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遅コメ失礼します🙇♀️ ケーキバース、見た事なかったのですがめちゃくちゃ面白いですね! 初めてケーキバースを見た作品がこの素晴らしい作品で良かったです💖🫠 疲れたというよりむしろ尊さと作品の面白さで回復しました👍
ケーキバースいいですよね!! 💛💚の供給ありがとうございます🙇♀️ 続き是非とも待ってます🙏
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〜ケーキバースとは〜 (簡単に言いますと)世の中にはごく稀に「フォーク」と呼ばれる人間と「ケーキ」と呼ばれる人間が生まれる。 ケーキは普通に生活していて、自分でケーキだと気づくことはほぼない。 フォークは後天性のものが多く、突如味覚がなくなる。そして、ケーキと呼ばれる人間のみに甘味などの極上の味を感じ、全身を食べ尽くしてしまいたくなる。 フォークはケーキの皮膚、唾液、涙等全てに甘い味を感じる。 ......とまあこんな感じですかね、、?
⚠︎注意⚠︎ 先程と重複しますが、 ケーキバースパロ(地雷さん等注意) 🎼様より💛👑くん×💚🍵くんです こちらnmmn作品となっております R表現大いに含みます ゴリゴリにエセ関西弁使います、
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※この世界線ではほとんどの人はケーキとフォークの存在を知らないまま生涯を終えます。 日本人口のおよそ8%ほどの人がその存在を知っていると思ってください!
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最近、味覚がなくなってきていた。
最初は風の予兆かと思ったが、1ヶ月近い間、段々とその症状だけが悪化していっている。
原因不明の事態に、戸惑いを感じつつも、配信者としての仕事は楽しく続けている。
ただ、食に対する興味、関心、楽しみが日に日に薄れていった。
どんどん細くなっていく体。
さすがにまずいかと思った俺は、病院に行くことを決意した。
医者
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医者
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初めて聞いた世の中の仕組みだった。
まさか自分がそんな稀な事態に巻き込まれることになろうなんて、思ってもみなかった。
お医者さんの説明は一応きちんと聞いていたけど、あまりピンと来なくて
今の時代こんなことが起こっていたんだな〜、なんて呑気に考えたりして。
あまり危機感を持たないまま
自分ってこの世の中の希少な人物ってことかぁなんて浮かれてみたりして
この時はまだ事の重大さに気づいていなかったんだ。
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今は💚🍵くんと一緒に近所の前から気になっていた料理店に来ている。
......が、俺の食べる量が明らかに前に比べて減っているから少し心配してくれているみたいだ。
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驚いた。
最近全く感じることの出来なかった「味」を感じた。
こんな感覚久しぶりで、ずっと浸っていたいくらい、薄くだが美味しさを感じた。
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元から薄かったその料理の味は、食べる度さらにどんどん薄くなっていったが、数週間ぶりの楽しい食事になった。
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あれから1週間、いくら何を食べても味を感じることは出来なかった。
体重もさらに減っていて
一生このままなのかな、なんて思うと少し心がちくっとした。
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ピーンポーン
それからしばらくして、💚🍵くんがうちに来た。
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最近の俺は、ついに嗅覚もなくなってきている。
匂いを感じることが出来なければ、当然味を感じることも出来ないのだから。
だがしかし、
この間一緒にご飯を食べに行った時も 思った
💚🍵くんといると、
においを、
少しだけ、
感じる。
俺にとっては少しでも感じることのできた感覚であり、喜ばしきことなはずなのだが、
嫌な予感が、頭をよぎる。
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1時間後
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\痛っ....../
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おいしいっ......♡
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やばい、こんなにも何かを美味しく感じたことはかつてあっただろうか
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気がつくと、俺はさらなるおいしさを求めて、目の前にいる極上の食べ物に飛びついていた。
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君の頬を掴んで
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自分の方に引き寄せて
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自分の唇を君の唇にかぶりつくように重ねる
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何度も何度も味わい尽くすように重ねてはむさぼる
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そして、もっともっと欲しい、という欲にかられて、今度は舌をねじ込んだ。
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まだ、足りない、この数週間、数ヶ月分の味覚、嗅覚、今ならはっきり感じられる。
気づけば俺の舌は君を味わい尽くそうと色々な角度で、色々な方向に、口内を暴れ回っている。
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君はとても困惑しているみたい。
まあ無理もないか。
急にメンバーに捕食されてるわけだし
ああそうだ、これだけは君に言っておかなきゃいけない
あのね、
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そうか、君は
「ケーキ」だったんだね。
「フォーク」
そんな言葉が彼から聞こえてきた。
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なぜか俺は冷静になれた
大抵の人は知らない単語であろう。
だが俺は知っている。
昔、突然道端で見知らぬ男性に飛びかかられたことがある。
その男性は俺を見て奇声に近い叫び声で、
「ケーキだ、ケーキだ」
って叫んでた。
そしてそのまま首筋を噛まれた
正直、とても怖かった。
幸いにもそこはごく普通の道端で普通に通行人がいたため、その人によって止められたが、
俺はそのとき叫ばれた「ケーキ」という言葉が引っかかって、ものすごく気になった。
どこをどう見て「ケーキ」と言ったのか。
なぜ彼はそう言いながら襲いかかってきたのか。
調べてみると、世の中には「ケーキ」と「フォーク」が存在することを知った。
おそらく彼はフォークになりたてだったのだろう。
一応ウェブを参考に病院に行ったら、案の定俺は「ケーキ」と診断された。
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そんなことを考えていると、彼は再び俺に口を重ねてきた。
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彼の吐息を感じる度、口内が、体が熱くなっていくのがわかる。
正直、今の彼も怖い。
この後何をされるか分からないし。
酷い目に合わされるかもしれないし。
でも、一番かわいそうなのはきっと彼だ。
突然味覚を失って
ある特定の人じゃないと味を感じられない体になって
それなら、俺は受け入れるのが正解なのかな、?
困惑しつつも、彼のためなら、とそんな決断が頭をよぎった
そのとき、
ピーンポーン
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家のチャイムが鳴った。
その瞬間、自我を忘れていたような彼は、自我を取り戻した感じがした。
すると、彼の顔がみるみる青く染まっていった
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正気に戻ったらしい彼は、俺を見るなりめちゃめちゃに謝りだした。
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自分の中の複雑な気持ちを押し殺して、彼を落ち着かせる
すると、彼は自分のことを語り出した。
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そんなに必死に謝られてしまったら、逆にこっちが罪悪感を感じてきてしまった
というか、きっと💛👑ちゃんは悪くない
だからそんなに必死に謝らなくてもいいのに......
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こうしてなんとも言えない一日が終わった
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あれから数ヶ月、
俺はとことん💛👑ちゃんに避けられ続けた。
まあさすがに同じグループの男を襲ってしまったんだから、そうなるよな、とは思う
でもやっぱり、このままはだめだと思って、無理を言って今日は💛👑ちゃんの家にお邪魔している
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あらかじめ買っておいたコンビニの袋を開く。
特に会話することなく、静かに食べ始めた。
かつてこんなに静かな食事を彼と一緒にした事があっただろうか。
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主
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