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おかしい
最近、胎動が前に比べて明らかに減っとる
喋りかけても、ほんのちょっとしか反応してくれへん、、、病院、行くべきなんかな、、、?
保科 宗四郎
鳴海 弦
保科 宗四郎
保科 宗四郎
鳴海 弦
保科 宗四郎
誰かに相談した方がええのはわかっとる
けど、怖いねん。 捨てられたらどないしよって
鳴海 弦
保科 宗四郎
鳴海 弦
鳴海 弦
がちゃん(鳴海が部屋を出る)
ただ腹の中で寝とるだけかもしれん。 せやから、もう少しだけ待ってみてもええのかもしれんな
保科 宗四郎
それから、日が経つ事に体調悪い日がどんどん増えていった
何をしても気持ち悪くて、トイレの中で過ごす時間の方が多いくらいになった
保科 宗四郎
保科 宗四郎
病院、、、行かなんなぁ
病院
BL大好き医者
保科 宗四郎
数十分後
BL大好き医者
保科 宗四郎
保科 宗四郎
不思議と涙は出んかった
胸の奥そこを何かに刺されたような感覚に襲われたが、それが何なのかも自分では分からなかった。
いや、分かろうとしなかった
初めて授かれた命。 それを自分の腹の中で殺してしまった
この腹にいた子がもし生まれていたのなら、どれだけ幸せにしてやれたのか。どんな家庭を築いていたのか。
それを考えたところで、何も思い浮かばなかった
まるで、そんな未来は元から存在しなかったかのように
保科 宗四郎
保科 宗四郎
保科 宗四郎
保科 宗四郎
もっと早くに病院に行っていれば、こんなことにはならなかったのかもしれない。
そんな思いばかりが頭の中を埋め尽くす
保科 宗四郎
保科 宗四郎
保科 宗四郎
保科は、もう何も入っていない腹を撫でて、煙草を口に加える
鳴海が帰ってきた頃には、保科は既に冷たくなっていた
鳴海 弦
最愛の妻が我が子を亡くして苦しんでいたのに、自分は任務に駆り出されていたのだ
鳴海 弦
鳴海 弦
鳴海 弦
鳴海 弦
鳴海はそう口にしたあと、保科の周りに落ちていた、麻薬と毒の入った煙草を吸い、目を閉じる
TEL
長谷川
亜白ミナ
亜白ミナ
長谷川
亜白が保科と鳴海の元へ着いた時にはもう2人とも息を引き取っており、毒を煽って死んだとは思えないほど綺麗な顔をして、鳴海が保科の腹に手を添えて抱きしめる形で亡くなっていた
亜白ミナ
長谷川
長谷川
亜白ミナ
そう電話越しに話す2人の声は、涙ぐんでいるように聞こえた
お寺さん
亜白ミナ
長谷川
長谷川
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
亜白ミナ
亜白ミナ
長谷川
END