お隣さんに恋をする

何か話が聞こえてくる

手を差し出す

手を握る

大野くんが顔に手を当てる

手を離してもらう

ドタバタ

ガチャン

ガチャ

郵便受けを開ける

ガチャン

家に入り玄関に置いてあった 携帯を取り

不在書に書いてあった電話番号に電話をかける

ﾌﾟﾙﾙﾙ

ガチャ

相手が出た

ガチャ

電話が、切れた

そしてその場に座りボーッとしていると

ピンポーン

インターホンが鳴った

ガチャ

郵便局の人は、重そうな荷物を持っている

印鑑を指差されたところに押した

段ボールをおいて

ガチャ

部屋を出ていった

荷物を持って見るとすごく重たい

ちなみに頼んだものは、棚,憧れていたテレビ,布団のセット, 置くエアコン,暖房,IH,食器など,

そして趣味の絵を描くためのスケッチブックとその他の画材

カッターで段ボールを開けて早速中の物を 全てを設置した

そして画材のセットを開けたら

パレットにインクや絵の具を出した。すると

臭いが部屋中にこもった

換気扇をつける

その時

ガチャ

外に出た

顎に手を当てて考える

一部屋だけ換気扇が回っているのを見つける

ピンポーン

ガチャ

ドアを開ける

スケッチブックの一ページを渡す

そう言ってスラスラとかく

ガチャン

ガチャン

松潤の前でどや顔で腰をふる

その時、横の部屋では

ﾌﾟﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙ

画面には

‥母親‥

画面をスライドする

奈緒は、泣いてしまい声が出ない

今までシングルマザーの母親は離婚した夫の借金を返すために 働いている私にお金を毎月払わせていた

私はこの人から逃げるために上京してきた

私は結婚するならおばあちゃんに心配かけないからと 自由になれるのだ

ﾌﾞﾁｯ

電話が、切れて奈緒は泣いたまま

そして

ガチャン

外に逃げ出した

奈緒はアパートの前の道を泣きながら下り歩いていく

無我夢中に歩いていくと突然雨が振りだした

そしてずっと歩いていていると

バタッ

力尽きて倒れてしまった

……

そんな時ぼんやりと一代の車が通る

ばたん

車が止まった

応答がない

体が浮いた