テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
468
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
綾瀬 伊澄
教室の空気が凍りついたように 静まり返る
律の身体が震え
伊澄の息が耳にかかる感覚に 全身が緊張した
周囲の生徒達は完全に 息を殺し
この異様な状況を 見守っている
春の暖かな日差しが 窓から差し込む中
二人だけの緊迫した空間が 生まれていた
律の頬が紅潮し
普段の冷酷な表情に動揺が走る
伊澄の低い声に
律の心臓が激しく鼓動を打った
拳を握りしめながらも なぜか身体が動かない
小室 律
小室 律
声が微かに震えている
普段の威圧的な態度とは裏腹に
律の灰色の瞳には
困惑と
得体の知れない感情が 渦巻いていた
小室 律
いつもより力がなく
どこか弱々しく響いた
綾瀬 伊澄
綾瀬 伊澄
綾瀬 伊澄