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君との明日

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君との明日

1 - 第1話 悲しみ

♥

4

2024年03月01日

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神代 哲

はあ…はあ

目が覚めると俺は病室に居た

てっちゃん…!

母は涙目になりながら僕の手を優しく握った

神代 優

兄ちゃん!やっと目が覚めたんや

神代 優

部活やってる最中に体育館で倒れたんやよ

コンコンコン

医師

良かった…哲くん無事だったんだね

医師

少しお母さんお話が、

医師の顔が曇った

わかりました、

医師と母は病室を出た

神代 優

兄ちゃんさ、最近元気なかったやろ?

神代 哲

え?

神代 優

家族にはわかるでそんなこと

神代 優

母さんと話しとったんよ。兄ちゃん最近元気ないねって

顧問

えーじゃあ、スタメンを発表する

俺は小さい頃からスポーツには自信があった。

顧問

石塚

顧問

相原

次々と先輩達が呼ばれていく

俺は1年のため3年生最後の総体に出れるわけが無いと諦めていた

顧問

では最後に

顧問

神代

神代 哲

えっ

顧問

1年でわからないことだらけだと思うが、このメンツで行くから

顧問

神代には色々と教えてやれよ

俺は何が起こったか頭が真っ白だった

先輩達

なんであいつが選ばれるんだよ

先輩たちの影から聞こえてくる声が俺の耳に入ってきた

次の日から俺はいじめを受けるようになった

先輩達

おいお前俺たちの分の水筒にアクエリ入れとけよ

神代 哲

え、でもこれは係が

先輩達

うるせえよ

先輩達

関係ねえだろ

日に日に経つにつれていじめはエスカレートしていった

神代 哲

痛って、

先輩達

あ、ごめんごめん笑笑

先輩達

間違えちゃった〜〜

先輩達は俺にバスケットボールを投げてきたり、足をひっかけてきたりする

それを見ていた後輩たちは何も言わない

神代 哲

(なんで俺だけ、)

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