いるなつ短集編

俺はなつ

いるまの彼女

何故かいるまに呼び出された

別に教室で話してもいいのに

いるまの顔は不機嫌そうだった

理解できなかった

俺が浮気？心当たりなんてない

そこには俺と兄のないちゃんがキスしていた写真だった。

いるまには兄がいる事は言っていたが

まだ紹介していなかった

それにないちゃんとは血は繋がって居ない

だから顔は似ていないし髪の色も目も

勘違いされていた

いるまに叩かれたところは

腫れていた

力の強いいるまからのビンタは

とっても痛かった

俺にとって大切な存在だったいるま。

そいつから“浮気者”って言われるなんて、メンタルが崩れそうだった。

あのキスの写真は酔ったないちゃんがやってきたやつ

酔うとキス魔になるないちゃんには

昔からよくキスされていた

いろんなところにキスしてきて

正直言って嫌だったでも、家族だしまあいっかって感じで注意していなかった

俺がちゃんと注意してたら

別れることはなかった

説明

ないちゃんはずっと謝っていた

その姿は、とても悲しそうだった

説明

何で笑ってんだよ

ほんとムカつく…

話しかけんな

顔も見たくない

触んな

“浮気者”

この夢は何回見たんだろう

もうｯ怖い…辛い