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「強くなりたいだけや。」
シャオロン
え、
ロボロ
何言ってるん？
ショッピ
そうっすよ。
ショッピ
ゾムさんは十分強いです。
ゾム
いや、俺は強くないんや…
ゾム
だって…
ロボロ
ｯ!
ロボロ
やめて…。
モブ1
ｵﾗｯ
モブ1
ﾄﾞﾝｯ
ロボロ
いっ!?
モブ2
ww
ゾム
お前ら何やってるんや。
俺がもっと強ければ
ゾム
いじめを防ぐことができたかもしれない。
ゾム
そうしたら、ロボロが人狼病に感染して苦しい思いをしなくてすんだんや。
俺がもっと強ければ
ゾム
シャオロンと戦ったときにシッマや大先生を守れたのかもしれない。
ゾム
それだけじゃない。
ゾム
こんなにこの戦いで怪我人を出さなかったかもしれない。
俺がもっと強ければ
俺がもっと強ければ！
ロボロ
ｷﾞｭｯ
ゾム
!?
ロボロ
そんなに1人で抱え込んでたんか。
ロボロ
つらかったな。
ゾム
なんやっ！
ゾム
離せ！
ロボロ
離さない。
ゾム
ｯ!
ロボロ
ゾム、この寮に俺が入ったときのこと、覚えてる？
ゾム
え、
ロボロ
ｸﾞｽｯ
ロボロ
いじめられるの嫌や…。
ロボロ
こんなことならもう…
ゾム
チーッス、ロボロ！
ロボロ
ゾム…！
ロボロ
もう俺、いじめに耐えられんわ。
ロボロ
だから…
ゾム
ｷﾞｭｯ
ロボロ
!?
ゾム
そんなこと考えるな。
ロボロ
で、でも
ゾム
でもじゃない。
ロボロ
俺には居場所が…
ゾム
居場所がないなら俺らが新しい居場所になる。
ロボロ
俺ら？
ゾム
おん。
ゾム
俺は我々寮っていう寮で過ごしてるんや。
ゾム
そこで一緒に暮らさんか？
ロボロ
でも、その寮の他の人たちは…
ゾム
大丈夫や。
ゾム
みんな優しいで。
ゾム
俺が保証する。
ロボロ
…！
ロボロ
そっか。
ロボロ
ありがとう、ゾム！
ロボロ
俺、我々寮に入ってみるわ！
ゾム
…！
ゾム
おん！
ゾム
そうと決まれば早速行こうや。
ゾム
ロボロ、こっち。
ロボロ
あのときゾム、俺のこと抱きしめたやろ。
ゾム
…。
ロボロ
それがすごく暖かかったんや。
ロボロ
雪の中走って手とか冷たくなってるはずなのに
ロボロ
こんなに暖かかいもの初めてと思うほど暖かかったんや。
ゾム
なんやそれ…ｯ! ﾎﾞｿｯ
ロボロ
俺はあのときゾムに助けられてなかったら今、ここにおらんと思う。
ロボロ
あのとき俺はゾムに心から救われたと思ったんや。
ゾム
でも…
ロボロ
でもじゃない。
ゾム
！
ロボロ
ゾムはいつもはイタズラとかしてるけど
ロボロ
誰よりも仲間思いなの知ってるで。
ロボロ
だからこそ
1人で抱え込まんといてや。
ゾム
ロボロ…。
コネシマ
ゾム！
大先生
ゾム！
チーノ
ゾム！
エーミール
ゾム！
ゾム
みんな…。
ショッピ
何かあったらいつでも相談とか聞きますよ。
シャオロン
そうや、1人で抱え込むなよ。
ロボロ
ゾムの周りには相談できる仲間がいっぱいおるやろ。
ロボロ
もし、ゾムの力だけでどうにもならないことがあったり
ロボロ
助けてほしいって思ったら。
ロボロ
頼ってくれや、ゾム！
ゾム
ロボロ、みんな…。
ゾム
ありがとうな。ﾊﾞﾀｯ
ゾム
…。
ゾム(感情)
なあ、俺を置いてくん…？
ゾム(感情)
ゾム…！
ゾム
置いてかないよ。
ゾム
だって
お前も俺の一部だからや。
ゾム(感情)
…！
ゾム
さあ、みんなのところへ戻ろう?
ゾム(感情)
おん…！
ゾム
う、
ロボロ
ゾム！
ゾム
…ロボロ？
ロボロ
よかった、ゾム！
ロボロ
あ、そうや
『みんな、ゾムが起きた！』
ショッピ
ゾムさんが起きたって本当ですか！
ロボロ
ショッピ君、速っ
ショッピ
近くにいたので
ショッピ
ゾムさ～ん！
ショッピ
よかったっす…。
ゾム
ショッピ君…
ショッピ
1週間も寝たきりだったんすよ…！
ゾム
えっ、そんなに!?
ロボロ
おん。
トントン
ゾムが起きたって本当か！
コネシマ
ゾム！
エーミール
ゾム！
大先生
ゾム、起きてる！
チーノ
ゾム～！
シャオロン
ゾム！
ロボロ
全員そろったな。
ロボロ
せ～のっ！
「ゾム、おかえり！」
ゾム
みんな…！
ゾム
ただいま！ ﾆｺｯ
END
主
いかがでしたか。
ゾム
いや、長っ！
主
ご、ごめん…。
主
でも、主はこれからもこれくらいの長さの話を書く！
ゾム
…。
ゾム
締めに入ると言っていくぅ！
ロボロ
ハート！
シャオロン
コメント！
ショッピ
フォロー！
ゾム
してくれるとうれしいぜ！
ゾム
またな！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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