翌日、
玲王はトレーニング後に1人で ベンチに座っていた。
玲王
玲王
お前は俺の〝光〟だから。
玲王
これまで欲しいモノは全て手に入れてきた。
凪の才能も、手に入れた。
ただ、潔世一の〝光〟だけは手に入れられていない。
玲王
彼の目指す〝エゴ〟は世界の果てまで届く。
普遍的な真理だ。
だからこそ、凪は彼に『帰る場所』を 見出し、俺は__…。
玲王は潔が前に「美味い」と 言っていたキャンディを ポケットから取り出し、
指で弄る。
潔に惹かれた理由は凪とは違う。
凪は〝退屈〟を壊してくれた救世主として潔を拝むが、
俺は潔の〝純粋な渇望〟そのものが愛おしい。
財力や才能を全く見ず、ただ前だけを見ていて。
その無垢さ…笑
玲王
〝秘密の儀式を見ている様だった。〟
俺はその儀式に入ることはできない『傍観者』だ。
玲王
玲王
玲王
???
聞き慣れた声が聞こえてきた。
潔
潔
潔
俺は直ぐに表情を整えた。
玲王
玲王
玲王
潔
潔
潔
潔
潔の瞳は太陽の様に輝いている…
立ち上がり、潔の腕を掴む
玲王
玲王
玲王
玲王
玲王
潔
潔
潔
潔
潔
潔
潔
潔は本当に分かってないなのか…
凪の愛は、ただの〝エゴ〟じゃない
ああなったらもう『愛に見返りを求めない』
という、執着だ。
玲王
玲王
玲王
玲王
潔
潔
潔
お前の光を誰よりも近くで見たい。
だけど、俺が持つ全ては 潔の自由な光の前では何の執着も付かない。
玲王
玲王
その時、だらけた声が響いた。
凪
凪
凪
潔
潔
潔の腕を掴み、玲王から引き離す。
凪
凪
凪
玲王
玲王
玲王
凪
凪
潔
潔
潔
潔は2人の手を振り払い、 ノートを持って先に歩き出す。
玲王
玲王
玲王
玲王
玲王の愛はまだ道半ば。
青
青
青
青
コメント
1件
もう好きすぎて叫びそう..💕︎︎🫶🏻 潔に執着してる凪可愛いです(ㅎ×ㅎ )