石 湊斗(みなと)

ちょっと早くきすぎたかもな

…!

…い!!

おーい!!!!

みなとー!!!

明石 湊斗(みなと)

おおー千夏!

明石 湊斗(みなと)

久しぶりだな

峯岸 千夏(ちなつ)

全然会えてなくて寂しかったぁ〜〜!!

明石 湊斗(みなと)

俺は全然大丈夫だったけどな

峯岸 千夏(ちなつ)

うわ!みなと酷い!!

明石 湊斗(みなと)

嘘だよ笑

明石 湊斗(みなと)

おれも寂しかったよ

峯岸 千夏(ちなつ)

んふふ!知ってるし!

そう俺は彼女がいる

彼女は千夏。 中3の終わりごろに付き合った とっても優しい自慢の彼女だ

彼女は髪を結ぶ時にリボンのゴムをつけている。 それがたまらなく似合っていて可愛い

明石 湊斗(みなと)

どっか行きたいとこある?

峯岸 千夏(ちなつ)

今日はみなとに来て欲しいところがあるんだ!!

峯岸 千夏(ちなつ)

だから私についてきて!!

明石 湊斗(みなと)

おい!まてまて!

明石 湊斗(みなと)

千夏足速いんだから

明石 湊斗(みなと)

置いていこうとすんな!

横断歩道を渡ろうとする

前方から車が来ていることも知らずに

峯岸 千夏(ちなつ)

みなと!!!!!!!!

峯岸 千夏(ちなつ)

車!!!!!!!

峯岸 千夏(ちなつ)

あぶっ!!!!ない!!!!!!!

明石 湊斗(みなと)

え?

千夏の掛け声と共に千夏が飛び込んできた

俺は道路の脇に思っいきり背中をぶつけた

一瞬何かが起こったと思い 周りを見てみる

ドクンッ

明石 湊斗(みなと)

え………

何かが心臓をうった音がきこえた

血で真っ赤に染まった地面

思いっきり叩きつけられた曲がった指

髪を結ぶ時のリボンのゴム

明石 湊斗(みなと)

ああ…ああ…あ、、

これはまさしく

俺を庇った千夏の無惨な姿であった

明石 湊斗(みなと)

うわぁぁぁああああああああああああ!!!

明石 湊斗(みなと)

なんでなんでなんでなんで!!!!!!!

明石 湊斗(みなと)

千夏が……

明石 湊斗(みなと)

こんな目に遭わないといけないんだよ!!!!!!!

俺は気が狂いそうな程叫んで叫んで叫びくまくった

気が狂うと同時に視界も暗くなっていった

峯岸 千夏(ちなつ)

みなと

峯岸 千夏(ちなつ)

私みなとの事大好きだよ

明石 湊斗(みなと)

どうしたんだよ急に 笑

峯岸 千夏(ちなつ)

みなとは私の事好き?

明石 湊斗(みなと)

ああ好きだよ

峯岸 千夏(ちなつ)

わたしも!わたしも!

峯岸 千夏(ちなつ)

みなとの事だーいすき!

峯岸 千夏(ちなつ)

ずっと一緒にいよーね!!!!

明石 湊斗(みなと)

そんなの当たり前だよ

明石 湊斗(みなと)

ずっと、ずっと一緒に…

明石 湊斗(みなと)

(…)

明石 湊斗(みなと)

(ん…)

明石 湊斗(みなと)

(俺なんで病院のベッドで寝てるんだ?)

お母さん

みなと!!?

お母さん

声聞こえる!?お母さんの声わかる!!!?

明石 湊斗(みなと)

かあ…さん…?

お母さん

あぁ良かった!!!

お母さん

ずっと心配してたのよ

お母さん

事故にあったって聞いてビックリして

お母さん

病院行ったら中々目を覚まさないんだから

お母さん

ほんとに良かった……!

明石 湊斗(みなと)

(事故…)

明石 湊斗(みなと)

(ちなつ、)

明石 湊斗(みなと)

(ちなつ!!!!)

明石 湊斗(みなと)

なあ!母さん!!!!

明石 湊斗(みなと)

千夏は!!?千夏!!!!!!

明石 湊斗(みなと)

無事か!!!?

お母さん

……

お母さん

みなとと一緒にいた子千夏ちゃんっていうのね、、

お母さん

あの子は

お母さん

事故で打った時の衝撃が激しいのか

お母さん

頭の損傷が酷くて

お母さん

事故の後亡くなってしまったわ…

明石 湊斗(みなと)

っっっっ!!!!!

明石 湊斗(みなと)

俺のせいだ…

明石 湊斗(みなと)

俺を庇ってあいつは……!!

お母さん

みなと!!!!!

お母さん

決してあなたが悪いわけじゃない!

明石 湊斗(みなと)

おれが殺してしまったようなんもんだな…

お母さん

みなと!!!!

明石 湊斗(みなと)

母さん。

明石 湊斗(みなと)

ごめん。今日は帰って

明石 湊斗(みなと)

今の俺はまともに話す事できないから

お母さん

っっ、、

お母さん

今日はみなとの為にも帰るわね

お母さん

何かあったら連絡頂戴ね

明石 湊斗(みなと)

うん、

明石 湊斗(みなと)

(あぁなんでこんな事になったんだろ)

明石 湊斗(みなと)

(俺がちゃんとしてれば)

明石 湊斗(みなと)

(もっと注意深周りを見てれば)

明石 湊斗(みなと)

(千夏とあの日会わなければ)

明石 湊斗(みなと)

……

明石 湊斗(みなと)

こんな事考えてもキリがないな

明石 湊斗(みなと)

今日はもう寝よう…

明石 湊斗(みなと)

(朝か、)

明石 湊斗(みなと)

(今日は千夏の葬式か)

明石 湊斗(みなと)

準備しないとな

お坊さん

………………

お坊さん

……………………

遺族

う、、うぐっ、ぐすっっ、

明石 湊斗(みなと)

(千夏が居なくなったって)

明石 湊斗(みなと)

(信じることができない)

遺族

ちなつ姉ちゃんなんで…なんで…

遺族

また遊んだりしたかったのに、、

遺族

ぐすっぐす、、ひっく、。

明石 湊斗(みなと)

(…)

明石 湊斗(みなと)

(俺は最低だな)

お母さん

………みなと

お母さん

自分のせいにしてはダメよ

明石 湊斗(みなと)

かあさん、、

お母さん

あなたは悪くないのよ

お母さん

千夏ちゃんはあなたを救いたいその一心で

お母さん

助けてくれたのよ

お母さん

それを決して無駄にしてはいけないわよ

お母さん

千夏ちゃんが悲しむわよ

明石 湊斗(みなと)

かあさん…

明石 湊斗(みなと)

(ほんと優しいな)

明石 湊斗(みなと)

ありがとう。

帰り道

明石 湊斗(みなと)

(千夏の家にいこっかな、)

明石 湊斗(みなと)

かあさん先帰ってて

明石 湊斗(みなと)

ちょっと寄り道していくから

お母さん

分かったわ。

お母さん

早く帰ってくるのよ

明石 湊斗(みなと)

うん。

明石 湊斗(みなと)

千夏んちってどこだったけな?

ドンッ

明石 湊斗(みなと)

あ、すいません

明石 湊斗(みなと)

ちゃんと前見てなかったです

???

全然大丈夫よ。

???

それよりあなたにこれ上げるわ

???

明石 湊斗(みなと)

なんですか、、?

明石 湊斗(みなと)

これ、

???

これは簡単に言うと過去に戻れる石よ

???

あなたには何かありそうだったからね

???

特別に上げるわ

明石 湊斗(みなと)

はぁ、…

???

信じてないみたいだけど

???

一応説明をしとくは

???

1・石に戻りたい時間を願う頭の中で

???

2・持っている事を誰かに知られたらその過去はその運命で決まる。
もうその石は使えなくなる

???

これだけよ、

明石 湊斗(みなと)

……

???

まぁとにかく困っているようだど大丈夫よ

???

使ってみるのが一番かもしれないし

???

さぞ頑張って

???

未来を変えることができるかもしれないしね

???

じゃあ、また今度

明石 湊斗(みなと)

変な人だったな

明石 湊斗(みなと)

もうこんな時間か

明石 湊斗(みなと)

流石に今日はそのまま帰るか

明石 湊斗(みなと)

(千夏んちはまた今度行こうかな)

明石 湊斗(みなと)

あの人たしか最後未来が変わるとか何とか

明石 湊斗(みなと)

未来が変わるってどうゆう事なんだ…

明石 湊斗(みなと)

まぁいいやとにかく帰ろう

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