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#こさめ
ことみ
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コメント
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読了〜!!🌸✨ こさめちゃんがらんくんと同じ制服で「らんくんと一緒の高校!」って言うシーン、もう胸熱すぎて泣きそうになったよ😭💕 兄弟みんなで入学式に来て、職員室でのらんくんの顧問への鋭い言葉も痺れた…!「他人の期待に応えるために生きてない」って断言するとこ、かっこよすぎんか!? なつくんがらんくんの担当医って改めて知って、二人の距離感にまたときめいた♡ こさめちゃんを守るらんくんの優しさも尊すぎる…続きが気になりすぎるよ〜!!📚✨
本日は4月6日。昨日始業式があり、今日から通常授業が始まる。
らん はいつも通りに部屋で長期管理薬を摂取して洗面所でうがいを済ませてから朝食を取り終え、部屋に戻って制服に着替えてスクバの中身を確認して準備完了。
寝る前にサイドテーブルに置いておく発作治療薬もこの時に鞄の中に仕舞っている。
玄関で靴を履きスクバを肩に掛けて玄関の鍵に手を伸ばした所で思い切り腕を引っ張られた。
なつ
らん
生徒会役員が決まるまでは、前年の生徒会が仕事をするので早めに出ようとした所で、何故かスーツ姿の なつ に引き留められた。
らん
なつ
らん
なつ
らん
確かに始業式の次の日に入学式が行われる場所が多いだろう。
つまりは なつ は こさめ の入学式に行くと言う訳だ。
すち
なつ
こさめ
そう言えば こさめ の学校を制服を見て当てるとか言う話になっていた事を思い出した。
まぁ、生徒会の仕事は遅れて行ったとしても問題は無い。
そこまで仕事量がある訳でもないし。
わらわらと集まって来た兄弟の中、こさめ を見て、らん はパチリと瞬いた。
こさめ
こさめ の着ている制服は見覚えがある。と言うか、見覚えが無い訳が無い。
らん
こさめ
こさめ
こさめ の中学は男女ともにセーラーだったので、今のブレザーはあまり見ない……と言うか、初めて見た。
らん
こさめ
因みに中学校なのだが、上四人は学力の高い場所に通い、らん は電車で少し遠い中学校に通い、こさめ は近場の中学校に通っていたので、それぞれで中学の制服が違った。
らん
らん
こさめ
らん
らん
こさめ
頬を膨らませる こさめ を見て、若干申し訳無さを感じて頭を撫でる。
らん
こさめ
こさめ
らん
こさめ
すち
え…?と混乱している間に全員靴を履いて玄関を出る。
長男である すち が鍵を掛けて全員で駅まで歩き始めた。
桃水高校で入学式が始まるのは8時半で丁度二年と三年はHRが始まる時間だ。
今の時間は7時半を少し過ぎた頃。
らん と同じ時間に全員が出たのは、病弱体質について教師と話す事が決まっていたかららしい。
そのため、生徒会室に行く前に五人を職員室へと案内をした。
らん
らん
教師
響
入学式もあるし、通常授業もあるし、と言う所でかなり職員室はバタバタとしている。
返事をしたのは生徒会顧問の先生。
タブレットを片手に近付いて来た顧問と六奏兄弟が自己紹介を行う。
響
らん
らん が付いていく意味とは?
と考えながらも頷けば顧問が職員室を出て歩き始めるので後を追いかければ こさめ たちも後をついて来る。
響
らん
らん
顧問が持っていたタブレットを渡してくるので受け取ってチラリと中身を確認すれば、顔を顰めたくなったものの請け負う事にした。
トントンと確認しながら顧問の後を追いかけて辿り着いたのは生徒会室。
マジかよ、と思いながらも顧問の後を追いかけ中に入る。
ないこ
ないこ
響
ないこ
ないこ
遅れて生徒会室に入って来た こさめ たちを見て、一度自己紹介をし合っている ないこ も大層驚いた様子を見せる。
らん
響
らん
いふ
響
生徒会室は応接室ではない。
だが、無駄に広くテーブルがど真ん中にあって椅子も多いので丁度良くもある。
ないこ
らん
ないこ
らん
勝手に噂したければすれば良い、とため息を吐いてスクバをテーブルに置いて定位置に座り、本格的にタブレットに向き直った。
響
こさめ の病弱体質だけでは無く、他愛も無い話もしていたので30分程時間が立っていた。
生徒会の面々はそれをBGMにして淡々と仕事を熟していく。
らん は先ほど顧問に投げられた仕事を纏め終えて一息吐く。
いふ が淹れてくれたお茶を一口飲みこんでソファに座る面々を見れば、会話が一旦中断されて各々が水分補給をしていた。
ないこ
らん
悠佑
らん
ないこ
ないこ
らん
ないこ
桃水高校の生徒会役員は立候補では無く、生徒と教師が投票をして、投票数の多い者に決定される。
桃水高校の生徒と教師は共通のアプリを持っておりそこから投票をする形だ。
ちなみに、生徒会の仕事もここに集結される事が多い。
掲示板に匿名で学校方針提案が出たりするのだ。
らん
響
らん
響
らん
ただ一人から答えを貰ったってソレが全世界の人々の答えになる訳では無いけれど…。
響
らん
響
響
“必要”。“基盤”。“重要”。立ち上がりながらスクバを肩に掛けタブレットを手に持ち顧問に近付く。
らん
響
らん
響
らん
らん
らん
タブレットを顧問の膝の上に置き、そうして見下ろす。
らん
らん
響
らん
らん
らん
らん
中学の頃だってそうだ。ただただ、兄弟に認めて欲しかったから頑張っていただけの事。
他者の期待に答えるためにやった事では無かった。それは今もそう。
らん
らん
らん
響
顧問の乾いた笑いを背に受け、生徒会室を後にした。
生徒会室を去って行った らん の背を見送り、颯真おじさん と呼ばれた教師に視線を戻す。
知り合い…だったのだろうか…?
響
すち
響
すち
響
響
知らなかった。両親に幼馴染が居た事も、らん がその人と知り合っていた事も。
響
いるま
響
響
響
いるま
小児科医ではあったが、父も医者だったからだろうか、なつ たちも幼い頃から母の病弱さを間近で見ていたから医者になるためにずっと勉強ばかりしていた。
響
響
響
なつ
響
響
すち
父から見てもそう感じたと言う事は、らん が感じたものはもっと重たく暗いものだろう。
兄弟が居るのに兄弟と言う関係性にはなれない。
響
なつ
響
すち
未だに不調を言わないし、我儘を言わないし、強請ることもない。
…いや、なつ とキスする事に置いては割と強請るのだが…それは置いておき。
ないこ
響
響
いるま
響
なつ
響
響
響
こさめ
片付けろー!と生徒会だろう面々がファイルやら資料やらを片付ける様子をBGMにしながら終わっていなかった話を進める。
響
こさめ
響
響
響
こさめ
こさめ
話は終了し、こさめ は教室へ、兄たちは受付を済ませるために別行動する事になり、ないこ たちが こさめ を教室に送り届けてくれる事になった。
次の授業の準備を済ませて窓の外を眺める。
入学式を終えた一年生が親と一緒に帰っていく様子が丸見えだ。
不意に廊下の方が騒がしくなりそちらを振り返る。
何だか人だかりが……待って、何で?
女子生徒に囲まれる頭一個、二個分程飛びぬけている奴らを見つけて遠い目をしてしまったのは仕方ない。
立ち上がって教室の扉に近付き、パンパン、と掌を叩けば、一瞬にして静かになった。
らん
ニコリと微笑んでそう声を掛ければ、らん に対して道を作る様にして女子生徒たちが離れる。
なつ
らん
らん
らん
らん
なつ
なつ
らん
なつ
らん
なつ
らん
要は、らん が保健室に案内しろ、と言う事だ。
あの人本当にやってるわ。
らん
すち
すち はまだ理解出来る。 家の中で最年長なので。
いるま
いるま も納得がいく。
なつ
まぁ、これも納得がいくか……?
みこと
みこと
みこと に関しては無理があるだろ……。
らん
らん
なつ
らん
額を押えて深々としたため息を吐く。
案内するなら早くしないと次の授業が始まってしまう。
らん
なつ
らん
なつ
らん
らん
みこと
みこと
正直診断されてからずっと近距離は持ち歩いていなくて“もしも”が起きて居なかったので危機感も何も無い。
なつ
ないこ
なつ
なつ
らん
シュバッ、と教室から出て来た ないこ から吸入器を受け取りポケットに突っ込む。
そうして突然囲まれて委縮してしまっていたらしい、兄たちに守られていた こさめ の腕を引っ張った。
こさめ
らん
こさめ
らん
いるま
らん
らん
らん
こさめ
手を引けば、腕に抱き着いて来た こさめ と共に歩き始める。
らん
女子生徒
小さく悲鳴を上げた女子生徒たちが瞬時に自分の教室へと帰って行った事によって廊下は静まり返った。
全ての授業が終わり教科書とノート諸々全てを鞄に片づけていく。
ないこ
らん
ないこ
まぁ、確かに自分のクラスでも噂されているのは聞こえているけれど。
ないこ
らん
ないこ
そう言われてみれば確かに言っていなかった様な気もする。
まぁわざわざ言う必要も無い事だし。
ないこ
らん
ないこ
らん
らん
ないこ
一つ病気になればたちまちそれが重症化する。
それが らん と こさめ だ。
確かに こさめ の方が酷かっただろうが、幼稚園児の頃は らん も相当に酷かったと思う。
らん
ないこ
悠佑
ないこ
慌てて片付けをしている ないこ に、教室まで迎えに来た 悠祐 が呆れた様に笑っていた。