一変した高校生活

2023.10.9(日)

ここは、井佐原支援学校

肢体不自由の児童生徒を対象とした、県立の支援学校である

5月16日火曜日

この日の6時間目 輝哉は、体育でサッカーをしていた

(高等部)1年1組から3組。 2年1組、2組。 3年2組の27人が、 身体状況に合わせて、 独歩、車いす①、車いす②の3グループに分かれて、試合をした

輝哉、拓海くん、諒賀くん、春樹くんの4人は、独歩で行うと怪我をする可能性があるため、車いすに乗って試合をした

試合は順調に進み、前半が終了した段階で、輝哉のチームが2点、相手チームが3点と、1点差で負けている

後半が始まって、15分が経った頃、輝哉とその場にいる人達に予想外のことが起きた

宮下達矢先輩の車いすが右側から当たり、輝哉は、衝撃で車いすごと左側に倒れ、頭を打った

悠希先生はすぐに試合を中断し、五十嵐先生、川村先生とともに、輝哉の元に駆け寄った

〈先生の動き〉 五十嵐先生→輝哉のそばで、様子を確認 悠希先生と川村先生に指示を出す 悠希先生→輝哉が乗っていた車いすを元の場所に戻す。その後、2階の職員室から電話を取って体育館に向かい、救急車の要請と、輝哉の状態を説明する 川村先生→万が一、輝哉が心肺停止になったときのために、保健室に行き、 AED(自動体外式除細動器)を持って、輝哉の元に向かう

先生方で経過観察をして数分後、救急車が到着した

悠希先生は、救急隊員に輝哉のことを説明した

病院の先生から話があるとのことで、担任の五十嵐先生が同乗した