蓮翔(れんと)
次の日の昼休み、大好きなカケル先輩に会いにまた3年生エリアに行った
どの学校も同じかもしれない
基本は他学年エリアには行ってはいけない
でも一応規則にあるだけのもの
だから女子たちなんかは、2年生エリアや3年生エリアに行き、遊ぶ者も多かった
男子たちも何人かは行っていたが、男子なら分かる
…めんどい…できるなら教室にいた方がラク
それに昔の規則のまま…
トラブルを避ける為に、他学年エリアへ移動は禁止
だけど禁止という根拠が、交流する機会を失くしているのでは?という考えが、教職員の半数にはあったんだ
トラブルを避ける為なら、部活動だって他学年と交流するし、顧問や教師が常に監督•監視している訳じゃない
運動会や体育祭、合唱系等のイベントも学年バラけて行うのもある
昼休みの短い時間だけ?禁止というのは、、、
果たして理想なのかどうか!?
そんな感じらしかった
だからボクらの学校は、意外と交流する生徒はする…みたいな感じだった
話しは戻り、ボクらは金曜日の週末
昨日の木曜日はあんなことがあったから、家でお○にーとかしなかった
土•日頑張れるか?って話をした
廊下の隅に、地べたに座り込んで密着座りした
まるで友達関係の一線を超えた、親友あるいは恋人同士くらいに密着した
笑いながら話すボクら
当然昨日の一部始終を見ていた女子たちが、会話する
見てごらん、2人あんなに仲がいいよ
あれじゃ〜あの子あんなに怒る訳だ
いきなりマコトがカケルをぶん殴るんだもん
そんな女子たちの会話する喋り声が、ボクらの耳にも入ってきた
