楓
山白未飴
おじ(叔父)
芽依
楓
翌日の放課後 (ー未飴 視点ー)
山白未飴
爽人
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
山白未飴
…前から違和感は感じていた。でもー今日隙間時間に自分のスマホをいじってみて…調べてみて、やっと気付いた。
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
夕焼けに染まる空を見上げながら、私はポツリポツリと話し始めた。
ー事情説明中ー
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
スッ
おじの目の前に、私は自分のスマホを差し出す。
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
山白未飴
実母の 山白優菜 お母様。
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
ぽち
私はスマホに仕掛けられていた監視アプリを指で押す。
すると画面は、フランスの屋敷へと変わった。
杏
山白優菜
杏
山白優菜
杏
オホホホホ…
オホホホホ…
オホホホホホホ!!
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
おじ(叔父)
山白未飴
ーその日の夜。
未飴は自身の長い髪を留めていたピン留めを外していた。
ピン留めはリボンの形をしており、一見何の変哲も無いように見える。
しかしー。
パカッ
未飴が両手で髪留めを開けば、中が蓋のようになっていた。
そしてそこには縦に半分、横にも半分折られた紙が1枚、入っていた。
未飴がゆっくりとそれを開くとー。
『IQ値 測定不能 999+ IQ所持者 山白 未飴殿』
白くて長細い紙には、それだけが、英語で書かれていた。
そう、未飴は実は、何年も前に自分のIQ値を測っていた。 …知っていたのだ、自分の脳が規格外であると。
山白未飴
山白未飴
未飴は大きな鼾(いびき)をかいている叔父へ、自分の言葉が聞こえていない叔父へ囁いたー。
おじ(叔父)
山白未飴
パチン、という電気の音に紛らわし、ピン留めの蓋を閉める。
こうして、秘密を抱えた未飴の夜は更けていくのだった…
週末 ー芽依 視点ー
芽依
山白未飴
こんにちは、私は芽依! 今日は友達の1人、未飴ちゃんとお買い物に来ています!!
山白未飴
芽依
未飴ちゃんは、本当に可愛い子。今この瞬間にも、自分がナンパ集団に狙われてるなんて気付かない鈍いとこもあるけど(そこも可愛い)。 彼女のことは、私が守り抜くって決めてるんだ…!
山白未飴
芽依
ー早く行くよ、と未飴ちゃんの手を取って次の店まで走り出す。
山白未飴
芽依
山白未飴
"芽依ちゃん"
と彼女に呼ばれる度に、心臓が跳ねること。
その動作にいちいちきゅんとすること。
ー私が未飴ちゃんのことを"恋愛対象"として好きなこと。
このことだけは、未飴ちゃんには内緒ー。
これは私が友達への想いを隠す物語でもある。
続く…
芽依
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